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2012年7月28日 (土)

OSX Mountain Lion

Osx_ml 先週、MacbookAirに新しいOSX 10.8〈Mountain Lion〉をインストール。しばらく使ってみてどうやら不具合は無く大丈夫そうなので、メインマシンにもインストールする。

 昔はOSが新しくなる度に古いソフトがごっそり使えなくなってえらい目にあったものだが、今でも古いファイルなどが「開けなくなる」のがとにかく怖い。
 急にEGWord(Macの古いワープロソフト)のファイルが開けなくなって……25年分の原稿が読めなくなったのが数年前…(v_v)。それ以外にも、開けなくなった原稿・画像・音声ファイルが押し入れにどっさりある。いま普通に使っているファイルが10年20年先に読める保証は全くないのだ。

 そもそもMacにしても(現在はめちゃくちゃ羽振りがいいが)Windowsに押されて消えてしまう可能性も充分あったわけで、そうなっていたら1987年以来Macで書きためてきた25年分の原稿も楽譜も、今頃は全て「ただの開けないファイル」の山と化していたかも知れない。・・・これは考えるだに怖ろしい。

 紙の本なら50年前の物だろうが100年前だろうが「読む」のは可能だ。でも、パソコンのファイルは(物によっては)たった20年前のものが「読めない」どころか金輪際「開けない」状態になる。
 データの保存にしても、昔は(若い人は知らないでしょうが)カセットテープに保存していた。それがフロッピーディスクになって、MOやハードディスクになって、昨今はSSD・・・
 でも、カセットもフロッピーも、わずか十数年前のものが今のパソコンではもう開けない。

 こうなると、今使っているPDFとかDOCとかMP3などというファイルはいつまで開けるのだろう?とか、HPやブログやTwitterやFaceBookなどというのは10年後20年後も読めるのだろうか?などなど・・・OSやCloudが進化し便利になる度に、逆に心配になってくる。

 そのうち、音も無く人類の記憶全てが雲(Cloud)の向こうに消えてしまう…そんな未来もあるのかも知れない・・・(でも、それはそれでいいのかも知れないと思わなくもない)。

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