ゲゲゲの女房
最近、NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」にはまっている。毎週土曜日にBS2で一週間分まとめて再放送するのを録画して見ているのだが、第1回めから欠かさず見ている朝の連ドラというのは、これが初めて。
理由はもちろん水木しげるセンセのファンだからだが、戦後の貧乏話というのが(ヴィヨンの妻もそうだったが)好きなこともあるのかも知れない。
売れない漫画家で貧乏暮らし。(俳優の美男美女ぶりはちょっとイメージが違うけれど)前回の「お金はなくても、私、毎日笑って暮らしてますよ」という奥さんのセリフには泣いた。
ただ、私たちは国民的漫画家としての水木センセの成功を知っているわけで、これは忠臣蔵と同じなのだろうな。大願成就の未来を知っているからこそ見られる「苦しい過去」。逆に、悲惨であればあるほど「今に見ててごらん」という未来の光が後に透けて見える。
だから、戦後から高度成長期を生きた父の世代を、時々羨ましく思うことがある。戦争と貧乏というどん底からバブルという頂点まで昇りつめ、かなり胡散臭い才能でも勢い次第でのし上がれて至高の高揚感を味わったという点で。(私も東京オリンピックから大阪万博を体験した世代だが、おこぼれは無し…)
今の若い人は、50年後に「苦しかったけど、楽しかった」と言える現在を生きられているのだろうか?
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私も!宮崎あおいチャン主演(←も戦前~戦後モノ)以来久しぶりに、
NHK朝ドラにハマっています。
吉松先生が・・・と、ちょっと意外な気もしましたが
「ものづくり」をする人のお話しということでは共感できるのでしょうね。
今週はお金の為に意にそぐわないモノを書いたりしているし。。。
そう!戦記ものの友の会の看板騒動では笑ってしまいました~
この点は現在も昔も変わらないようです。
投稿: ぱゆ | 2010年5月26日 (水) 09:17