記者会見&録音@大阪
7月に大阪で初演される新作(交響曲第6番「鳥と天使たち」)の件で関西へ。
いずみホールで新聞社の取材および記者会見。
まだ書き上げていない曲を大勢の前で説明するというのは、難しいと言うより怖い。なにしろ生まれてない子供のことを話すのだから、「たぶん私に似て頭のいい子でしょう」とか「母親似で美人だと思います」と言っても、さて、生まれてみないとどんな出来かは神のみぞ知る・(=_=)
一応、〆切(初演のひと月前)までに間に合わせるというのが現在における第一目標・・・なのだが、
むかし、某先輩作曲家が〆切を遅れに遅らせ、ようやく仕上がったのがコンサートの「翌日」だったことがある。当然コンサートでは演奏できず、プログラムはメチャクチャ。委嘱した演奏家は大激怒。
そこで、彼が言い放った名セリフは・・・「たった一日遅れただけじゃないか」。(いや、確かにそうなのだけれど・・・)
午後からは関西フィルの練習場で、最新作「三つの水墨画」のリハーサルと録音。
京都に因んだ…「六波羅(ろくはら)」「孤月」「京童(きょうわらべ)」という短い3曲からなる10分ほどの小品で、6月7日に京都駅でのイベント&コンサートで披露される予定。(題名でお分かりのように「清盛」がちょっぴり入っている)。演奏は、藤岡幸夫指揮関西フィルのメンバー。
ただし今回の録音は委嘱したスポンサー(京都のれん会)の関係者に配られるプライベートなCD用で、一般に市販はされませぬので念のため。
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