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2012年11月12日 (月)

冨田勲の世界

Tomita12  NHK502スタジオで「音の魔術師・冨田勲の世界」収録。

 今年御年80歳になられた作曲家:冨田勲さんを迎え、お話を聞きながら音楽人生を俯瞰する3時間。
 TV番組のための音楽(新日本紀行、今日の料理など)、大河ドラマの音楽(天と地と、新平家物語、徳川家康など)、シンセサイザーの世界(月の光、展覧会の絵など)、そしてサウンドクラウドから今月初演予定の「イーハトーヴ交響曲」まで、音楽を聴きながら、作曲家になったいきさつやテレビ音楽の作曲裏話、シンセサイザー先駆者としての苦労話などなど興味深くも濃厚な話をたっぷり聞かせていただいた。 
 
Tomita21b_2  冨田さんと私は、実は慶應高校〜慶應大学の先輩後輩(冨田さん文学部卒、私は工学部中退)で、音楽大学に行かず作曲家になったのも同じ。そんな大先輩の音楽を聴いて育った世代の私の個人的ベスト5は・・・「新日本紀行」「天と地と」「青い地球は誰のもの(70年代われらの世界)」「文五捕り物絵図」「ジャングル大帝」。これは日本が誇るべき不滅の名曲。
 そのほかNHKならではの蔵出し音源や、シンセサイザーを手に入れて最初に製作した試作品「銀河鉄道の夜」、新作の初音ミク登場シーンのサンプルなども登場。宮沢賢治の話や、天文学少年だった頃の話、戦争中アメリカ軍のラジオから聞こえてくるジャズやストラヴィンスキーで音楽に目覚めた話など、ファン必聴の話も満載。お楽しみに。

 放送は11月18日(日)NHK-FMで18時から21時まで(途中18:50〜19:20ニュース&お知らせで中断)・・・これでまた裏番組「平清盛」の視聴率が心配に・(v_v)

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仕事&音楽」カテゴリの記事

コメント

子供の頃、冨田先生の肖像写真の背後に複雑な配線の巨大シンセサイザーが鎮座しているのを見て
「こんな高度な機械を操作できるのか、すごいなあ」と畏敬の念を持った記憶がありますが、
たぶん機械の性能だけを比較すると今の一般家庭用のPCの方が遥かに上ですね。
一般家庭にないのは冨田勲の才能だけ。

キャー~~~吉松センセと冨田先生の2ショット

わたくしにとっては、冨田勲さんといえば、ただただシンセサイザー奏者です。中学3年の音楽の教科書に、モーグシンセサイザーが鎮座する仕事場での写真が載っていて、それを見てシンセサイザー奏者を夢見ました。
そんな冨田さんがなぜシンセサイザーに傾倒し、そこから何を観じられたか………私自身、今後、電子楽器と生楽器の狭間でどうすればよいか。
余談ですが、「エレクトーン」なる不可思議な電子楽器を窮め切った人ほどいづれか必ずこの楽器を卒業するという現実に触れ、私自身もこの楽器を卒業することを決心し、そのことで、一見制約だらけの生楽器がとてつもない広大無辺な世界であることを日々学ばされているところです。
電子楽器と、生楽器………その辺のところを冨田先生がどう話されているか、話されているかどうか、楽しみです。

P.S. シンセサイザー奏者の夢は未だ捨ててはいません。「シンセサイザーで奏でるプレイアデス舞曲集」のCD発売を絶対に実現させます。

私にとって冨田勲さんの音楽は「マイティジャック」、「キャプテンウルトラ」、「どろろ」、「リボンの騎士」などもけっして忘れることができない一生ものの心の財産です。

「イーハトーブ交響曲」も待ちきれません。
そういえば、シンセ版の「シェエラザード」はどうなったんだろう。。。

前世紀の話でございます。
『月の光』のLPをヘッドフォンで聴いて空間の広がりに驚嘆しました。
その後・・・
我が家に初めてきたCDは冨田氏ので、しばしの間リビングに飾っておりました。
BACH好きの私の愛聴盤は「バッハ ファンタジー」。

