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2013年9月

2013年9月30日 (月)

ミクV3

Mikuv3 留守中に初音ミクV3(ENGLISHバンドル版)届く。

 Windows版が出たのが2007年。Mac版が出るまで6年というのは、いくらなんでも遅すぎだが、これで老後の楽しみが増えた・・・かも・(^O^)/

追記:ちなみに、このパッケージでMac(OS10.8.5)上にDVDから普通にインストールしただけではウンともスンとも言わず。スタンドアローンで使えるかと思ったらそうではないようで、どこにもアプリ本体が見つからない。さんざん首をひねった挙げ句、どうやら「Studio One」という(MacのGarageBandみたいな)ソフト上で「PiaProStudio」というエディタソフトを使って動かすらしい・・・と気付くまでに1時間・・(>_<)ゞ。しかも、StudioOneはネット経由で2.6以上にアップデートしないとPiaPro上にミクがマウントしない(DVDに入っているのは2.5)・&Intel Core2以上のMac(64ビット)はアプリ情報の「32ビットモード」のチェックを外す・・・と気付くまでにさらに1時間。ようやくミク嬢がモニタに現れて歌い始めたのは3時間後。さすがWindows生まれ。Macな歯には固すぎる・・・(v_v)

2013年9月28日 (土)

京都を歩く

今回の上洛(?)は天気がひたすら良かったので京都を歩き倒す。
伏見稲荷〜東福寺/南禅寺〜禅林寺・・・

Kyoto2_2

若王子〜哲学の道/上七軒町〜北野天満宮・・・

Kyoto3

あんまり歩きすぎたので、東京に戻ったら足腰立たなくなりそう・・・

2013年9月26日 (木)

京都嵐山〜優しき玩具

Arashiyamaaa 今回、嵐山にも一泊する予定だったのだが、先日の台風で桂川が氾濫して旅館が休業となってしまったので、様子を見に出向いてみた。

 天気が良かったので、観光客も沢山出ていて賑わいは変わらず一安心。ただ、渡月橋に引っかかった木の枝類を取り除くため重機が動いていたり、よく見ると川底がかなり土砂で埋まっていたり、馴染みのお店が何軒かシャッターを下ろしていたり、ボートがすっかり川岸に引き上げられていたり、傷跡はあちこちに残る。

 それでも、渡月橋が濁流にまみれるショッキングなニュース映像を見た目からすると「わずか一週間でよくここまで」と感心するほどの復興具合。京都強し。これは是非紅葉の頃にまた訪れねば。

Yg  その後、嵯峨野〜清水寺(こちらも凄い人の波)と久しぶりにベタな京都を散策しながら、ピアニスト河村泰子サンと11月録音のピアノアルバムの打合せ。

 十代の頃に書いた(こどものための)12の前奏曲集「優しき玩具」(1972)を中心に、ピアノ小品が三十数曲。もちろん譜面はすべて手書き。「ペンギン公園の午後」とか「あごのはずれた小さなソナチネ」「右折禁止ブギウギ」「グラドス・アド・ビブンセキブン博士の肖像」などなどイカレたタイトルが炸裂していて、「なんじゃこれは?」の世界が広がる・・・(@_@;)

Ryot 夜は八坂神社近くの料亭で一杯。
 松茸と鱧の土瓶蒸しがなんとも美味な京都の秋。

2013年9月25日 (水)

明日へのかたち展@京都

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 京都へ出向き、母(吉松道子)が毎年出品している工芸展「明日へのかたち展」初日を見る。

 今回は「虹色の記憶」(右:旧作)と「虹の子」(左:新作)というペアでの出品。酷暑の夏の間もそもそと作り続けていた御年87歳作(!)の巨大刺繍(刺し織り)である・・・

 会場には、やはり酷暑の夏の間にもそもそと作り続けていたのであろう力作(織・染色・陶芸・金工など)が数十点。油絵だけの美術展と違って、布や木や土や金属など様々な材質が醸し出す(地球っぽい)多層的な質感が心地良い。

