音感よもやま話
Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」6月号更新。
今回は、わたしが作曲家として道を踏み外す(?)きっかけになった「B♭」の話ほか…音感や調にまつわるよもやま話。
そう言えば、今回の大河ドラマの音楽でも、平安の響きを意識すると「Em(ホ短調)」、和風を意識すると「Dm(ニ短調)」にチューニングが合う感じがして、ちょっぴり不思議な気がしたものだ。
なるほど、「調子が良い」とか「調子っぱずれ」というのは、これなのか・・・と
*
その大河ドラマ「平清盛」第23回「叔父を斬る」放送。
中盤のクライマックス〈保元の乱〉三部作の3。
叔父を斬った清盛 vs 父を斬れなかった義朝…
父が父を斬る場に立ち会った頼朝 vs 何も知らされず叔父に竹馬をねだる無邪気な宗盛…
それぞれの処刑の場を蔭から見つめる西行と鬼若(弁慶)…
我が子の行く末を思う頼朝の母:由良と義経の母:常磐…
そして、憤怒の形相の清盛と笑いまくる後白河帝・・・
対比と伏線の構造が見事すぎる。
今回の忠正(清盛の叔父)、為義(義朝の父)、前回の悪左府頼長、崇徳帝、そして鳥羽帝に白河帝などなど、ここまでで助演男優賞クラスが7〜8人(特別賞はやっぱり鸚鵡!)。
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わーい、更新楽しみに待っておりました!
いざ、探偵事務所の扉をたたかん♪
( ´ ▽ ` )ノ
投稿: Ryoko | 2012年6月10日 (日) 17:52
鸚鵡が特別賞なら・・・
ありし日の無法者清盛シーンで一緒に庭を駆け回っていた鶏が
前回の庭先に立つ清盛の後ろ(たぶん塀の上?)で映っていたのは
エキストラ動物トップ賞ものだと思うのですがw
投稿: ぱゆ | 2012年6月21日 (木) 22:30