今様・紀行・ツレうつ
大河ドラマの劇中で歌われる新しい「今様」と、4月以降に使われる新しい「紀行」の音楽の作曲。
登場人物の一人「後白河法皇」(松田翔太さん)は、あの「梁塵秘抄」を編纂したほどの今様(当時の流行歌)好き。一日中とにかく声が枯れるまで歌い続け、御殿に人を集め船を浮かべて丸ひと月以上ぶっ続けで歌い明かしたこともあったとか。現代で言うなら〈超〉の付くカラオケマニア?である。
今回作ったのは、女性の恨みと呪詛にまみれたちょっと怖い歌…。それをのどかな調子で歌うと、不思議なアンバランス感があって……あまり歌詞に深入りするのは…怖い気が……。
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余談ながら、細川貂々さんの「7年目のツレがうつになりまして」(幻冬舎)を読んでいたら、2年前の対談の時の〈絵→〉が。
何だか凄く〈いい人そう〉に描かれていて恐縮至極。
昨年出た本なのに、気付くのがちょっと遅くなりました。(^_^;
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福岡で音楽教師にしている津田といいます。実は今年の10月に全九州授業発表会で遊びをせんとやをもとに今様をもとに授業をしようとしています。そこで吉松さんにいっぱいお聞きしたいことがあります。これを読んだらご返事くださいますか?吉松さんはどうやってあの美しいフレーズを今様風に作曲されたんですか?あと今様についての何かをもとに研究されたのかなあ??なんて考えています。ちなみに後白河法皇の遊びをせんとやとかたつむりと元服のシーンの今様をもとにいろんな授業を展開しようと思っています。ご意見いただきますか?
投稿: 津田 弓 | 2013年6月30日 (日) 02:22