東京フィルの「新・音楽の未来遺産」コンサート無事終了。
中野翔太くんのピアノによる「アメリカremix」は颯爽と天馬空を駆けるごとく疾走し、BUGAKUも圧倒的な夢幻サウンドで聴かせ、タルカスは(東京フィル渾身の熱演による)とどめの大爆走。言うことなし。
思い起こせば構想2年「タルカスって何? アメリカをオーケストラでってどういうこと?」という完全アウェイな状況から始まり、クラシック業界からは完全無視され、直前まで編曲許可が下りるかどうかも分からず、チケット初動100枚からのどん底スタートで、よくここまでこぎ着けたもの。
タルカスが「懐かしの青春」だったという方も、プログレなど初めてという若い方も、BUGAKUは33歳の黛敏郎氏、タルカスは26歳のK.エマーソン氏が「我ここにあり!」という覇気に満ちて書いた青春の音楽であることを感じていただけたことと思う。
私にとっても、これはすべて青春の音楽で、それをひとつのステージに乗せたい…という長年の夢がかなった素晴らしい一日になった。もうこれで思い残すことは・・・・・・・まだちょっと(^^;)
終演後、関係者で打ち上げ。
キース・エマーソン氏から国際電話。ワタシ、英語シャベレマセンノデよく分かりませんが「大成功でした」とお伝えしました。
熱き演奏を聴かせてくれたマエストロ:藤岡幸夫氏、コンサートマスターの荒井英治氏、東京フィルの方々、そして今回、温かいバックアップをいただいたプログレ・マニアの方々に心から感謝。
追記:本日の演奏はNHK-FMシンフォニー・コンサートで収録したので、後日放送(私が解説するかも(~~;)の予定。またコロムビアからCDも(早ければ夏頃までには)発売の予定。乞うご期待。