大河ドラマ音楽打ち合わせ
8月下旬から撮影も始まり、松山ケンイチ清盛は快調に新しい世界を作りつつあるとのこと。まだ「絵」は見ていないが、出来上がりが楽しみ。
また、台本表紙(本編タイトル題字)の「平清盛」という書も「ただものではない」迫力で、ちょっと驚く。これは若い女性の書家:金澤翔子さんによるもの。凄い才能だ。
音楽の方は、現在、テーマ曲のスコアが仕上がり、本編の前半十数回あたりまでの音楽のリストアップが進行中。
ちなみに、1年間で全50回のドラマに、各回1分半から4分くらいの音楽十数曲が必要なので、単純計算して総数約600曲以上!。時間にして軽く24時間を上回る分量になる。
これを「まとめて書け」と言われたら死んでしまうので、制作する段取りや録音手順などを調整しているところ。
昔は、作曲家がNHKに通って、台本や映像を見ながら何分何秒の音楽をどこに入れるか打ち合わせし→家に帰って作曲して楽譜にし(オーケストラ用のスコアにして→業者が演奏者用のパート譜に起こし)→それをスタジオにオーケストラやミュージシャンを呼んで演奏&録音し→そのテープを編集し→出来た音楽を映像に合わせてはめ込む…という作業を毎週毎週1年50回繰り返していたそうで・・・音楽を担当することになると、みんなNHKの近くに引っ越してきたりマンションを借りたりして書いていたそうな。
この歳で、さすがにそれは出来ません・・・(v_v)
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コメント
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吉松先生
先生と同い年、クラシック暦40年、現代音楽暦1年のサイクリスト・サラリーマンです。
昨年から現代音楽(tonal/atonalの区別無く)にのめり込んでおりまして先生の音楽も多数聴かせて頂いております。
NHKの大河ドラマの作曲大変でしょうが来年から先生の音楽を毎週聴けると思うと大変楽しみです。
応援しております。どうかがんばってください。
サイクリストたく
投稿: サイクリストたく | 2011年9月 2日 (金) 14:34