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2011年8月

2011年8月30日 (火)

大河ドラマ音楽打ち合わせ

Kiyog NHKで来年の大河ドラマ「平清盛」の音楽打ち合わせ。

 8月下旬から撮影も始まり、松山ケンイチ清盛は快調に新しい世界を作りつつあるとのこと。まだ「絵」は見ていないが、出来上がりが楽しみ。
 また、台本表紙(本編タイトル題字)の「平清盛」という書も「ただものではない」迫力で、ちょっと驚く。これは若い女性の書家:金澤翔子さんによるもの。凄い才能だ。

 音楽の方は、現在、テーマ曲のスコアが仕上がり、本編の前半十数回あたりまでの音楽のリストアップが進行中。

 ちなみに、1年間で全50回のドラマに、各回1分半から4分くらいの音楽十数曲が必要なので、単純計算して総数約600曲以上!。時間にして軽く24時間を上回る分量になる。
 これを「まとめて書け」と言われたら死んでしまうので、制作する段取りや録音手順などを調整しているところ。

 昔は、作曲家がNHKに通って、台本や映像を見ながら何分何秒の音楽をどこに入れるか打ち合わせし→家に帰って作曲して楽譜にし(オーケストラ用のスコアにして→業者が演奏者用のパート譜に起こし)→それをスタジオにオーケストラやミュージシャンを呼んで演奏&録音し→そのテープを編集し→出来た音楽を映像に合わせてはめ込む…という作業を毎週毎週1年50回繰り返していたそうで・・・音楽を担当することになると、みんなNHKの近くに引っ越してきたりマンションを借りたりして書いていたそうな。

 この歳で、さすがにそれは出来ません・・・(v_v)

2011年8月29日 (月)

バッテリ交換

Battery 3年ほど前から使っているMacBook(黒)のバッテリが異様に膨らんできたので、電器店に行って交換する。

 あまり外に持ち歩かず、常に室内で充電の状態だったので、過充電→リチウム電池の膨張…ということになったらしい。よくあることなのだそうだ。

 中身が膨張して、こじ開けられた隙間から糸状のもの(接着剤?)が見えているこの様子、何かに似てるな…と思ったのだが、先日、テレビで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見て思い出した。

 そうそう、使徒に浸食されたダミープラグだ。(@_@;)

2011年8月28日 (日)

脳内休暇

Seaq_2 かろうじて一仕事終了。

 脳内の無人島でゆっくり眠りたい・・・

2011年8月26日 (金)

突然・雷雨

Frankenc 午後、
 いきなり空が真っ暗になって、
 突然の雷雨。

 このところホラー映画を観ながら仕事をしているので、雰囲気満点・・・


2011年8月25日 (木)

ひきこもりの夏

Kumax 8月もそろそろ終わり。

 しかし、夏の記憶はない・・・
 考えてみれば、今月は4回しか「外」に出ていないし、まともに太陽を見たのは・・・1回だけ?

 その間に書いたものらしい楽譜が部屋に散乱しているので、どうやら仕事をしていたらしいとは分かるが、生きていた記憶はまったくない・・・

 去年も似たようなことを書いたおぼえがあるから、毎年同じことを懲りずにやっているわけで・・・進歩も何もあったもんじゃない。

 教訓・・・
 音楽は人を癒すかも知れないけれど、
 作曲家を癒してはくれない・・・(T_T)

2011年8月23日 (火)

Animal Giga

Gigajpg iPadアプリのリストの中に「Animal Giga」というのがあるので、開けてみたら、「鳥獣戯画」だった。なかなか素敵なネーミングだ。

 そもそも、こういう絵巻物のような横に長〜〜〜い絵を見るのに、iPadのスクロールは最適。
 これに続いて色々な絵巻物(信貴山縁起絵巻や平治物語絵巻など)もアプリにならないかと期待してしまう。

 電子書籍も、紙の書籍の「ページをめくる」形にとらわれず、巻物の「横にスクロールする」形に発想を変えたらいいのかも知れない。

 そう言えば、「楽譜」も元々は絵巻物と同じ横長構造なのだから「横スクロール」の方が理にかなっている。
 タブレット端末の出現で、「めくる」楽譜から「スクロールする」楽譜へ、新たな進化があってもいいわけだ・・・

2011年8月19日 (金)

涼しい話

Ryo 雨が降って、束の間の涼しい一日。

 iPadで怖いビデオ3本立てを見ていたら、ピアニストの河村泰子さんより「(先日もらったピアノ曲集の1st Editに)女の人の声が入ってますぅ〜。何か言ってますぅ〜」という怖いメールが。(○_○)

 うーん。そういうネタで売れるCDとちょっと違うのが惜しいところ。

 ちなみに、録音現場の怪談ネタはこちら。(HP→図書館→コラム→自薦迷作選4)

2011年8月17日 (水)

