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2011年7月18日 (月)

なばりの三ツ

Cdsawai 箏の沢井一恵さんの新譜「THE SAWAI KAZUE」(邦楽ジャーナル:HJCD-0006)届く。

 2曲目に十七絃のために書いた拙作「なばりの三ツ」(1992)が収められているのだが、この曲を沢井さんは(東日本大震災をふまえた)独自の思いを込めて演奏したそうだ。

 十七絃の野太く原始的な(低音の)呪詛の響きを強調(実際、原調より3度低く調弦)したその演奏は、確かに鬼気迫るものがあり、コントラバスとの呪術的な儀式のような西村朗「覡(かむなぎ)」、呪文のような唄と共に演じられる高橋悠治「畝傍山」、プログレッシヴ・ロックのような十七絃デュオの沢井忠夫「めぐりめぐる」ともども、暗い情念にまみれた呪術的な音の世界が(録音の良さも相まって)火花のように展開する。

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