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2010年1月

2010年1月31日 (日)

TARKUS for orchestra

Tarkusw

 ・・・完成。

 Dedicated to Mr.Keith Emerson

2010年1月29日 (金)

最終チェック

Tarkuss スコアの最終チェック…ということでチェック箇所に6色の付箋(Post-it)を貼っていったら・・・
 結局すべてのページに貼る羽目に。

 これでは全然意味がない・・・(><)

2010年1月28日 (木)

iPad

Ipada_2 Appleが新しいタブレット型コンピュータ「iPad」を発表した。

 どんな形状になるのか発表前から興味津々だったのだが、一見すると、画面が10インチ(正確には9.7インチ)になったiPod & iPhone、あるいはMac Book Airのモニタ部分だけ取り外してタッチパネル化した一枚型パソコン…といったところ。

 もちろんWiFiや3Gと接続してiPhoneレベルのことはすべて出来る(電話になるかどうかは不明)ほか、薄さ13ミリ重さ680グラムでちょうど本を開いたサイズであることから、電子書籍(iBook)などの端末としても有効らしい。

 音楽をやっている身からすると、一枚のパネル型になったことで「ピアノの譜面台に載せられる!」というのが第一印象。
 ピアノを弾きながらの音符入力や、譜めくりいらずのパート譜…なんかも出来そうだし、文字用にも音楽用(鍵盤)にも変わる「携帯キイボード」としてもなかなか魅力的。

 一枚型な分、置き方や持ち方に関してはちょっと不安だが、早くもドック型のキイボードとかスタンドを兼ねたカバーとかも登場しているようで、新しい使い方がどんどん開発されそう。

2010年1月27日 (水)

消える魔球

Finalebug Finale2010で作業中、突然「逆L型」の白い帯が現れて楽譜を消してしまうことがしばし。

 クリックすればすぐ消えて元に戻るのだが、書いている音符を狙いすましたかのようにその周辺が消えるので、何となく「いやがらせ」っぽい感じがする。

 何だろう、これは?

 こき使われることに何か不満があるのかね、キミ?

2010年1月26日 (火)

Yの悲劇

Photo なんでまたタルカスをやろうと思い付いたんですか?
 …とマネージャーに問い詰められる。

 いや、それは…… 
 そこにタルカスがあったから…

2010年1月23日 (土)

鳥たちの時代&夢あわせ夢たがえ

123a 午後、「鳥たちの時代」が演奏される東京シティフィルの定期(指揮:藤岡幸夫)を聴きに、錦糸町のティアラこうとうへ。

 シティフィルを聴くのは一昨年の「鳥は静かに」以来だが、冒頭演奏されたヴォーン・ウィリアムス「タリスの主題による幻想曲」の弦の美しい響きに心洗われる。霧にまみれたイギリスの田園の景色が目の前に広がって、涙が出そうになった。

 続いて演奏された拙作は、なにしろ24年前(33歳)の作品なので、やたらと初々しい(笑)。指揮者が数字のキューを出したり、アドリブだらけのきらきらサウンドがちりばめられているあたりに〈現代音楽クラスター派〉の頃の残滓があって忸怩たるものが少し。でも、拍手を受けてぬけぬけと舞台に上がる。

      *

123b コンサート後半は失礼して、今度は「夢あわせ夢たがえ」が演奏される日本音楽集団定期演奏会(二十絃箏の40年/過去と未来)を聴きに、千駄ヶ谷の津田ホールへ駆け付ける。

 二十絃の「育ての母」である吉村七重さんが、楽器と曲の40年の歴史を俯瞰する一夜。拙作は12年前(1998年)に書いた作品の邦楽アンサンブル版(原曲は二十絃&クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)。

 舞台に楽器(二十絃独奏、笙、横笛、尺八2、箏2、打楽器)が並んだ時、一瞬「え?こんな編成で曲書いたっけ??」と頭が真っ白になるも、聴いているうちに「ああ、書いた、書いた」と思い出す(笑)

 こちらも後半は失礼してそそくさと会場をあとにし・・・気付いてみると、2つもコンサートに行って誰ともろくに話していない。
 ものを作る人間は「知的障害のない自閉症」だと誰かが言っていたけれど、確かに人づきあいの悪さはますますひどくなっている気が。

 さて、スコアの続きを書かなくては・・・

2010年1月20日 (水)

遅春パーティ

Okura 都内ホテルでジャパンアーツの新春パーティ。

 音楽関係者のどなたからも「不況で…」という愚痴が漏れるので、挨拶でひとこと。
「作曲家は不況に強いですよ。なにしろ、景気が良くたってお金もらえたことありませんし、CDが売れないのも、コンサートにお客が来ないのも慣れっこですから(笑)」