顔合わせ&墓参り

Kiyod 大河ドラマ「平清盛」の初顔合わせでNHKへ。

 103という大きなスタジオで、俳優陣とスタッフが集まり、自己紹介と本読み。
 主役陣はもちろん、平家・源氏・公家の俳優と子役の方々だけでも50人以上。これだけ知った顔の俳優さんたちが居並ぶ光景は……なかなか壮観だ。

 今回は若い役者さんが主役クラスで並ぶのだが、本読みで声を出すと、さすがに中堅&ベテラン俳優さんたちの存在感は圧倒的。
 台本の文字だけでは分からなかった各キャラが、ようやく生身の姿で動き出す。 

          *

Sunf そのあと、妹の墓参りに藤沢へ。

 花屋にヒマワリがあったので花束にしてもらったのだが、せっかく墓前に花を置いても、一日で煮えてしまいそうな灼熱の太陽・・・

 夏ってこんなに暑いものだったろうか?

2011年8月15日 (月)

CDピアノ作品集1st Edit

Cdvgn 先月録音したCDピアノ作品集「ヴィネット」(p:河村泰子さん)の1st Edit届く。

 まだ曲順もタイトルも定かでない未編集版だが、涼やかなピアノの音色にしばし心癒される。(・・・いや、癒されている場合でなく、作曲者としては音のチェックをしなければならないのだが。)

 全5タイトルで22曲。中に1曲(組曲なので正確には小品5曲)17歳の時に書いた作品を混ぜ込んだのだが、通して聴いてみても全然違和感がないことに逆に驚く。

 17歳で既に作風を確立していた!というとカッコいいが、早い話が40年間作風にまったく進歩がないということか・・・(・_・)

2011年8月14日 (日)

夏の仕事場

Summerstudioa 写真でここだけ切り取ると、
 山小屋風別荘の片隅の
 物凄く快適な仕事スペースに見えるのだが、
 その実態は・・・

 言わぬが花  (T_T)

2011年8月12日 (金)

Spiral Bird Suite

Spb 世間はすっかりお盆休みの灼熱の猛暑の中、仕事部屋に引きこもって作曲作業。福川伸陽氏の委嘱によるホルンとピアノのための〈スパイラルバード組曲(Spiral Bird Suite)〉op.111、最後の仕上げに入る。

 ホルンというと(オーケストラの中では)のどかなフレーズや和音を担当することが多いが、この曲は全5曲20分ほどの間、疾走し歌いまくり吼えまくる。
 そもそもスパイラル(渦巻き)というのが「きりもみ」「急上昇」のことでもあるので、のどかに啼く鳥であるはずもない。(それに、この暑さ。頭の中が「スパイラル」しないわけがない…)

 しかし、演奏者の方はそんな音楽を「生身で」吹かなければならないわけで、これはどちらに「スパイラル」するか(Up か Downか)サディスティックな楽しみも・・・
 ・・・と、いかん、いかん、あまりの暑さに頭が煮えている・・・(=_=)

 衝撃の初演は、10月11日(火)福川伸陽ホルンリサイタル@東京オペラシティリサイタルホール・・・の予定。

2011年8月10日 (水)

クラシック音楽:最初の一枚

Sibelius67b Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」8月号更新。今回は、夏休み特集2「クラシック音楽:最初の一枚」。

 鳥のヒナは生まれて最初に見た「動くもの」を「親」だと思って記憶に刷り込んでしまうそうだが、この「インプリンティング」、音楽でも確かに「ある」。

 私も、最初に聞いた音楽をいまだに引きずっている。十代の頃、ある日たった一瞬、一度だけ感じた感覚が、50年たってもまだ残っている。

 それほど、最初に出会った音楽、最初に買った一枚のレコードというのは、生涯にわたって色々な影響を及ぼす。

 だからこそ、子供の時には一流のものを聞かなきゃダメである。

 卵から出て最初に、シンバル叩くサルの人形や自走式の電気掃除機を見てしまった日にゃ・・・(v_v)

2011年8月 8日 (月)

FMシンフォニーコンサート9月分収録

Fmsymq NHK403スタジオで、FMシンフォニーコンサート9月分2本の収録。

 9月11日(日)放送分は、「夏のメロディ」をコンセプトにした名曲集。ホルスト「惑星」より「木星」、文部省唱歌などから「夏の思い出_「浜辺の歌」「我は海の子」「庭の千草」など(sp:澤畑恵美)、外山雄三「ラプソディ」、プッチーニ「交響的前奏曲」、レスピーギ「ローマの松」ほか。川瀬賢太郎指揮東京フィル。

 9月25日(日)放送分は、モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調、第40番ト短調ほか。チョン・ミョンフン指揮東京フィル。(これはなかなかの名演。特に40番は「哀愁のト短調」ではなく、次の41番「ジュピター」に繋がる転調と対位法への意気込みが伝わる硬派の演奏で聴かせる)。

