匠の履歴書
キイボードマガジン10月号の《匠の履歴書》コーナーにインタビュー記事掲載。
音楽の話、大河ドラマの話、コンピュータの話から、自薦CD10枚、仕事場(機材やその配置)の紹介までいろいろ。(今の仕事場でこの配置の写真は、もしかしたらこれが最後になるかも)
作曲家になりたい若い人にアドバイスを、と言われて曰く・・・
ちゃんと先生について、基礎からきちんと学び、良い音楽を聞き、良い楽器で耳を育て、きちんと人付き合いもして、出来れば海外に出て見聞を広め、いい家庭を持って、しっかりお金が入る仕事をこなし、それで生計を立ててること・・・
・・・でも私は、全部(そりゃあ、もう何ひとつ!)やりませんでしたけどね・(^_^;)b。
追記 ※危険ですので絶対に真似しないで下さい。m(__)m
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そもそも「こうするべきだ」「こうした方がいい」「こういうものだ」なんてのは甘い罠です。
既に敷かれているレールを進む。ある意味、なんてラクなのでしょう。
レールに従順に従っていさえば、平凡な成功者の一人になれる人は多いとは思います。
作曲家になりたい人、以前に、「世界を覆すような」成功者と謂われる人たちで、世の中で謂われている「こうするべきだ」のレールに従って進んできてそうなった人って、ほとんどいない気がします。
大学なんてところへ行くと、自分が興味の感じないことまで単位取るために勉強しないといけないわけで、そんな無駄な時間を自分の興味の感じることに使えばいいのではと思うのです。
知人にヤ○ハJOC出身で芸大作曲科へ入るのに2浪したという人がいます。芸大作曲科という日本のクラシック作曲の最高権威の基準に、自分の作曲の基準を一致させるのに、それだけの時間労力を掛けて入学して4年間+α………その人はスゴイな、と思います。
私は真似できません。そんな無駄な時間労力を、自分の本当に創りたい音楽世界の構築に全て充てたいですから。
ピアニスト目指している知人もいましたが、1時間2万円の先生に師事し芸高目指してそれがダメで芸大もダメで私立の音大ピアノ科へ進み恐らく大学院へ進み留学しコンクールに出て…… 今はドイツで弾いたり教えたりしているようですが、なんて従順なんでしょう!。そしてそういった人たちのなんて多いこと!!。
「クラシックの音楽家になりたければこういった道をすすむべきだ」にみんながみんな従ってしまっていて疑問も持たない。
だからタルカスをオーケストラで演奏するのにみんな??? になってしまうのだと思うのです。
もっと多種多様な人がクラシック音楽界に出てこないと、この世界は変わらないと思います。
もっとも、ピアノのグールドと作曲のヨシマツみたいなのはあまり多くても困るのですけど……でももう少し何人かいてもいい気がしませんか!?。
本当は自分のブログにでも書けばよかったのですがつい……長くなりましてすみませんでした。
投稿: TMurayama♪ | 2012年9月12日 (水) 23:02
2012年6月12日(火)のエントリに出ていたインタビューの件ですね。
6月に受けたインタビューが10月号に載るとは、ずいぶん時間がかかるんですね。
投稿: f.listius | 2012年9月13日 (木) 05:56
現代の日本で現代音楽系の作曲家としてそこそこ成功したとしても、音大の作曲科を出て作曲コンクールで優勝して何か賞もらって現代音楽関係の評論家だけに褒められて海外の小さな音楽祭だけでちやほやされて、それでも一般聴衆への認知度はゼロで普通のコンサートやCDで音楽が鳴るのは夢の夢のまま、吉松さんみたいな自由人に対して嫉妬の塊になりながら「ふん、あんなの」と精一杯強がりのポーズを取り、現実世界では狭い世界だけのお山の大将で細々と学生に音楽を教えたり愚痴を言ったりするだけの創造とはほど遠い生活を送りつつ生きてゆくしかない気がします。死中に活を見い出したとおっしゃいますが、やはり無類の強運の持ち主なのだと思います。
投稿: Arnold | 2012年9月13日 (木) 12:41
作曲家はモノを創れるのでまだましです。
何も生み出せない評論家業はもう最悪です。
Tweet垂れ流しながら憂さ晴らししてます。
投稿: 齋藤敏夫 | 2012年9月14日 (金) 06:36