アンドロイドは左手でピアノを弾くか?
ちょっと仕事の合間に〈理系のための音楽論(仮)〉の思考実験(案)をもそもそ考える。
脳の代わりにCPU、耳の代わりに集音マイク、筋肉の代わりにサーボモーターを持つアンドロイドは、どういうものを「音楽」として聴くようになるのか?
まあ、「それがどうした?」と言われればお終いな話ではあるのだけれど。
午後、左手のピアノ…というものに関してNHKの取材を受ける。
Q:左手のピアノの曲というのはどうやって書くんですか?
A:左手のピアノの曲だなあ…と思いながら書きます。
Q:そう言えば「右手のためのピアノ協奏曲」というのはないんですか?
A:さあ、聞いたことありませんね。……などなど。
音楽と言うのは…この歳になってもまだ良く分からないことだらけであり、なんと不思議に満ちていることか。
まあ、それも「それがどうした?」と言われればお終いな話なのだが・・・
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音楽を聴いて描く(であろう)イメージや、
想起する風景は、自分だけのもので、
他の人にはわからないですね。
アンドロイドも然り。
それこそ、神のみぞ知る世界…
「それがどうした」と云われればそこまでなんですが。
投稿: Ryoko | 2012年4月12日 (木) 22:44
音楽の世界においても cybernetics の研究は是非されるべきだと私は考えます。それは、人工知能やロボットに音楽をさせる研究によって、最終的に得られるものとは、人間の心と身体にとって音楽とはどういうものかを本質的に知ることに他ならないからです。
投稿: TMurayama | 2012年4月13日 (金) 13:12