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2011年5月13日 (金)

宇野誠一郎氏逝去

Uno2 作曲家:宇野誠一郎氏逝去の報に接する(4月26日)。

 学生時代、日本を代表する大作曲家と言ったら、それはもう誰が何と言っても冨田勲・宇野誠一郎の二氏だった。日本におけるドビュッシーとラヴェルと言っても良いかもしれない。

 両者共に、平尾貴四男門下で、冨田さんは慶應、宇野さんは早稲田出身。純音楽ではなくテレビの世界の作曲家だが、「ひょっこりひょうたん島」(1964〜69)で登場人物たちが歌うわけの分からない歌を次から次へと作曲する万華鏡のような手腕に驚愕させられたあたりから、宇野誠一郎氏は私の中で「一級のプロの作曲家」としてカウントされるようになった。

 TVアニメの作曲家として(60〜70年代に子供だった人なら知らない人がいないほどの)多くの主題曲(チロリン村とくるみの木、一休さん、ふしぎなメルモ etc)が有名だが、個人的には、番組の背景に流れる音楽のハーモニーやリズムとサウンドのセンスに感心しきりだった。「ムーミン」の叙情的な空気感、「悟空の大冒険」のポップなスピード感。響きは千変万化だが、一音を聞いただけで宇野さんの音楽だと分かる、紛れもない「プロの」作曲家だった。

Uno1 現在はTV番組でも「サウンドトラック盤」と称してBGM音楽集が発売されることが多くなったが、宇野誠一郎氏が書かれた膨大なあの素晴らしい音楽たちは……主題歌曲集のCDというのはあっても、もはや聴くことは出来ない。

 それはなんだか、モーツァルトが膨大に残した音楽のうち、オペラのアリア数点を残してあとは(協奏曲も交響曲もセレナーデも)みんな聴けなくなってしまったような・・・なんとも「もったいない」というか「せつない」気分だ。
 主題歌の素晴らしさだけでも宇野誠一郎の名前は残るかも知れないけれど、氏の音楽はそんなものじゃないのです。私は、子供の頃、糧としてきた貴方の音楽を忘れません。ありがとうございました。

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コメント

子供の頃見たアニメ「山ねずみロッキーチャック」の、主題歌ではなくてアニメのバックで流れていた効果音の様な音楽を作曲したのも宇野氏なのでしょうか?私は子供の頃からあの音楽が好きで、作曲した人はただ者ではないと感じ記憶に残っていました。

宇野誠一郎さんの作品集から他、入手可能なCDをいま聴いている日々です。
こちらのブログの言葉を胸に、ちょっと遅れた世代の私ですが、「まんが子ども文庫」というTVアニメの主題歌はリアルタイムでした。あとは再放送ばかり。だから、あの曲もこの歌も、と、いまは目一杯ですが、またじっくり向き合いたいと思いました。

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