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2011年1月

2011年1月31日 (月)

はるもに解体新書

Blbcks ハーモニーを科学する…をテーマにした新書を、1年先くらいの出版を目処に執筆することになる。
 なぜドミソが「ハモる」のか、そもそも何でドレミファソラシドなのか、コード進行にジンと来る心のメカニズムはどこにあるのか、音楽はどこまで科学出来てどこから出来ないのか。

 サイエンス系(とは言っても理系の高校生レベルくらい)の読者向けということで、今回は数式少々ありマンガなしの(半熟)ハードボイルド路線の予定。
 音の物理学的側面、人間の生物学的側面、音楽の文化史的側面、そして個人的記憶と嗜好の側面から、どこまでホンボシ(真犯人)に迫れるか…に挑戦。

 ドレミの話からそれこそ最新の「超ひも理論」まで話が飛ばせれば面白いのだが、自然倍音とか音律あたりまでの「算数」はとにかく、関数や微積分が出てくるとかなり力不足を実感。
 ハーモニーの構造が原子モデルに似ているとまでは指摘できても、それを量子力学を引っ張り出して解析できるほどの知識知力はなし(…なにせ慶應義塾大学工学部「中退」なもので)。

 なので、挫折する可能性もあり。いや、かなり高し…(><;)…
 青年老いやすく学なりがたし。若者たちよ。若い頃は何も考えずただひたすら勉学に励め。

2011年1月30日 (日)

風邪薬投与・・・

Skyk ・・・ぐつぐつ

2011年1月27日 (木)

風#$(')=~(&%邪

Kaz_2 ひさしぶりに風邪で完全にダウン。

 雪の山形往復で疲れたか・・・NHKのスタジオ4時間こもりきりが響いたか・・・

 熱のせいか、寝ている間中、一生懸命まわりのもの(ネコからiPadまで)をすべてG♭(変ト長調)に転調しようとして、「出来ない〜出来ない〜」とうなされる日々。...(> <;)...

 もう少しでネコの尻尾はD♭に移調できそうだったのだが、ヒゲのF♮と肉球のG#が……(@@)

2011年1月25日 (火)

FMシンフォニーコンサート収録

Fmsymq_2 NHK404スタジオでFMシンフォニーコンサート2月分2本の収録。

 2月6日(日)放送分は、チャイコフスキー幻想序曲「ロメオとジュリエット」、コープランド「クラリネット協奏曲」(cl:赤坂達三)、メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」。大井剛史指揮東京フィル。

 2月13日(日)放送分は、コープランド「庶民のファンファーレ」「エル・サロン・メヒコ」、バーバー「ヴァイオリン協奏曲」(vn:渡辺玲子)、バーンスタイン交響曲第1番「エレミア」(MS:富岡明子)。広上淳一指揮東京フィル。

 疲れた・・・

2011年1月24日 (月)

Mac 3

Mac3 旅行にiPadだけ計画、失敗。
 ・・・やはり3つ必要と改めて思い知る。


 立てばiPhone
 座ればPad
 部屋にいるときMac Air

2011年1月23日 (日)

マリンバ協奏曲@山形交響楽団

Yamakyo 山形交響楽団でのマリンバ協奏曲「バードリズミクス」再演(Marimba:三村奈々恵)を聴きに、雪の山形へ。

 飯森範親氏がシェフを務める山形交響楽団は、2007年にサイバーバード協奏曲を取り上げてもらって以来3年ぶり。今回は22日(土)、23日(日)に行われた第210回定期演奏会の2日目を聴く。ちなみにマリンバ協奏曲は昨年11月27日に京都市交響楽団で初演。今回が2度目&3度目の演奏。

 三村さんは「もの凄〜〜く難しいですぅ」と言いつつ全曲完全暗譜。全編かなりリズムが立った曲なのでオーケストラ(特にピチカートで鳥の鳴き声やリズムを刻みっぱなしの弦楽器!)も色々と大変なのだが、ソリスト・指揮者・オーケストラが一体になった素晴らしい演奏を聴かせてくれ、まさに作曲家冥利に尽きる一夜になった。

 特に、今回の隠し球、本番30分前に指揮者と「(コーダの8小節で)金管立たせちゃおうか」「立たせちゃいましょう」と密談。曲の最後でトランペット・ホルン・トロンボーンが(文字通りの)スタンドプレイ。あざとい演出と言えば言えるのだが、…大受けでした\(^O^)/

Yamagata0123 コンサート後半はリムスキー・コルサコフの交響曲第2番「アンタール」(1897)。(なんと今回のコンサートは、3月生まれの「魚座」の作曲家を集めたプログラム。実はコルサコフ先生と私は同じ3月18日生まれ。性格も……似ていたんだろうか?)

