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2011年9月19日 (月)

馬の思想

Horse 先日、ドラマの音楽について話している時に声高に主張する羽目になったのだが、私は「プロの作曲家」ではない。

 プロの作曲家というのは、注文に応じて音楽を書く専門職(Professional)。例えて言えば競馬のサラブレッドみたいなもので、騎手(注文主:クライアント)がムチ(お金)をピシッと入れると全力疾走する。走ることで生活は保障されるが、好きな時に好きな処を好きなだけ走るというのは許されない。

 対して、純音楽の作曲家というのは野生の馬のようなもの。走りたいと思う時、あるいは意気に感じた時(あるいは誇りのために)には走るが、人に「走れ」と言われても走らない。それどころか誰かが背中に乗ってムチをくれようものなら、振り落とす。

 私は(まさに若気の至りながら)後者に憧れてこの道に入った。だから「プロでない」ことが誇りでもある。もっとも、野生の馬というと格好が良いが、野良犬と言った方が近い。よく人に噛み付くし・・・(v_v)

 アマチュアとの違いは?とよく訊かれるが、それは簡単明瞭。アマチュアは他に本業があるが、野生の馬には「ない」。生きるために音楽をやっているのではなく、音楽をやるために生きているからだ。

 早い話が「音楽XX」なのだが、このXXには何を入れても差別用語になるので念のため。

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コメント

プロ=すぐれた音楽職人
アマチュア=偉大な芸術家
か………。

最近、世間で吉松センセが放送音楽作家としての認知を得ておられるのを見て、いわゆるクラシック好きではない友人・知人と吉松音楽を共有できる喜びを感じる一方、純音楽ファンの私としてはちょっとした淋しさを感じていたのは事実です。ですが、「プロではない!」とおっしゃるので安心しました。

職人(アルチザン)と芸術家(アルチスト)と言い換えてもよいような気がします。「プロの作曲家」が前者、「音楽XX」が後者ですね。

「生きるために音楽をやっているのではなく、音楽をやるために生きている」

あまりのカッコ良さに、鼻血が出そうになりました…。

↑田中一村みたい。
人それぞれ。敢えて別の人のことを書きたくなる。私にとっては音楽は比叡山の仏道修行に近いものかもしれない。といっても決して重いイメージではなく彼らは心からその修行を楽しんでいるのだそうです。いづれにしても楽しいという気持ちには変わらないのですが。辛いこともあるけれどだからこそ。
あと長丁場でしょうから今の時点でどうかご無理はなさらないように…>大河の流れの如く。

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