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昨日・今日と2日にわたってNHKで〈ららら♪クラシック〉の「第9入門」の回ゲスト出演の収録。MCは石田衣良さん、加羽沢美濃さんのお二人。
ベートーヴェンの第九を解説するクラシック番組の打合せに出向く。
ここ数日、自分伝執筆のためにMacBookに向かって70年代80年代のことを書き出しているのだが・・・思い出したくないことばかりで、どんどん鬱になるので困る。(=_=)
そもそも当時の記録はオープンリールテープだったりフロッピーデスクだったりでもはや読み込むことすら出来ず、古いMacのファイルも開けない。ほんの30年ほど前のものが既にこうだ。生身の頭が思い出せないのも仕方ない。
それにしても・・・Betaに続いてVHSのテープも見ることが出来なくなり、LDやMDやCassetteやDATがそれに続き、ほんの数年前のiDiskのファイルやmac.comのページも消え果て、さて、CDやDVDはいつまで試聴できるのやら。
電子書籍もiTunesもiCloudも…断言していい…50年後に存在している可能性はおそらくゼロだろう。データの記憶喪失は凄いペースだ。(-_-)zzz
還暦を期に自伝を書きませんか?というお話来る。
大河ドラマ「平清盛」最終回(第50回)の台本(仮)届く。
清盛がXXして、最後にXXでXXにXXして(このあたり秘密)…、張り巡らされてきた伏線が壮大に回収され永遠に向かって収斂してゆく大団円。ああ、とうとう終わってしまうのか…と感慨もひとしお。
平家は清盛の死後わずか4年で滅びてしまうわけだが、滅ぼした側の義経もその4年ほど後に非業の死を遂げ、源氏も頼朝の後わずか三代で滅びてしまう。それを臭わす「歴史の無情さ」もまた見所か。
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午後、出版の打ち合わせふたつ。
ひとつは2年越しで書いていてまだ先の見えない「音楽とは何か?」系ガイド本。さほど大著ではないのだが、やはり内容が内容だけに一生に一冊の研究発表論文(中身は軽いが)みたいになってしまいそう。
ま、生きているうちに出せれば上出来かと。
Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」10月号更新。
今回は、オペラについて思いつくままうだうだと書き連ねた・・「オペラ雑想徒然草」。
オペラは、言葉と音楽の見事な融合であると…イタリアオペラなど見るとしみじみ嘆息してしまうのだが、じゃあオペラを書いてみるか?と言われると、日本語との相性のイマイチさ…で、どうしても二の足を踏んでしまう。
それでも、時々は「一生に一曲くらい書いてみようか」と考えなくもないのだが・・・十年以上すったもんだ&七転八倒した挙げ句「結局書けませんでした」に終わる可能性が大きすぎて、ちょっと手が出せない。
というわけで、もし私が数年以上まったく新曲を発表せず音沙汰無しになったら・・・オペラを書いてるか、死んでるか…ふたつにひとつ(おそらく後者)です。φ(.. )
交響組曲「平清盛」コンサート、10月6日の中国地方限定放送に続いて、19日に全国放送枠での放送決定。
NHK総合テレビ:10月19日(金)午前01:45(18日深夜)から。
出演:吉松隆、豊原功補(俳優)、舘野泉(ピアノ)、瀬川泰代(ピアノ)、市原愛(ソプラノ)、NHK広島放送児童合唱団、広島交響楽団、藤岡幸夫(指揮)。滑川和夫アナウンサー(NHK広島)。
詳しい内容は9月20日付の当ブログ参照。