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2013年4月

2013年4月28日 (日)

東京の森

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世間は連休とやらで天気もよかったので散歩に出る。
仕事場からの散歩圏内には代々木八幡神社〜代々木公園〜明治神宮〜新宿御苑があるので、都内では最も緑に恵まれた地域。写真に撮ると、とても東京とは思えないディープな森が広がる。

2013年4月25日 (木)

3つの水墨画

Scorek  京都府物産協会(京都のれん会)からの委嘱…という不思議な作品《3つの水墨画》を仕上げる。

 六波羅、孤月、京童・・・という京都にちなんだ3つの短い(水彩タッチの)風景画からなる室内管弦楽のための小品で、演奏時間は約10分。

 京都(六波羅)がらみで童歌(通り数え歌)も曲中に組み込まれているあたりは、「平清盛」のスピンオフ(派生作品)っぽいイメージも少し・・(^_^;

 来月大阪で仮録音し、6月に行われる京都駅のイベントで初披露の予定。

(ゆくゆくは、先斗町とか祇園とかいう章を追加して妖しいKyoto Suiteにするのもアリか・・・φ(.. )

2013年4月24日 (水)

お知らせ@CD&BS

Fuku2 先日の還暦コンサートでも一部演奏された「スパイラルバード組曲」、いよいよCD初登場。

スパイラルバード組曲 op.111(2011) for horn & piano

渦巻き鳥のための5つの螺旋形のシーンからなる舞踊組曲。

.Bird Spiral。鳥の螺旋。渦巻き鳥の登場。

.Cool Bird。クールな鳥のステップと舞踏。

.Romance。ロマンス。渦巻き形の夢の歌。

.Lunatic Bird。狂気の鳥。カデンツァ付き。

.Spiral End。終曲あるいは螺旋の旅の終わり。

 福川伸陽《ラプソディ・イン・ホルン弐》(キングレコード:KICC-1065/6)
 冨田勲「新日本紀行」オープニングテーマで始まり、スパイラルバード組曲(全5曲)で終わるホルンづくしの2枚組。乞うご期待。
          *
 同じく先日の還暦コンサートの〈クラシック倶楽部〉での放送曲目決定。

 5月1日(水)午前6時〜6時55分。NHK BSプレミアム〈クラシック倶楽部〉〜作曲家 吉松隆 還暦コンサート《鳥の響展》

・ランダムバード変奏曲
 …ピアノ:田部京子、小川典子
・サイバーバード協奏曲
 …サックス:須川展也、
  ピアノ:小柳美奈子、パーカッション:小林洋二郎
・平清盛」組曲から 
 テーマ〜屹立〜戦闘〜夢詠み〜決意
 …藤岡幸夫指揮東京フィル
(2013年3月20日東京オペラシティにて収録)

2013年4月22日 (月)

音符の迷宮

Kaz 作曲するという行為は・・・迷路に迷い込む感覚に似ている。

 前に前にと道を進んでいても、出口に向かっている保証は全くなく、考えに考え抜いて「右」を選んでも、思い付きでぷいと「左」を選んでも、結果は変わらなかったりするからだ。

 そもそも遊園地の迷路なら必ず出口があるが、現実世界の「迷路」には(困ったことに)出口がある保証はどこにもない。
 そこで、「もしかしたら堂々巡りしているんじゃないか?」とか「本当にこっちに出口があるんだろうか?」という疑念に常に囚われ続けるわけだ。

 そんな迷路からの脱出法のコツは、「鳥の声」がする方に「天使の囁き」のまま進むこと。
 ただし、天使の声が聞こえる・・・というのが、霊感なのか怪しい電波なのかは・・・今もって良く分からないのだな、これが・・(=_=)

2013年4月18日 (木)

iPad mini

 