「でも、そんな作曲家が100年200年も前に書いた作品で、ここにいらっしゃる皆さんが食べているわけで…」

N 3月に「アメリカRemix」を初演するピアニスト中野翔太氏とも打ち合わせ。→

 しかし、これは完全に「孫の宿題を見ているお爺ちゃん」の図だな(++;)

2010年1月19日 (火)

FMシンフォニーコンサート2月分収録

Fmsymq NHK406スタジオで「FMシンフォニーコンサート」2月分2本の収録。

 今回は2月7日(日)と14日(日)放送分で、ミョンフン指揮東京フィルによるブラームスの交響曲全4曲。7日が第1番と第2番、14日が第3番と第4番&大学祝典序曲。

 ブラームスの時代というと日本なら明治初期。第1番2番あたりだと西南戦争(1877)の頃か。
Brahms 時代は近代に向かって走り出している。それは分かっているのだけれど、古き良き時代の武士の意気を捨てきれない。そんな時代との齟齬が彼の交響曲には詰まっている。

 そう思って改めて見ると、ブラームス先生の髭は、かなり明治っぽい…。

2010年1月18日 (月)

タルカス vs ラミパス

Akko_2 マネージャー(女性)が「タルカス」のことをメールで何度も「タスカス」と書いてくるので、「間違えないように。タカス…です」と注意したところ…

 「はい。タルカス、タルカス、ルルルルル…」

 …という呪文のような返信が。



 このネタが分かるのはX歳以上!

2010年1月16日 (土)

アクアタルカス

Tarkusr 昨年夏からジタバタしていた「タルカス」オーケストラ版のスコアが、最後の章の〈アクアタルカス〉からコーダに到達して、ようやく全線貫通。

 構想(よせばいいのにバカなこと思いついて)から1年。まさに独り手探りで海底トンネルでも掘っているような気分・・・長かった・・・
 あとは、最終的な道路整備がいろいろ残っているものの、今月中には何とか全線開通の見込み。

 仕上がったスコアはK.エマーソン氏にも送る予定。初披露のコンサートの詳細はこちら

 まじめなクラシック(特に現代音楽)ファンからは黙殺必至(というより意味不明)の愚挙かも知れないが、これも「交響曲を書きたい…」というのと並ぶ生涯の夢の一つだったので、これでもう思い残すことなく・・・・


 ・・・・次の曲が書ける。 

2010年1月15日 (金)

Woods, Hindemith, Creston, Yoshimatsu

Mleczko 偶然見つけたポーランドの女性サクソフォン奏者Alina Mleczkoによる新譜

 フィル・ウッズ、ヒンデミット、クレストンと並んで拙作「ファジーバード・ソナタ」が収録されている。
 あのモコモコ鳥、ポーランドまで行ってるのか・・・・

2010年1月14日 (木)

交響曲第1番ふたたび

Sgouch 2年ほど前にブログで紹介した佐村河内守(さむらごうち・まもる。1963〜)氏の「交響曲第1番」の音を耳にする機会があった。

 昨年夏に広島で行われた世界初演コンサートの映像で、全3楽章のうち第1・3楽章のみの抜粋版というが、それでも42分ほどある。(全曲は70分を超えるのだそうだ)
 延々と圧倒的な音響の洪水が続く大曲だが、すべての聴き手を巻き込む魅力に富むと同時に見事に設計された傑作だと確信する。

 音楽のタイプとしては、後期ロマン派から近代あたりまでのハイブリッド。チャイコフスキー・マーラー・ニールセンなどなどのオーケストレイションのツボをよく研究吸収していて、とにかく良く鳴る。様々な楽想が出て来るが一本芯が通っているのでごった煮感はなく、不協和音も出て来るがマーラー止まりで、クラシック音楽初心者の耳にもすんなり受け入れられる。そのあたりは、ゲーム音楽の世界で培った絶妙なバランス感覚だろうか。

 こういう音楽を書くと必ず「古い」とか「退嬰的」と批判する人が出て来るのがお約束だが、この曲に後ろ向きな脆弱さは皆無。ロマンティックな甘さはなく、とことんアグレッシヴで、どこまでもシリアス。そのあたりは日本人離れしていて、社会主義リアリズムの時代のソヴィエトの作曲家の作品…と言われたら信じてしまいそうになる。息の長さ、規模の大きさ、音楽の求心力などを含めて、日本人が書いた最高の交響曲のひとつだろう。

