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2011年2月20日 (日)

タルカス@題名のない音楽会

Daimeit 題名のない音楽会:クラシックmeetsロック〜新作!プログレ交響組曲 放送。

 佐渡裕さんのエネルギー全開汗だくの指揮ぶりと、東京フィルの「演奏が大変ですぅ」的な真面目顔と、そこから出てくる音のパワーの対比?が何とも素敵。やっぱりオーケストラっていい…(^_^)v…。
 さらに、山田五郎さんの衒学的「プログレ特権意識論」と、マーティのギンギン・ラフマニノフ、そしてブサ可愛いタルカスフィギュアも、第一次オタク世代のオジサンたちの「少年っぽさ」を盛り立てていて、嬉し恥ずかしの30分。

 小さなテレビで聴かれた方にはどのくらい伝わったか分かりませんが、これ、ライヴでは(オーケストラってこんなデカイ音がするのか!と驚くような)物凄い音がするのです。
 ゆくゆくは「この曲の音響のシャワーを浴びにオーケストラのコンサートへ行く」という若い人がたくさん出て来るような定番ライヴ・レパートリーになって欲しい。…というのが苦労してスコアにしたボンクラ編曲家の唯一の願い。

 それにしても、二十代でこれほどの曲を書いたキース・エマーソン氏の才能に改めて脱帽。そして、まったく個人的な趣味?で書き上げたスコア(書いている時は理解者ゼロだったし、初演の時はこれが最初で最後の演奏だろうと絶望に駆られていた…)をここまで盛り立ててくださったプログレ「特権意識」階級の方々に感謝。

 もうひとつ、吹奏楽マニアの方々に朗報。ここだけの話ですが、佐渡サンは密かに吹奏楽版を目論んでいる模様。乞うご期待。

 *追記。再放送(BS朝日):2月26日(土)18:30、27日(日)23:00 。

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コメント

初めまして。今日は本当に嬉しい日でした。
「特権意識」階級の、オバサンです。フィギュアには驚きましたが。ちょっとほしい・・・
私は、癒されるタイプの音楽ももちろん良いと思いますが、音がぎっしり詰まったというか、音がたくさんある音楽に打ちのめされるのが好きです。テレビは小さいのですが、オーディオにつないであるので、デカイ音で聴きました。
その昔、東京まで(北海道に住んでいます)復活ELPを聴きに行った時、山田五郎さんをお見かけしました。「タルカス」は、LPレコードも持っています。
個人的にはグレッグ・レイクのファンなので、オケにのせて、誰かが歌ってくれたら良いのにとも思いますが、それは仕方ないとして。
吹奏楽版、期待しています。

吹奏楽版できるとうれしいな。娘が中学時代に「吹奏楽の甲子園」普門館でウィーランの
リバーダンスをやった時は鳥肌ものでした。
熱狂ブラスガンガンでタルカスやれば卒倒するかも....。
出だしのマリンバのパート、普通にピアノかと思ってましたがビックリでしたが、
今はとっても気に入っています。吹奏楽版は何になるんだろう?
吹奏楽版の初演もぜひGETしたい。

実に楽しかった!
「特権意識」ていうコトバと、吉松さんの「負けたくなかったから」に思わず大声で笑ってしまいました。
放送を聴いてよかったらCD買います、って書きましたが、
抽選で5名様に、その吉松さんヴァージョンCDが当たる!と
放送のラストで見た途端「これだ!」
番組HPからの応募ではなくて、ハガキにタルカスの絵と感想を書いて、即日ポスト投函しました。
更に原曲LP(CDではなくて)も本日ヤフオクでGet(私はタルカスの頃はまだ生まれる直前だったもので…)。
よく聴き比べて、吉松さんアレンジの秘密をいろいろ探ってみたいと思います。
吹奏楽版、楽しみにしています。全国の中高生が普門館でこの曲を演奏することを目指してほしいです。

はじめまして。
初演にも参戦しテレビも堪能致しました。
CDも楽しく聴かせて頂いておりますが、初演の熱気まではパッキング出来なかったようにも思います。
そんなわけでどこかのオケの(再)再演を期待しております。

吹奏楽版の話、番組中に家内と話していました。
「こういうのがコンクールで演奏されたらいいんじゃない?」
なんという偶然、というか佐渡さんなら考えるかな。
演奏はかなり難しくなるでしょうが、高校生(あたり)が一夏かけて取り組み、
本番で熱気ムンムンで演奏するのが楽しく想像出来ます。
僕もコンクールで取り上げようかな。

で、吹奏楽があまりお好きでない吉松先生がさらに、吹奏楽用に編曲して頂けるのか気になるところです。


東京フィルのみなさんの大変さを尻目に、山田五郎さん、マーティ、吉松先生と、《タルカス》、プログレ談義、とても楽しそうでしたね。
その中でも佐渡さんが、やはり一番イキイキしていたと思います。『こういう曲振りたかったんだよね。』という思いが、ビシビシ伝わってきました。

東京フィルさんは、これをカンバン曲として、どんどん再演してくだされることを、佐渡さんは、他のオケ、吹奏楽で演奏されるよう啓蒙活動をされることを、強く願います。

プログレマニアについて山田五郎さんが《特権意識を持ってる》とおっしゃったのは、日曜日の朝の番組向けの柔らかい言い方であって、ハッキリ言って《性格が倒錯している》。もっと言えば《歪んでいる》と言うべきかと思います。(自分もそうだから良ッく分かります)。

今回のオケ版タルカスを聴いて《面白かった》《良かった》と素直におっしゃる大部分の人は、本当に《健全な人》であって、プログレマニアの正しい反応は、《けッ、なんだあんなの。音をそのまんまオケでなぞっただけじゃないか》とか《もっとオリジナルなアプローチをすればいいじゃないか》というような嫉妬全開の負け犬の遠吠え的グチを(自分が逆立ちしても出来ないことをやられてしまった敗北者意識丸出しで)吐き捨てるのが正しい反応なのだと思います。私も多分、吉松センセ以外の人があのアレンジをしたらそう思ったでしょうから。。。

そもそも、頼まれもしないのにタルカスを完コピしてオケ版を作る、という発想自体《倒錯》であり《歪んだ発想》でなくてなんでありましょうか。実際に演奏されるまで理解者ゼロで、人知れぬご苦労をされたそうですが、さもありなん。でも、センセの場合はそれが《創造》になった。《個人的趣味》で書いたスコアを、日曜日の朝の国民的番組で鳴らし、ごくごく普通の人たちから好意的な喝采を得た。これこそ《趣味》の極致。何も生み出さない貧しい人たちのグチとは全く違う(本当に羨ましい限りの)不滅の《遠吠え》です。畏敬の念を込めて心からご嫉妬申し上げます。

タルカス最高でした。
日曜日たまたま見てしまい
すぐに録画
そして
タルカスが頭の中でヘビーローテーションしてます。

佐渡さんがいつもの倍くらい暑かったので
すっかり感化されてしまいました。

次は
悪の経典9番か
イエスの危機あたり
期待しております。

ありがとうございました。

ロックからクラシックへのアプローチは
昔から結構やられていて、ある意味「普通」なんですが、
クラシックからロックへのアプローチは
寡聞にして初めてでした。(これほど大掛かりなものは)
両者は似ているようですが、全然違いますよね。

吹奏楽と言えば、かつて「恐怖の頭脳改革」を吹奏楽
でやっているのを聴いたことがあります。
タルカスでも結構いい感じになりそうですね。

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