ラジオの予約録音方法を知らない私はFMを聴けません。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 私は初めて自分のものとして買ったか買ってくれたLPが惑星でした。LP入手前にNHK-FMのクラシック枠で後半(木星以降)だけ放送されたのを半ば偶然に聴いたのがきっかけだったように記憶しております。冨田勲さんの作品自体は『新日本紀行』や『今日の料理』で以前から耳にしていましたが、最初に作者を意識したのはシンセサイザーでしたね。以来氏のレコードを少しずつ入手しながら次第にシンセサイザー以外の分野も知るようになりました。シンセサイザー以外の印象深い作品はいろいろですが、やはり『新日本紀行』を筆頭に『ジャングル大帝』(情操教育用LP版)や『リボンの騎士』などかなあ。
 ところで、シンセサイザー版のシェエラザード! 実に懐かしい情報です。私は某FM誌でその話を知り、気がつけばもう30年近くもなりますので、お蔵入りかなあと思っていますが、今度の放送でも一切触れられなければ、もう無かったことになったと諦めるしかないですね。(つまりまだ諦めきれていないです、私(も)。)

「バッハ・ファンタジー」のライナーノーツを私がテキスト入力しました (1996年。写植会社にて)。faxで届いた冨田さんによるワープロ打ち原稿 (感熱紙)、未だにこっそり大切に保管してあります。宝物です!。
ベートーヴェン、ブラームスは (戦争の灰色のイメージと重なり) あまり好みではなく、20世紀のラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキーなどが好みでシンセサイザー作品にとりあげてきた…… それがやがて Sound Cloud だとかに発展していく…… 今夜の放送でそういった巨匠・冨田氏のお話、音楽を改めて楽しみたいなーと思います。
対しての異端児・吉松センセのお役目が如何なるものか楽しみにしております。
18:00 NHK-FMですよ、皆さん!!。

良かったです! 残念ながら最初の方を聴き逃してしまいました。再放送はないでしょうか?

聴きました!。
もうなんというか、知らない曲が多かったことは仕方がないのですが、シンセサイザーの第一人者が、 before に経験されてきた様々なこと、お手本のない初めての音楽世界をモーグシンセサイザーで創造されたこと、 after にやってこられたこと……… 単にシンセサイザーのスタジオの写真と不可思議な音楽に憧れただけでは、あんな素晴らしい音楽は到底創れない!、とハッキリ悟らされました。

スミマセン、こちらは吉松センセのブログですから、大変印象的だったこのお話を引用させていただきます。

冨田「吉松さんの音楽は弦が素晴らしい。本当に日本を感じる。独特。ふっと間が出来る。どっからくるんですか!?」
吉松「昔の前衛の頃の現代音楽。それを無調ではなくハーモニーでやってきた。」

“クロサワ”様
NHKのことですから、いつか再放送があるかもしれませんが、それもいつになるやら、、、

“ぱゆ”様
俺も【月の光】を聞いたことがきっかけで。
広がりって何か? ということを感じることが出来た前世代を過ごしました。

今回、吉松さんのこの場所をお借りする形で、両名にお知らせが。
(もちろん、その他の方々にも、目にして頂いて構わない内容です)
この記事から、先ほど自分の感想をツイートしました。
普段、つたないツイートを行っていますが。
もし両名が、当方をフォロー頂ければ、この貴重な放送に関するちょっとしたお知らせを行うことが可能です。
興味を持って頂ければ、是非よろしくお願いします。

前半途中から聴きました。とてもよかったです。
冨田さんの声を聴いて若いなあと思いましたが、ラジオ番組の声はもっと若い!
オーディオを始めた頃、「月の光」が最初に買ったLPだったと思います。
23日に「イーハトーブ」初演を聴きにいくのですが、とても楽しみです。
NHKFMで「冨田勲三昧」があることを夢に見ております。
今日の「平清盛」は録画鑑賞しました^^;

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