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2011年9月 6日 (火)

FMシンフォニーコンサート10月分収録

Fmsymq NHK404スタジオで「FMシンフォニーコンサート」10月分2本の収録。

 10月2日放送分は、ショスタコーヴィチの作品集。組曲「ハムレット」(劇音楽op.32)、ピアノ協奏曲第1番(p:ジャック・ルヴィエ)、交響曲第5番。ロナルド・ゾルマン指揮東京フィル。
 個人的に、ショスタコーヴィチというのは「下手なオーケストラがごりごり演奏する白黒モノラルな音楽」という印象で染み込んでいて、上手いオーケストラで丁寧に演奏されるハイビジョン・カラーのショスタコーヴィチを聞くと「遠い時代」を感じる。鉄錆や血や硝煙の跡を洗い落とされてきれいに塗装された(戦争博物館の)戦車のような…。

 10月9日放送分は、三善晃「管弦楽のための協奏曲」、武満徹「オリオンとプレアデス」(vc:堤剛)、シベリウス交響曲第2番。尾高忠明指揮東京フィル。
 シベリウスの2番は明治34年(1901年)の作。日本では森鴎外や夏目漱石や滝廉太郎がヨーロッパ留学に勤しんでいた頃だ。シベリウスもこの曲を書く10年ほど前ベルリンに留学し、帰国してフィンランドに西洋クラシック音楽を根付かせた。そして、日本でもそれから10年ほど遅れて山田耕筰が留学、日本でオーケストラの歴史が始まった。あれから100年・・・そう思うと、2つの日本の現代作品がなんとも愛おしく聞こえる。

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