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2010年1月23日 (土)

鳥たちの時代&夢あわせ夢たがえ

123a 午後、「鳥たちの時代」が演奏される東京シティフィルの定期(指揮:藤岡幸夫)を聴きに、錦糸町のティアラこうとうへ。

 シティフィルを聴くのは一昨年の「鳥は静かに」以来だが、冒頭演奏されたヴォーン・ウィリアムス「タリスの主題による幻想曲」の弦の美しい響きに心洗われる。霧にまみれたイギリスの田園の景色が目の前に広がって、涙が出そうになった。

 続いて演奏された拙作は、なにしろ24年前(33歳)の作品なので、やたらと初々しい(笑)。指揮者が数字のキューを出したり、アドリブだらけのきらきらサウンドがちりばめられているあたりに〈現代音楽クラスター派〉の頃の残滓があって忸怩たるものが少し。でも、拍手を受けてぬけぬけと舞台に上がる。

      *

123b コンサート後半は失礼して、今度は「夢あわせ夢たがえ」が演奏される日本音楽集団定期演奏会(二十絃箏の40年/過去と未来)を聴きに、千駄ヶ谷の津田ホールへ駆け付ける。

 二十絃の「育ての母」である吉村七重さんが、楽器と曲の40年の歴史を俯瞰する一夜。拙作は12年前(1998年)に書いた作品の邦楽アンサンブル版(原曲は二十絃&クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)。

 舞台に楽器(二十絃独奏、笙、横笛、尺八2、箏2、打楽器)が並んだ時、一瞬「え?こんな編成で曲書いたっけ??」と頭が真っ白になるも、聴いているうちに「ああ、書いた、書いた」と思い出す(笑)

 こちらも後半は失礼してそそくさと会場をあとにし・・・気付いてみると、2つもコンサートに行って誰ともろくに話していない。
 ものを作る人間は「知的障害のない自閉症」だと誰かが言っていたけれど、確かに人づきあいの悪さはますますひどくなっている気が。

 さて、スコアの続きを書かなくては・・・

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コメント

タクシーでお帰りがけにご挨拶できて光栄でした。
タルカスは本当に楽しみにしています。

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