 20代に交響曲(第2番)として書かれながら、50代で交響組曲(アンタール)に改題されたこの曲、生で聴くのは初めてだが、あちこちに「シェエラザード」のエコーと共にシベリウス師の交響曲第2番(1901)の元ネタも聞こえて楽しい。選曲の妙にも拍手。

 ちなみに、マリンバ協奏曲「バードリズミクス」は、5月21日(土)文京シビックホール(藤岡幸夫指揮東京フィル)で東京初演の予定。乞うご期待。

2011年1月21日 (金)

iPad用キイボード

Minikey iPadおよびiPhoneとBluetoothで繋がるミニサイズのキイボードを見つける。

 iPadは「読む」には最適のデバイスながら、細かい入力仕事(特に文字)をこなすには画面のキイボードの使い勝手がいまいち。
 そこで、結局、旅には(読む専用の)iPadと一緒に(原稿書き用に)MacBookもバッグに詰め込んでいたのだが、小型軽量とは言え2kg以上あるわけで微妙に重い・・・

 と常々思っていたので「これは便利かも」と衝動買い。

Appkey ちなみに大きさとしては、幅22cm、重さ250g(+単4電池2本込みで275g)
 家ではAppleのWireless Keyboardも使っているが、こちらは幅28cm、重さ280g(+単3電池3本込みで350g)

 今週末、山形に行くので持って行こうかと…

2011年1月19日 (水)

開放型ヘッドホン

Ad500 37年前(1974年)に電気ピアノにしてから、音楽の仕事はヘッドホンが基本だ。(なにぶん、グランドピアノを鳴らしても大丈夫というような住宅環境に住んだことがないもので…)

 音が良くて仕事に集中できるのは、何と言ってもオーソドックスな密閉型。しかし、追い込みの時などは一日中かけていることになるので、耳が痛くなるし疲れるし蒸れる。おまけに外界の音(電話やドアのチャイム)がまったく聞こえないので、完全「引きこもり」状態になってしまうのが難点。

 その点、イヤホン型は軽くてシンプルで良いのだが、音楽も引きずられて軽くなってしまうのが難点(* *)。それに、耳に差し込むのでどうにも異物感があるし、しっかり押し込まないとすぐ外れてしまう。
 最近では、そんな欠点を補うべくインナーイヤー型・カナル型・耳かけ型など色々な形状のものが出てきたが、やはり耳に触れる違和感でいまいち。

 そもそもヘッドホンは(当然ながら)コードがあって、これがとにかく邪魔。ピアノとパソコン間を90度回転する仕事をしていると、絡まってしまって厄介なのだ。
 そこで、コードレス型というのも使ってみた。でも、これはこれで、電波を飛ばすトランスミッターというのが必要なわけで、これが結構邪魔になるし、ヘッドホン本体は密閉型と変わらない。

 最近、新しく「開放型(オープンエアダイナミック型)」というのを使い始めてみたが、これは開放型というだけあって、圧迫感や異物感がほとんどなく軽い。
 外の音が聞こえるぶん音は駄々漏れだが、一人で仕事をしている分には問題なし。逆に、音を確かめるだけなら、外したまま漏れてくる音だけでも済んだりするので、都合が良かったりする。

 しかし、40年近くヘッドホンで音楽やっていて、まだまだ試行錯誤の日々。
 音楽の道は「深い」・・・?