 こういう才能が、現代音楽の傾向に呆れてクラシック音楽界を見限ってしまったのが20世紀最大の不幸…というのは数日前に愚痴ったが、この曲、4月に東京(初演時と同じ抜粋版)、8月に京都(全曲初演)で再演されるとのこと。世の中まだまだ捨てたもんじゃない。

 ちなみに、広島での初演の様子はここで視聴できる。
 

2010年1月12日 (火)

新トラックボール&新成人

Trackball 気分転換にトラックボール(Kensington SlimBlade)を新調する。

 普通に原稿やメールを書くぶんにはマウスやタッチパッドで充分なのだが、音楽制作では結構あちこちにカーソルやポインタを走らせなければならないので、昔からトラックボール派。
 なるべくボールが大きくて、本体はいくぶん重量がある方が使いやすい。

 というわけで今回は、シンプルなデザインに惹かれての衝動買い。

       *

 …などと昨日、何も知らずに電気店巡りに街に出て、妙な雰囲気で初めて「休日(成人の日)」であることを知る。

 成人の日と言ったら「1月15日」…と刷り込まれている世代にとっては、どうも「1月の第2月曜日」というのが納得いかないのだが、まあ、それはいいとして…

Kurai それより何より、どうしてテレビでは毎年「こんなのが〈成人〉じゃあ日本もおしまいだ」というような(荒れる成人式…風の)絵をわざわざ選りに選って流すのだろう。

 二十歳でしっかりした子は幾らでもいるし、ほとんどは真面目な子ばかりのはずなのに、何か日本の未来をおとしめる陰謀が進行しているのだろうか?

2010年1月10日 (日)

クラシック音楽の新しいレパートリーを考える

Scoresw Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」更新。今回は、「クラシック音楽の新しいレパートリーを考える 」。

 先の事業仕分けに対して、音楽家から「文化芸術への助成金を減らすな!」という抗議の声が上がったとき、ふと漏れ聞いた一般市民のきつい一言。

 ・・・「芸術」って言い張ればお金をねだれるなんて、ぬるい世界ですよね。

 それを聞いて、30年ほど前に私が「調性の復権」を主唱して作品を発表した時、現代音楽界の大先生に言われた言葉を思い出した。

 ・・・聴衆に媚びやがって。

 芸術というのは、賛美の声の中で育つのではなく、ほとんどの場合、罵声の中を進むのだな。たぶん。

2010年1月 8日 (金)

一日休日…海を見に行く

01 一日だけ休憩。妹の墓参りをかねて海を見に行く。

 東京から電車でわずか1時間ほどの別世界。天気は良く、何となく春の陽気。正月休みも終わった中途半端な平日とあって、人も少なく、ちょうど良い気分転換に。

 こういう気ままな散策が出来るのが、自由業の唯一の特権か。ただし、休んだ際の生活の保障はないので、念のため。

02 途中、この冬の最中になぜかチューリップが咲き乱れている一角があったので、引き寄せられる。「真っ赤なチューリップ」なんて見るのは、小学生の時以来かも知れない。

 とは言え、一日だけ海を眺めたくらいじゃ、年を越えて煮詰まりきった頭は治りそうもないけれど……

2010年1月 4日 (月)

初仕事& Finale 2010その後

America2010c ピアノ・コンチェルト版「アメリカ Remix」ようやく仕上がる。
 145ページのスコア(A4:73枚)というのは、手持ちの中型ホチキス(3号針)で綴じられる厚さの限界らしく、製本にひと苦労。

 それでも何とかスコアデータ(Finale & PDF)をNHKビジネスクリエイト(写譜屋さん)にメール添付&宅ファイル便で送って、まずは今年初仕事ひとつ終了。
 …とは言っても、本来は昨年暮れに〆切の仕事が年を越しただけなので、休む暇もなく、もう一本、「タルカス」のスコアの最終作成にかからねばならず。文字通りのビンボー暇なし。

 こちらは、なんとか今月いっぱいくらいに仕上げる予定。コンサートの詳細はこちら

       *

 ところで、昨年暮れに「半年ほどしたらアップデータが出ることだろう」と皮肉を言ったFinale2010だが、年末28日に早くも最初のアップデータ2010b.r1 for Macが登場した。

 幾つかの細かいバグ修正と併せて認証問題もクリアされているようで、Mac Pro、MacBook(共にOS10.6.2)2台で無事作業が出来るようになった。 (メーカーの素早い対応に拍手!)

 さしあたり現在進行中のスコアは2009で作成し、次の作品から2010に移行の予定。ひとまず…良かった。

2010年1月 1日 (金)

謹賀新年

2010n

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