夏の京都
大阪でのリハーサルの後、京都に寄って「清盛」ロケハン第2弾夏の京都編。
まずは、清盛の時代に平家の館があった〈六波羅〉至近のホテルに泊まり、平安京の当時に思いを馳せつつ、今までもらった台本8回分を読み返す。(もちろん今は館の片鱗すら残っていないのだが、都の中での位置関係はなんとなく感じられる…)
すぐ隣の清盛ゆかりの三十三間堂、後白河法皇ゆかりの法住寺なども回るが、あまりの暑さに1時間ほど歩くとへとへとになる。さすがに夏場は広範囲のロケハンは無理か・・・
夜は三条木屋町の「圓」という料理屋で一杯。
翌日は、嵯峨野の祇王寺を訪ねる。清盛が愛した白拍子〈祇王〉ゆかりの寺。
こちらは六波羅とは正反対の京都のはずれに位置し、庵の中に清盛公の小さな座像と、庭にこれも小さな供養塔がある。
それにしても、こうして「清盛ゆかりの」という場所を探るたびに、彼の痕跡が(かなり意図的に?)歴史から抹殺されている不思議さを改めて感じる。
革新的で合理的ながら暴走気味(かつ絶頂期に急死)という点では信長の先駆であり、その後徳川政権にまで連なるサムライの時代の始祖なのだから、もっと高い評価を得ても良さそうなものなのに・・・・と、最近すっかり頭が「平家びいき」になってる。
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