2011年1月17日 (月)

音楽を科学する

Musiks 本の打ち合わせ2つ。

 ひとつは、理工科系の読者向けに「音楽」を解説する新書の企画。

 音楽好きには理工科系が結構多い(私もその一人)が、音楽を聴いて感じる「気持ち」と、音の「科学」と、楽譜や和声法やコード進行などの「記号」とを、ひっくるめて「理屈」で解いた本はまだない。

 それもそのはず、その解析には、音の〈物理学的性質〉・人間の音に対する〈生理学的反応〉・歴史的民族的な〈文化的背景〉を統一する…音楽における「統一場理論」「超ひも理論」…とでもいうものが必要。

 そのあたりは、前作「運命はなぜハ短調で扉を叩くのか?」で端緒を開いたが、もう一歩突き詰めて、「音楽を〈鉄腕アトム〉にも分かるように客観的に記述する」ことに挑戦してみようか、どうしようか、…うーん、とちょっと悩んでいるところ。

          *

 もうひとつは、佐倉統氏との対談「超ひも理論はどんな音楽を奏でるか」。

 こちらは、東京大学の進化生物学者:佐倉氏による対談集で、音楽(私)・小説・漫画・生命情報学・語学などの専門家12人との対談を集めたもの。

 奇しくも、その「音楽を科学する」話を、理工科系の学者先生相手に嬉々としてしゃべっております。妄言多謝。中公新書より3月頃発売予定。

2011年1月15日 (土)

冬日記

Hashin 朝、実家の古〜いガス・ストーブ(御年20歳)がとうとう壊れ、暖房が効かなくなる。
 さすがに、土日を暖房なしで我慢するのは生命の危険を感じ、あわてて新宿に走り、最新のガス・ファン・ヒーターを買って帰る。
 暖かい・・・

 昼、前々から気になっていた「ロックとオーケストラの融合」を謳ったスティングの「シンフォニシティ」をiTunes Storeで購入してようやく聴く。
 かつてのクラシックの牙城ドイツ・グラモフォンからの発売ということで、かなりクラシック+現代音楽テイストなものを想像していたのだが、いくぶんアグレッシヴな冒頭の「Next to You」以外はごく普通のバラード風アレンジ。普通にキレイな美声のバラード・アルバムとして聴く。

 夕方、「明治の音」(内藤高著:中公新書)再読。
 明治時代、初めて日本に来た西洋人の耳に、日本にあふれる音楽は「音楽性のない(和声のない)」「耳障りな(雑音系の)」音ばかりに聞こえたそうなのだが、逆に、日本人の耳に西洋音楽は「ぎっくりしゃっくり切れ切れ」な「ジッグ、ジッグ、ジッグ」と聞こえるだけの「わけの分からない音楽」に聞こえたそうだ。
 そもそも西洋音楽が入ってくる前の日本人にとって、自然倍音的なドミソ(長三度)はまったく耳が受け付けず、4拍子でリズムを刻んで歌ったり振りを合わせて踊ったり…ということもまったくなかった。今、私たちが「フツーの音楽」として聴いている4拍子リズムもドレミファも長調短調のハーモニーも、たかだか百数十年前に西欧から突然やってきた異教の音楽の作法にすぎないのだ。
 そう聞くと「音楽」って何だ?とあらためて考えさせられる。

 夜、中目黒近くの小さな隠れ家的料理屋で、西村朗センセ夫妻とミニ新年会。
 暗い石畳のアプローチが妖しくも京都風。

2011年1月13日 (木)

夢あわせ@101studio

Nhk101 NHK101スタジオにて「夢あわせ夢たがえ」(邦楽版)収録。

 二十絃箏(吉村七重)、笛、尺八2、笙、十三絃、十七絃、打楽器…という8人編成で、全5章のうち中の3章(木の夢・雲の夢・火の夢)の抜粋。

 この曲、もともとは二十絃箏と洋楽器(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)のために書いた曲なのだが、吉村七重さんからの「邦楽器だけで出来ないかしらん?」という依頼で、この編成になったもの。

 ところが、この編成で聴くと、誰も元が洋楽器だとは信じられない(作曲者当人も)。そのあたりが、実に音楽の面白いところ(…というのか、私の曲のいい加減なところ…というのか (^ ^;)

 ちなみに、この曲には、二十絃箏と室内オーケストラによるヴァージョンもあって、これも「オーケストラと出来ないかしらん?」という依頼で書き直したもの。まだドイツでしか演奏していないが、個人的にはそれも結構気に入っていたりする。

 音楽は、一音変えただけで壊れてしまうデリケートさを持っているくせに、丸ごと挿げ替えても壊れないしたたかさをも持っている。その不思議な世界で遊べるのが「作曲」の醍醐味。

 放送は、NHK教育テレビ「芸能花舞台」2月3日(木)。再放送6日(日)の予定。

2011年1月12日 (水)