Ipads 電子書籍の読書用にiPad mini(中)を買ってしまった。文庫本サイズの本を読むにはやはりこのくらいの小ささ&軽さがいいような気がする。

 ただし、スコアや新聞は通常サイズ(左)でRetinaディスプレイの鮮明画面でないと読みにくい。こちらは、むしろもう少し大きい(ただし軽い)iPad BIGが欲しいくらいだ。
 若い人はiPhone(右)で本やメールをするする読んでしまうが、年を取るとそれはさすがに無理・(>_<)。小さくて軽ければ何でもいい…というわけではない処が難しい。

 そして、デバイスが増えてくると問題になるのが、新聞や電子書籍のストアの仕組みだ。複数のデバイス間で簡単に同期して読めるものもあるが、古いデバイスを登録解除しなければ新しいデバイスで読めない仕組みのものもある。中には(ダウンロードに期限があって)以前買った本を読めなくなってしまうひどいストアもある。

 で、結局、お気に入りの本は紙の本でも買ってしまう。繰り返し聴く曲はLPレコードで買ってCDで買ってiTunesでも買う…みたいなものか。

 さて、この世界、何処にどんな形で着地するのだろう?

2013年4月17日 (水)

光風会@国立新美術館

Kofu13a  母が毎年出品している「光風会展」を見に、今年も六本木の国立新美術館へ。

 元々は上野の都美術館でやっていた老舗の会だが、2007年に新しい美術館が出来たのを機に六本木へ移転。

 モダンで明るい建物は(色とりどりの花が咲き乱れる花壇を歩いているような感じがして)鑑賞には向いているのだが、帰りにちょっと一杯…という点では、やはり上野に軍配が・・・d(^-^)

Kofu2013 今年で第99回。会期は今月29日(月)まで。
Kofu13s

2013年4月16日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

Bravoo NHK504スタジオで「ブラボー!オーケストラ」5月分1本の収録。

 今回は5月12日(日)放送分で、J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲と劇中アリア1曲(ソプラノ:吉原圭子さん)、プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」から抜粋で7曲。ダン・エッティンガー指揮東京フィル。

 なんか定年退職後も仕事してるなァ・・・ (^。^)

2013年4月15日 (月)

幻視と幻聴

Isky

 還暦展のあと定年後の初仕事(?)として、室内管弦楽編成の2曲を並行して作曲中。ひとつは京都によせる小品(6月京都駅でのイベントで初演予定)、もうひとつは交響曲第6番「鳥と天使たち」(7月大阪@いずみシンフォニエッタ定期演奏会で初演予定)。

 作曲中は、外を歩くと色々なモノが音符に見え、色々なところから音が聞こえるので、ちょっと危ないヒトな状態。ただし、今回は両曲とも明るく軽やかな題材なのでまだ安全。これが暗くて重い題材だった日には・・・

2013年4月10日 (水)

クラシック音楽探偵事務所@最終回

Card  月刊「クラシック音楽探偵事務所」、4月号の今回は最終回「還暦コンサート《鳥の響展》事後報告」。


 先日(3月20日)の還暦コンサート、ある意味では、60歳の定年退職記念パーティ(?)の趣もあったわけだが・・・(^_^;)。 これを機に、連載ブログ《月刊クラシック音楽探偵事務所》の方も、今回で定年退職、もとい、ひとまずお休みすることに。

 2006年4月から丸7年間、毎月10日発行で全85回。毎月5,000人から10,000人くらいの読者が訪れ、最高記録は大河ドラマ「平清盛」の回の30,000人超。
 時には原稿用紙30枚を軽く超える長大な回もあったが、字数が限られる新聞雑誌の原稿などより遙かに書きやすかったのは意外な発見。書きたいことを全部書いていいのだから、こんな楽なことはないのである(笑)。

 

 今後も、単発で「別冊号」を出すかも知れないが、毎月の連載はひとまず終了。長年のご愛顧に深く感謝。(もちろん本編ブログはまだまだ続きます)

2013年4月 7日 (日)

