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2012年2月 8日 (水)

音楽調合

Waves 新聞の取材を受ける。以下、オフレコ話。

 作曲…というのは、「何かを表現する」という感性の行為ではなく、神経のどこを引っ張ると涙腺が刺激されるとか、どういう化学成分をかがすと心拍数があがるとか、そういうことを研究するきわめて理性的な人体実験的行為のような気がするんですよね。

 音楽って、どこか麻薬とか毒薬と似てるでしょう。摂取すると夢心地になったり眠くなったり興奮したり失神したり…。こういう和音にこういう和音を繋げると人は「泣く」とか、こういうリズムにこういうノリを付けると「興奮する」とか(笑)そういう薬物的な効能や致死量があると思うんですよ。

 それを研究するマッド・サイエンティストのようなものが作曲家というか(笑)。言って見れば、毒薬の調合師みたいなもので、心動かされる音楽を書く人ほど実は悪魔なのかも知れないですね・・・(^_-)-☆

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コメント

心動かされる曲を書く人ほど実は悪魔だとしたら…

•演奏家→悪の教団員?
•指揮者→悪の教祖?

こんなイメージでしょうか?
f^_^;)

毒と薬は紙一重と聞きますので、適度であればいいと思います。
(笑)

理系ちゃん最高!!
陽子・中性子・電子の組み合わせの違いだけで何故違う性質の元素が生まれるのか!? 究極の謎です。音楽も同じ。

つい最近読んだ、バウル・ヒンデミット「作曲家の世界」に出ていて驚いたのですが、古代ギリシャの幾何学者エウクレイデス、古代ローマの天文学者プトレマイオス、物理学者ホイヘンス、数学者オイラー、天文学者ケプラーは音楽理論に関する本を書いたり、音楽理論から影響を受けているのだそうです。

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