Semis 収録を終わって、気が違ったように鳴いている蝉の声のシャワーの下を家路につく。

 それにしても、人間が生息できる限界を超えたような暑さ。
 防護服でも着ていないと外を歩けないような…、何というか地球とは気象のタイプが違う別の惑星に来ているような…。

 夏って、こんなだったろうか?
 なんだか、この世にいる気がしない・・・

2011年8月 6日 (土)

iCloud

Cloud_2 リアル iCloud・・・

2011年8月 5日 (金)

OSX Lion vs EXCEL 2008

Excelx 前日の夜、突然、MacBookのExcelが開かなくなった。

 Intel以前のアプリケーションはOSX Lionを入れて動かなくなるケースが多いが(その場合はアプリのアイコンにXマークが付く)、ExcelはOffice 2008なので問題はないはず。現に、同じ2008のWORDは問題なく動いている。

 それなのに、途中まで起動してはプツリと落ちてしまう繰り返し。再起動してもあちこち設定をいじくっても事態は変わらない。

 仕方なく最新のOffice 2011をネットからダウンロード(ただし30日試供品)。こちらは当然、問題なく開いて作業も再開でき、問題解決。

 で、(開かないアプリを入れておくほどメモリに余裕はないので)古いEXCELは削除するしかないか、とアイコンをクリックしたところ・・・・・何と(少し時間はかかったものの)開くではないか!

 捨てられると思ってあわてて開いたのか?
 か、可愛い・・・

(いや、そんなわけはない。
 はて、何が原因だったのか?)

2011年8月 4日 (木)

渦巻き鳥組曲

Spbd 夏のもう一つの大仕事、ホルンとピアノのための組曲(福川伸陽氏委嘱作品)の作曲を再開する。

 ホルンはカタツムリに似ている…とは昔から思っていたことだが、「Horn = Snail」ネタは以前ユーフォニウム(Euphonium)の作品(外園祥一郎氏委嘱による「メタルスネイル組曲」)でやってしまったため、今回は「スパイラルバード(渦巻き鳥)組曲」と命名。

 新しい楽器の名手が登場し、思いもよらなかった曲が生まれる…というのは作曲家という仕事の面白さの最たるものだ。
 むかし、須川展也氏にサクソフォンの曲(ファジーバード・ソナタ)を書いたときがそうだった。彼に新曲を頼まれるまで「サクソフォンの曲」を書こうなどと一度も思ったことはなかったし、サクソフォンという楽器の印象は「ジャズの楽器」というだけだった。
 さらに、出来上がって楽譜にしたときも「こんなメチャクチャな曲を人間が吹けるんだろうか?」と思った。演奏した須川氏も初録音のスタジオで「(部分的には吹けても)全曲続けて吹くのは無理」と肩で息をしながら言っていたほどだ。
 しかし、あれから20年。現在ではサクソフォン・コンクールの課題曲としてみんな普通に吹いている。演奏の進化というのは怖ろしい。

Eupho 今度の曲もよく似ていて、そもそも福川伸陽氏がぱかぱかとホルンで「ラプソディ・イン・ブルー」を吹きまくるのを聴くまでは、「ホルンの曲」を書こうと思ったことは(ホルンが入る室内楽曲は幾つか書いているものの)なかった。それに、今、ある程度まで楽譜を書き終えて「こんなメチャクチャな曲を人間が吹けるんだろうか?」と思っている。

 さて、どうなるか楽しみである。
 もちろん、ホントに「吹けませんでした」というオチになる危険性も高いのだが・・・

2011年8月 1日 (月)

気分転換

Scorek801 大河ドラマテーマ曲の仮スコアと音源を仕上げる。

 昔なら、オーケストラで書かれた曲というのは、実際に鳴らしてみるまで誰にも(作曲者にも)どんな響きの音楽になるか分からないのが普通。でも、今はシミュレーションした音源で事前に聞いてみることが出来る。それが良いかどうかは別として、便利になったことは確かだ。

 ただし、大河の「テーマ曲」ともなると、制作側には50年の伝統(と視聴率)を背負った重責と思惑があり、一方、作曲する方も50年来の思いと意地がある。それらがガッチリ真っ正面からぶつかるわけで、すんなり「出来上がり」とは行かない。まだまだ怨念が火花を散らす日々は続く。

Juk それはともかく、おかげでこの一週間全く外に出ずこもりきりだったので、ひさしぶりに新宿に出て、西口の電気街あたりを散策する。

 まだ何となくエレベーターは(地震の記憶があって)不安なので、デパートや電気街のビルの階段やエスカレーターを上下しながら、新しいMac Book Airだの、3テラバイト!のHDだの、A3カラー複合機だのをいじくり・・・お酒を買い込んで帰宅。

 気分転換になったような、ならなかったような。

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