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2013年7月15日 (月)

円柱型オーディオ

Nxsa55 実家のCDラジオが壊れてしまったので、(母でも使える)ミニコンポを・・・と探しているうち、JVCのNX-SA55という機種を見つけて購入。

 円柱形で高さ30センチほど。頭の丸い部分にCDを入れ、上部に高音用の小さなスピーカーが4つ、下部に低音用の大きなサブウーハーが仕込まれており、360度ステレオサウンドが聴けて音もなかなかいい。なによりデザインが面白い(新しいMac proに似ている)というのが選んだ理由。

Nxsa55a
 ただし、最近の電気製品はボタンが小さいのと機能が多すぎるのとで年寄りに優しく出来ていないものが多い。(→これが本機の操作パネル。デザイン的にはさっぱりしていていいのだが、何処をどうすれば電源が入りCDが鳴りラジオが聴けるのか、虫メガネを出さないとサッパリ分からない)

 携帯電話もそうなのだが、たまに「高齢者向け」のものを見つけると、今度は字やボタンが大きすぎて「子供向け」みたいで恥ずかしい。もっと「使う側から見た」分かりやすく扱いやすく渋いデザインを考えて欲しい。そもそも老人の方が(生きてる時間が長い分)目は肥えているのだし。
 

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#日記&雑感」カテゴリの記事

コメント

突然の不躾なコメント失礼致します。
でも、私ども工業デザイナーを侮蔑するような記事に憤りを感じコメントした次第です。

結論としてこちらは高齢者のニーズがあってこその大きな文字を採用しています。
少しでもフォントが小さければクレームの嵐になる事必至です。

では、デザイン上で使いやすさをアシストして
ボタンの色や形、あるいは場所をを変えて
理屈上の使いやすさを追求してみたとしましょう。

このような手法は
実際のところ高齢者世代の過半数には使いこなせないのです。
それに馴染めるのは若い世代だけなのです。
現在高齢者と呼ばれる世代は、文字に依存して機器類を操作しているという現状があるのです。
何度も言いますがごくごく少数の高齢者の方は除いてです。

あなたの仰せのとおりご高齢の方は目は肥えていますが、
それと引き換えに視力と適応能力は低下しているのです。
これが現実です。

あなたはきっと若々しい感覚をお持ちの方なのでしょう。
ですから大きな文字が格好悪く感じられるのでしょう。

でも、あなたがどう仰ろうと、工業デザイナーは「多数派の高齢者」のために、
一生懸命に心を込めて使いやすさを追求して高齢者向けのデザインしているのです。
学生時代から工学や生物学・心理学を一生懸命勉強し、
座学だけではなくエンドユーザーさんとの直接接してご意見を拝聴することで日々デザインの向上に努めているのです。

決して高齢者の思慮なしにデザインしているのではありません。

貴重なご意見ありがとうござました。

ただ、この記事を工業デザイナー諸氏への「要望」と取らず「侮蔑」と取ることにはびっくり仰天です。
私自身、若い頃から様々なデザインの工業製品に親しんで来て(ちなみに私は工学部出身で、作曲家であると同時にイラストやデザインの仕事も多少囓っています。ついでに言えば叔父は音響機器のデザイナーをやっていました)パソコンから各種AV機器まで黎明期から付き合って来ましたが早還暦。若い頃は回路図や部品の小さい文字も苦になりませんでしたが、さすがに最近は難しくなりました。

今回の記事は、87歳を迎えた母のためにここ数年携帯電話やCDやラジオなどを探すため電器店を歩き回り、「高齢者が扱いやすい」しかも「洒落たデザインの」デバイスがないことに心底困った現実から書いています。
洒落たデザインのものは若い人向けに字が小さく必要以上に多機能。高齢者向けとして字を大きくしたものは子供向けと同志向でシンプルすぎて「大人」には恥ずかしい。(かつては「お年寄り」と言ったら電気製品には触ったことがない…という世代だったかも知れませんが、昨今はテレビも携帯電話もパソコンも黎明期から触ってきているオール電化世代が「高齢者(私もぎりぎりその世代です)」の仲間入りを果たしています)。製品の種類は膨大なのに、思ったようなものがない…というのは極めて現実的な悩みなのです。

仰るように年を取ると言うことは処理能力が落ちるということであり、タッチボタンで機能を呼び出す…という(複数回ボタンを押して目的の操作に達する)ような単純なことが苦手になります。かと言って昔のように「スイッチ」と「ダイヤル」だけの世界にはもう戻れないでしょうが、その点を違った視点から解決した iPhone/iPadのようなデバイスもあるのですから、シンプルさと使いやすさが同居した工業的デザインが未来を切り拓く余地は充分にあると信じています。

・・・最後に蛇足ながら老婆心(老爺心?)からひとこと。
多数派の高齢者のために・エンドユーザーさんの意見を拝聴し・一生懸命に心を込めて・一生懸命勉強し・と仰る工業デザイナーさんなのですから・・・このブログの意見を侮辱と捉えてしまい「あなたがどう仰ろうと」とかたくなになられる、そのことばの矛盾に今はもうお気づきなのだと思います。
投稿された夜中の1時という時間帯から見て、私のこともこのブログのこともご存じないまま偶然この記事だけを目にして、「自分たちがやっているデザインに対するクレーム」と思い込み勢いで書き込まれたことと推察します。
あるいは、もしかしたら家電(冷蔵庫やエアコンや洗濯機)のデザイナーさんでしたら、おそらくこの記事は的外れでしょう。確かにこのジャンルは高齢者向きに優しい製品はたくさんありますから。

最初にも書きましたが、今回の記事は何十年も電気機器を使い続けてきた一エンドユーザーからの(こういう製品が欲しいなぁという)切なる「要望」です。明晰な判断力のあるときに読んで、しっかり受け止めてください。

デザイナーにも都合はあるでしょうが、私も別分野のデザイナーとして、ちょっと努力の足りない商品が多いのは事実かなと思います。

ボタンですが、キーボードのFみたいに、ちょっとポチっと目立たないように出てるとか、ポチポチっと二つ出てるとか。クロスで出てるとか。良く触るものはそれで憶えたり、その隣が進むだったなとかね。そこがんばりたいですね。

文字も、バックならBの大文字だけとか、進だけとか、御洒落に工夫しながら大きな文字を使うべく工夫する手立て、レタリングデザインもあるように思います。

例えばリモコンの裏にボタンの図をシールでデザインして入れておいたら、高いところを手探りでやる人なんかにもすごく便利だしとか。

名作は使い勝手がよく、またそういうものしか残って行かないかも。ジョブズだって感覚的に使えるようにするために必死でデザインしたわけで、だから消費者が反応したわけで。

老眼は45くらいから深刻になってくる方も多くいて、高齢者という。。。のはどうもだし、私は本当に必要な配慮であると思います。

どなたか制作者が読んで下さることを祈って。

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