サマー・ウォーズ&ハルシオン・ランチ
「サマー・ウォーズ」(監督:細田守)は、先日の日本アカデミー賞で最優秀アニメ作品賞を取った作品。この監督の前作「時をかける少女」も良かったので期待してDVDを入手。
高校生の主人公(♂)が、夏休みに先輩(♀)に連れられて田舎の大家族の旧家を訪れる…という日本の田園風景を背景にしたラブコメみたいな設定から、あれよあれよとインターネットの世界に話が広がり、いつの間にか世界の終わりを主人公と田舎の家族が力を合わせて救うことになる…というばかばかしいまでに暴走するイマジネーションが圧倒的。
「ハルシオン・ランチ」(作:沙村広明)の方は、一見シリアスな筆致で描かれたシュール&ブラックなSFギャグまんが。職を失って浮浪者になりかけの四十男が、どんなものでも(機械でも人間でも)食べて異化してしまう無口な宇宙人の美少女に出会い…という展開は、図柄を変えればそのまま完全に吾妻ひでお師の世界。これもばかばかしいまでに暴走するイマジネーションが……って、結局イマジネーションの暴走が好きなだけのような気も…(^^)。
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