桜、サクラ、さく…

407_2 ピアノに向かって新曲の構想を練っている時、ふと洒落たメロディを思いつき、「うん、これ、なかなかいいじゃない」と書き留めているうち、「ん?どこかで聴いたことあるような…」と気になり始め・・・

 何だろう?ポップスでもなし映画でもなしドラマでもなし・・・とさんざん悩んだ挙げ句、書棚のスコアを引っ繰り出して調べてみたら・・・自分がむかし書いた曲の2楽章のテーマだった・(>_<)ゞ

 ということが最近あったのだが・・・そう言えば、テレマンだったかヘンデルだったか「あんまりたくさん曲を書きすぎて忘れてしまい、むかし書いた自分の曲をもう一度作曲してしまった」・・・という話を聞いたことがある。若い頃は「そんなバカな」と笑っていたのだが、どうも年取ると自分もやりそうだ・・(^_^;。

 実は、今日、桜を見ながらふと思い付いたメロディも・・・どこかで聞いたことがあるのだが・・・どうしても思い出せ・・・・・

 ・・・思い出した。\(^O^)/

2013年4月 5日 (金)

こころの玉手箱

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 日本経済新聞夕刊連載「こころの玉手箱」。

 人生で出会った思い出深いグッズについて語る5回のシリーズ。写真左は第2回(4月2日)に掲載された「父の勉強机と母手製のタペストリー」。

 机は、父が子供の頃から使っていたものをさらに私が中学生の時にもらい受け、かれこれ80年はたつ年代モノ。
 タペストリー(毛糸の刺織物)の方は、母が70年代に制作した巨大手工芸作品で、日展に入選して新宿の住友ビルに一時飾られていたモノ。

Niikei05_2  そして、写真右が第5回(4月5日/最終回)掲載の「お茶の水博士とタルカス」・(^_^;)
 お茶の水博士(中央のちっちゃな人物)は元々は携帯ストラップ。タルカスはCDジャケット用に制作したフィギュアだが、東日本大震災で耳と大砲が壊れてしまった。
 こうして二人(?)並ぶとちょうど怪獣戦車のサイズなのが面白い。

 

2013年4月 2日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

Bravoo  NHK502スタジオで「ブラボー!オーケストラ」4月&5月分2本の収録。

 4月21日(日〕放送分は、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(vn:瀬崎明日香)ほか。
 5月19日(日)放送分は、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」。
 いずれも、2012年12月11日、埼玉県富士見市民会館でおこなわれた「ブラボー!オーケストラ公開収録」から。演奏は小林研一郎指揮東京フィル。

 解説の時間がいつもより長めだったので、ブルッフの回はヴァイオリン談義、悲愴の回は雅楽談義を少し。「悲愴」のロ短調は、雅楽でいう「盤渉(ばんしき)調」で、「冬」そして「北」に因むキイ。しかも、第2楽章は「八多羅(やたら)拍子」の5拍子。東洋の耳から見ても見事な《鬱》の音楽なのだが、さらにもう一つ今回とんでもないことに気付いてしまった。実はこのキイ、五行では「水」に因むのだが、「水」と言えば・・・(謎解きは放送で・(^_-)-☆

2013年4月 1日 (月)

日本経済新聞(夕刊)「こころの玉手箱」

001_3今週、日本経済新聞(夕刊)「こころの玉手箱」(自分の人生に関わった懐かしのグッズを紹介する欄)に登場。

第1回(4月1日)は、14歳の時に出会った「運命」のスコア、高校生の時に作った「管弦楽法」および「タイトル」ノート。

第2回(2日)以降は、
・父の机と母のタペストリー
・シベリウスの家(アイノラ)
・旅のおみやげ(鳥の置物)
・タルカスとお茶の水博士

月曜日より金曜日まで5回連載の予定。

4月1日

Bali

バリで交響曲第6番の作曲中・・・

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