今回は大量の「本」や「楽譜」を持参せず、鞄の中にiPad(+MacBook)だけを詰め込んでの夏休み。
まずは、ホテルのLAN回線に「AirMacExpress」を繋いで部屋を無線環境にし、ネットへの接続、メールの送受信共に問題なし。
本は「i文庫HD」と「eBook」で読む。どんな本でも…というわけにはいかないが、自炊してある愛読書のほか推理小説やコミックスなどかなり大量の作品が読める。新聞は「産経新聞HD」が毎朝更新される(チリ炭鉱のニュースは号外が出ていた)。
思い付いた楽想は「Pocket Piano」で弾いてみて「FastFinga」にメモ。原稿のアイデアや雑感などは「瞬間日記」へ。
自作のスコア(PDF)は「forScore」に最新の20曲ほどが入っているので、メールで確認や校正が来た時は(仕事場の楽譜棚をひっくり返さなくても)対処できるし、主だった作曲家たち(シベリウスやベートーヴェンなど)のスコアも「i文庫HD」に30冊(外付けの携帯HDに100冊)ほど収納。
ただし、共に大きな容量のスコアになると、突然ページがめくれなくなったり不安定になるのが玉に瑕。ピアノ曲などは問題ないが、容量が20〜30MBあたり(ブルックナー、マーラークラスの交響曲)を超えると動きが鈍くなり、フリーズしてしまう。iPadのRAMが256MBと少なめのせいらしい。
夏休みに寝転んで読むには良いが、コンサート本番で紙の楽譜の代わりに使うのは、まだまだ危険が大きすぎる。iPadを指揮台に載せて指揮してみようなどと考えている方はご注意を!