夢あわせ@101studio
NHK101スタジオにて「夢あわせ夢たがえ」(邦楽版)収録。
二十絃箏(吉村七重)、笛、尺八2、笙、十三絃、十七絃、打楽器…という8人編成で、全5章のうち中の3章(木の夢・雲の夢・火の夢)の抜粋。
この曲、もともとは二十絃箏と洋楽器(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)のために書いた曲なのだが、吉村七重さんからの「邦楽器だけで出来ないかしらん?」という依頼で、この編成になったもの。
ところが、この編成で聴くと、誰も元が洋楽器だとは信じられない(作曲者当人も)。そのあたりが、実に音楽の面白いところ(…というのか、私の曲のいい加減なところ…というのか (^ ^;)
ちなみに、この曲には、二十絃箏と室内オーケストラによるヴァージョンもあって、これも「オーケストラと出来ないかしらん?」という依頼で書き直したもの。まだドイツでしか演奏していないが、個人的にはそれも結構気に入っていたりする。
音楽は、一音変えただけで壊れてしまうデリケートさを持っているくせに、丸ごと挿げ替えても壊れないしたたかさをも持っている。その不思議な世界で遊べるのが「作曲」の醍醐味。
放送は、NHK教育テレビ「芸能花舞台」2月3日(木)。再放送6日(日)の予定。
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