清盛フレア
大河ドラマ「平清盛」第12回(宿命の再会)放送。ようやく全体の4分の1までこぎつける。
音楽を担当する当事者なので、番組が客観的に見て「面白いか面白くないか」の判断は付かないが、一視聴者として見ていて、毎回「笑い」と「泣き」のツボを見事に突いてくることには感心する。(普通、テレビを見ていて笑ったり泣いたりすることは滅多にないのだが、結構やられる)
今回も、待賢門院の死の場面でウルッと来て、その直後の源平両雄のろくでもないプロポーズに笑わされる。
泣きの小道具は、季節はずれの水仙、「わがきみ」の呟き、鳥羽上皇の号泣、カッチー二のアヴェマリア…と完璧の布陣。笑いの方は、猿の後ろ姿で「俺の子を産むか?」ニワトリまみれの庭で「もうそなたでいい!」…とこちらも高レベル。
音楽に関して(完全に人ごととして)云えば、湯水のように使いすぎ…という印象。音楽が私でない「誰か」だったら、「たかがドラマにここまで持ち札を全部投入することはないのでは?」と御忠告申し上げたい。
そして勝手な個人的希望としては、晩年の清盛を伊東四朗さんで見たい(物語上は実の親子なんだし、世間一般の清盛像としては彼こそ適任かと…φ(.. ))。
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コメント
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動物がよく出てきて楽しい。
投稿: TMurayama | 2012年3月27日 (火) 09:37
ファンです。コメントお許しください。
少し前に友達を亡くしました。カッチーニのアヴェ・マリアに重ね合わせてしまい、涙しました。
投稿: nyankai | 2012年3月30日 (金) 09:58
この放送を録画で拝見しました。
二人のシーンはいつも劇中で不思議な雰囲気を醸し出していましたね。
大きな磁力のように惹かれあっているのに相容れない二人。
その二人の気持ちが融合する時…しかしそれは今際の時…
この時にこの旋律がくるのか…
カッチーニのアヴェマリアにはやられました~
大好きな曲です。
素晴らしい編曲で素晴らしい演奏で本当に心が揺さぶられました。
オープニング&紀行の「遊びをせんとや生まれけむ」の魅力的な旋律。
今年の大河ドラマは特に冒頭から音楽にとても惹かれていた理由が今回のこの楽曲の起用でわかりました。
私は吉松さんの音楽に魅了されていたのですね!
これからもとても楽しみにしています。
投稿: 肩こりママさん | 2012年4月 1日 (日) 15:54