清盛その2
清盛が1180年(治承4年)鳴り物入りで京都から遷都した「福原」の都は、現在の神戸あたり。
首都 兼 貿易港を目指したものだったらしく、国際港である神戸の前身と言える。
しかし、結局半年ほどで京都に戻ることになった挙げ句、源氏の台頭で建物は全て焼き払われ、往時を偲ぶ痕跡は何一つ残っていない。
唯一縁の地らしき場所は、JR兵庫駅近くの能福寺。ここで清盛が剃髪して出家したこともあり、平家の全盛期には大伽藍があったそうだが、これも全て焼失している。
現在は小さな「清盛公墓処(平相国廟)」があり、その横に兵庫大仏(明治24年建立。高さ11m)が鎮座する。
通り沿いの狭い一角に、供養塔らしき十三重石塔(鎌倉時代)と琵琶塚(琵琶の名手、平経正に因む)、そして清盛像が並ぶ。
塚自体は(兵庫&神戸の恩人ということで)江戸時代に作られたものらしいが、清盛像は昭和47年に建立された新しいもの。顔の作りは六波羅蜜寺の清盛像を参考にしているような気がする。
おまけの写真右下は(ちょっと足を伸ばして寄った)隣の駅「新長田」の駅前広場にそそりたつ鉄人28号。
と言うわけでロケハン旅を終え、ふたたび(いまだに余震の続く)東京へ戻る。
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