12tone

12tone ドデカフォニスト(12音主義者)必携アプリ登場 (>_<) \(^O^)/

 iPadには、見つけた途端(役に立つか立たないかに関わらず)「おお、これは!」と思わず飛びついてしまうアプリが多々あるが、この12toneもそのひとつ。ただし、現代音楽系作曲家限定。
 なにしろ「12音音列(いわゆる「セリー」)作成専用アプリ」なのだ。凄い。(いや、フツーの人には何のことやらサッパリお分かりにならないでしょうが…)

12notes 無調党12音主義派の作曲法は「音階の12の音すべてを一回ずつ使った」《音列》というのが作品の基本。メロディ主題であるとともに、言葉におけるABCやイロハであり、料理のミソでありラーメンのダシである。

 というわけでこのアプリ、まず、最初の画面で基本のダシ、もとい「音列」を作ると、音が重なっていないか、音程に三和音や協和音が紛れていないか、などをチェックしてくれる。もちろんプレイバックして音列を聴かせてくれるのは言うまでもない。
 そして、無調の和音やモチーフを作る際のテトラコード(4音音列)やトリコード(3音音列)などの分割から、音列全体を増4度上とか短6度下に移調(移高)する…などという手書きでは面倒くさい作業もワンタッチでやってくれる。

 さらに、至れり尽くせりなのは次の画面。基本の「音列」を作成すると、その音列の「逆行(逆から並べる)」「反行(上下反転)」「逆行の反行」、そしてそれらを12のキイに移高した音列を魔方陣の如く表記してくれるのである。

 あとは、この音列魔方陣に並んだ「音」を順番にぺたぺたとレゴのように組み合わせて行けば、一応「作品らしきもの」が出来るわけで…

 あ、なんだか書きたくなってきた (=_=)

2011年1月10日 (月)

新春特集 ショパンとリスト

Chli_2_2 Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」1月号更新。

 今回は、新春特集(?)として、昨年生誕200周年を迎えたショパンと、今年生誕200年を迎えるリストとの、21歳の出会いのお話。

 ショパンが、ピアノ協奏曲を置き土産に祖国ポーランドを離れたのが20歳の時。

 2年後、パリでピアニストとしての活動の第一歩を記した彼は、1歳年下の天才肌のピアニストと出会い、友情をはぐくむようになる。その名は、フランツ・リスト。

Kurai 折しも、今日は成人の日。

 2人の天才音楽家の20歳の頃を想像(妄想)しながら、今年成人を迎えた若者たちの輝かしくも実り多き未来を祝そう。

 おめでとう。諸君。

 でもね。大変なのは、これからだよ♡

2011年1月 9日 (日)

墓参

Flower 妹の墓参りに藤沢に行く。

 天気が良かったので江ノ島まで足を伸ばすが、三連休の最中とあって凄い人出。

 長蛇の列の本殿は素通りして、芸事の神サマ「弁財天」にだけお参りして帰る。

2011年1月 8日 (土)

変わらない夢

Miyukin 年末に読んだ「べっちんとまんだら」の影響で、正月から中島みゆきの歌が頭から離れない。(後半、主人公が中島みゆきを歌うシーンがあるのです。しかもなぜか爆撃機の上で)

♪シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
 変わらない夢を 流れに求めて

 時の流れを止めて 変わらない夢を
 見たがる者たちと 戦うため

  …中島みゆき「世情」1978

 難解な詞で知られる歌だが、改めて聴くと、延々繰り返される上記のリフレインから、学生運動の時代(70年代)の青い切なさがじんじん伝わってくる。

 古い体制に向かって「XX反対!」「XX打倒!」と叫ぶ若者たちは、時代を変える「変わらない夢(自由や新しい秩序)」を求めるが、
 それを抑圧しようとする旧世代もまた、自分たちの「変わらない夢(伝統や既成概念)」を守りたい(見続けたい)だけなのだ。
 どちらも「変わらない(自分たちの)夢」のために戦っているが、どちらも真摯さと共に嘘にもまみれている。その二重構造の怖さ虚しさ。

 しかも、その「戦い」を歌う女神は、マイナーキイのリフレインで挫折と悲劇を予言する。
 果てしなく切なく怖い…「負」の〈レット・イット・ビー〉・・・(~ ~;)

 以前、若い人に「この詞、意味が分からないんですけど」と言われ、説明しようとしたら、「シュプレヒコールって何ですか?」

 そっちかい!

