ブラボー!オーケストラ3月分収録
NHK503スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」3月分3本収録。
メキシコの女性指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラの指揮で、中南米のちょっと珍しい曲を中心に3夜。
3月3日(日):モンカーヨ「ウワパンゴ」、ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」(g:村治奏一)。+R=シュトラウス「サロメの踊り」(指揮:D.エッティンガー)
3月10日(日):ピアソラ「タンガーゾ」、バンドネオン協奏曲〈アコンカグア〉(bn:三浦一馬)。+マルケス「ダンソン第2番」(指揮:渡邊一正)。
3月31日(日):ブラームス「交響曲第1番」。演奏はいずれも東京フィル。(2012年9月12日第822回サントリー定期および第823回オーチャード定期より)
このデ・ラ・パーラという指揮者、まだ30代初めのなかなかの美人(いわゆる「美人過ぎる」何とか…?)。まだまだオーケストラ界は男社会だが、「女の言うことなんか聞けるか」というオジサンに対して、美貌を武器に「何でも言うこと聞きます」と言わしてしまう手もあるわけだ…と気付かせてくれた点で(女性指揮者の新しい地平を切り拓きそうな)ちょっと目から鱗の才能。
メキシコ出身ということで、CDやコンサートでも積極的にラテンアメリカの作曲家を取り上げてくれるのが何とも嬉しいが、今回も、若手バンドネオン奏者:三浦一馬との共演のピアソラ「バンドネオン協奏曲」はなかなかの秀演。ベネズエラ出身のドゥダメルと並んで中南米音楽の熱風をクラシック界に注ぎ込んでくれることを大いに期待。
とは言え、最後に聴いた正統派クラシックのブラームスもなかなかのもの。何と言うか…偏屈なオジさん(ブラームス)の毒気を抜いて優しく包み込む(というか手玉に取る)美人家庭教師という感じ?(笑)。手玉に取られてにこにこしているブラームス先生・・・という響きの第1番が、なんだかとても心地よかった。(・・・という感想自体がオジさんっぽいか・(∩.∩)
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コメント
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セリーヌ・ディオンに似ているかな、デ・ラ・バーラさん。
手玉に取られた東京フィルが聴けるわけですか~。
冨田さんの特集でエアチェック体制を整備しなおしましたから、
忘れずに聴いて録音をしてみましょう。
楽しみです。
投稿: Shino | 2013年2月25日 (月) 12:37