FMシンフォニーコンサート収録
NHK404スタジオで、FMシンフォニーコンサート6月分の残り1本収録。
6月26日(日)放送分で、曲目は、リスト:交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)」、シューマン:ピアノ協奏曲イ短調(p:北村朋幹)、フランク:交響曲二短調。円光寺雅彦指揮東京フィル。
リストの交響詩とフランクの交響曲は、共に重厚壮大な名曲なのだけれど、どこか感覚的に違和感を覚える響き(例えて言えば「匂い」のようなもの)があって若干苦手。何というか、聞いていてあちこち生理的に〈ぞぞ…〉とするところがあるのだ。
特に後者の〈ぞぞ…〉は「転調オタク」のフランク先生があちこちにちりばめている3度転調のせいが大きい。転調というのは基本的に「気持ちいい」ものなのだが、それがえらく「微妙」で、聞いてると船酔いみたいになる。わざと?わざとやってるんですか?フランク先生?
それに比べると、シューマンの協奏曲の、特にフィナーレのコード進行の「気持ちよさ」と言ったらない。いちめんのいちめんの花畑をどこまでもどこまでも走ってゆくような・・・何だか魂だけがしゅるしゅると「あっちの世界」に飛んで行ってしまいそうな・・・
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