2011年1月 6日 (木)

Keyboards

Macs ピアノの鍵盤もキイボード
 パソコンの文字入力もキイボード。

 これを何とか「合体」できないものか?
 …といつも考える。

 文字キイボードで音楽を弾くのは難しいから
 鍵盤キイボードで文字入力できるようにして

 白鍵がABC、黒鍵は123
 SpaceやShiftやEnterは和音…
 というのはどうだろう。

 3オクターヴ半ほどあれば
 文字入力可能なピアノ型キイボードが出来そうだ。

 それでショパンを弾くと暗号みたいな文章が出て来て、
 シェークスピアを入力すると不思議な音楽が聞こえてくる。

Nkey

 うん、なかなか悪くない。
 誰か作ってください。

2011年1月 4日 (火)

初仕事@カデンツァ

Cadenza 今年の初仕事は、トロンボーン協奏曲「オリオンマシーン」のカデンツァ譜。

 この曲、数年前からCHANDOSとジャパンアーツでコンピュータ入稿のスコア(&パート譜)を制作中なのだが、まだ手書きの…しかもごちゃごちゃ書き込むのが趣味だった時代(1993)の作品なので、かなり難航中(++;)

 特にカデンツァはほとんど「図形楽譜」なので、さすがに「お手上げ」と言われ……、Finale2011の初仕事となった次第。

 コンピュータによる楽譜書きは極めて便利なのだが、「拍子がない30秒くらいのフレーズ」とか「合っても合わなくてもいいアンサンブル」とか「音の高さも音程もどうでもいいアドリブ」というような(人間ならいとも簡単な)「適当さ」を受け付けないのが玉にキズ。

 でも、何にでも「裏技」というのはあるもので・・・


 ちなみに、オリオンマシーンは、3月19日(土)関西フィル定期(ザ・シンフォニーホール:大阪)、翌20日(日)地方都市オーケストラフェスティバル(すみだトリフォニーホール:東京)にて上演予定。演奏はいずれも、trb:風早宏隆、藤岡幸夫指揮関西フィル。

2011年1月 3日 (月)

お正月アプリ

Mimicopy お正月に遊んだiPadアプリ2つ。

 ひとつは、「iKoto HD」。

 その名の通りiPadで「お琴」を弾けるアプリで、画面上の弦をポロンと弾くと、そのままお琴を奏でられる。音色もかなりハイレベル。

Ikotoa 調弦は、平調子・雲井調子・楽調子などなど基本の旋法がプリセットされていて、黄鐘(A)双調(G)壱越(D)平調(D)などキイも自在に変えられる。もちろん琴柱を動かして自由に(十二音などに)チューニングすることも可能。

 さらに、通常の爪弾きのほか「すくい爪」や「ピチカート」(指で弾く)といった音色変化も付けられるうえ、左手で「押し手」や「引き色」まで出来る!という優れもの。

 お琴の作曲はこれで「完璧」(?)


 Mimicopya もうひとつは、耳コピ(曲を耳で聞いて、楽譜に書き取る)専用アプリ、その名も「mimiCopy」。

 どんな曲でも一回聴いたらすぐ音符に出来る…というモーツァルト並みの天才でない限り、楽譜のない曲を「採譜」するのは、結構大変な作業。
 繰り返し聴いて、少しずつ楽譜にしてゆくのが基本だが、複雑な曲やテンポの速い曲の場合は、速度を落としてゆっくり何度も聞き直す以外に道はない。

 というわけで、このアプリは、iTunesに入っている曲を取り込むと楽曲全体が図のようなグラフで表示され、曲のピッチはそのままでスピードを半分まで落としてゆっくり再生できる…というのが基本機能。
 聞き取りにくいフレーズは、場所をピンポイントで選択してループ再生(繰り返し聞き直す)ができるから、じっくり1フレーズごと1小節ごと確認してゆくことが可能。これは便利!

 しかし、「耳コピに使う」アプリより、「耳コピしてくれる」(曲を自動的に音符にしてくれる)アプリが欲しい・・・(++;)
 何とかしてよ〜 ド○えもん〜♪

2011年1月 1日 (土)

謹賀新年

2011a

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