マリンバ協奏曲@山形交響楽団
山形交響楽団でのマリンバ協奏曲「バードリズミクス」再演(Marimba:三村奈々恵)を聴きに、雪の山形へ。
飯森範親氏がシェフを務める山形交響楽団は、2007年にサイバーバード協奏曲を取り上げてもらって以来3年ぶり。今回は22日(土)、23日(日)に行われた第210回定期演奏会の2日目を聴く。ちなみにマリンバ協奏曲は昨年11月27日に京都市交響楽団で初演。今回が2度目&3度目の演奏。
三村さんは「もの凄〜〜く難しいですぅ」と言いつつ全曲完全暗譜。全編かなりリズムが立った曲なのでオーケストラ(特にピチカートで鳥の鳴き声やリズムを刻みっぱなしの弦楽器!)も色々と大変なのだが、ソリスト・指揮者・オーケストラが一体になった素晴らしい演奏を聴かせてくれ、まさに作曲家冥利に尽きる一夜になった。
特に、今回の隠し球、本番30分前に指揮者と「(コーダの8小節で)金管立たせちゃおうか」「立たせちゃいましょう」と密談。曲の最後でトランペット・ホルン・トロンボーンが(文字通りの)スタンドプレイ。あざとい演出と言えば言えるのだが、…大受けでした\(^O^)/
コンサート後半はリムスキー・コルサコフの交響曲第2番「アンタール」(1897)。(なんと今回のコンサートは、3月生まれの「魚座」の作曲家を集めたプログラム。実はコルサコフ先生と私は同じ3月18日生まれ。性格も……似ていたんだろうか?)
20代に交響曲(第2番)として書かれながら、50代で交響組曲(アンタール)に改題されたこの曲、生で聴くのは初めてだが、あちこちに「シェエラザード」のエコーと共にシベリウス師の交響曲第2番(1901)の元ネタも聞こえて楽しい。選曲の妙にも拍手。
ちなみに、マリンバ協奏曲「バードリズミクス」は、5月21日(土)文京シビックホール(藤岡幸夫指揮東京フィル)で東京初演の予定。乞うご期待。
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吉松さま
日曜日の山形交響楽団での演奏を聴いた者です。
「バードリズミクス」は本当にすばらしい曲でした。三村さんの演奏もとてもすばらしかったです。
感動しました。
当日は、仕事と大雪のため最初の曲を聴くことは出来ませんでした。そして帰りも電車が不通で家に着いたのも10時ごろでしたが、無理してでも行ってよかった演奏会でした。
これからも、すばらしい曲を作られて、是非山形で演奏してください。
ありがとうございました!!!
投稿: takeoka minoru | 2011年1月24日 (月) 18:10