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 京都文化博物館(高倉通り三条上ル)5階ギャラリーにて、25日(水)から29日(日)まで開催。入城無料。

2013年9月24日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

40 NHK502スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」10月分2本の収録。

 10月06日(日)放送分は、ショスタコーヴィチ交響曲第5番。尾高忠明指揮東京フィル(4月7日第830回オーチャード定期より)

 10月13日(日)放送分は、ベートーヴェン交響曲第7番。小林研一郎指揮東京フィル(2月2日第43回響きの森クラシックシリーズより)。
 +「ニュー・シネマ・パラダイス」愛のテーマ、「帰れソレントへ」(Ten:中鉢聡)三ツ橋敬子指揮東京フィル(2月11日第55回午後のコンサートより)

2013年9月21日 (土)

音楽収録@近代能楽集

Atone 四谷のスタジオで「近代能楽集」(監督:根岸吉太郎)2編の音楽収録。

 演奏はクラリネット&バス・クラリネット:伊藤隆寛さん、チェロ:遠藤真理さん、ピアノ:中野翔太さん…という、そのままクラシック・リサイタルを開けそうな豪華メンバー。

 ただし、映像の音楽は、メトロノームのクリック音に合わせてテンポ遵守…という非音楽的な部分があるので、微妙に難しい。しかも、「あんまり上手くない楽師みたいな演奏で」とか、画面に合わせるため「もう2.5秒短く」「4秒長く」というような無茶な指示も出るので大変だ。

 物語(卒塔婆小町、葵上)自体は古典を題材にした文学作品(作:三島由紀夫)なのだが、両方とも結構オカルト&ホラーな世界で、音楽もいくぶん「怖い」サウンドに。スタジオで録音していると「何かヘンな声が聞こえるンですけど」と言い出すヒトも・・・(@_@;)

 出来上がった作品はDVDとして10月下旬頃に発売の予定。

Atone2

2013年9月19日 (木)

iOS 7

Hypercard7 iPadとiPhoneをiOS7にアップデート。

 画面のあちこちにあった立体感を表す影がなくなり、ロゴマークなどすべてが平面(ぺッたんこ)になったのが印象的。・・・この画面を見ていたらなぜか昔のHyperCard(1987)を思い出してちょっと懐かしくなった。

 そう言えば、パソコンが出始めの頃は「ここを押すんです」ということのアピールのため、画面上のロゴに影を付けて立体的にボタンのように見せたり、触れると「カチッ」と音がして凹んだり、一所懸命に機械のメカニズム感をトレースしていた。
 でも、もはや「押すとカチッと音がする」ボタンやスイッチで機械を操作していた旧世代は消え失せ、「タッチする」操作が当たり前の世代に移行した(しつつある)。そういう新しい時代の幕開けということなのだろう。

 むかしは「電話する」というのは「ダイヤルを回す」ことだった(しかも個人で持ち歩くことなど夢の夢。一家に一台、玄関にうやうやしく置いてあった!)のだが、今の若い人にそんなことを言ったら「何それ?古〜い」と笑われそう。でも、もう30年たったら今度は「スマホの画面にタッチ」も「電子メールやTwitterやLINE」も「おじいちゃん何それ?古〜い」と笑われる時代になりますぞ・・・きっと・(^_^;

2013年9月18日 (水)

優しき玩具@プロトタイプ

Tendertoy72 11月に録音予定の…むかしむかし(40年以上前に)書いたピアノ曲の楽譜の整理を始める。

 前回CD《ヴィネット〜河村泰子》(Camerata Tokyo)に収録した「青い神話」(1970/17歳)に続いて、今回は1972年(19歳)から83年(30歳)あたりまでに書きためていた(こどものための)ピアノ小品集&前奏曲集「優しき玩具」(全三十数曲)。

 この曲集は10代のころ毎日一曲ずつ日記のように書きとめていた「ネタ帳」みたいなもので、一曲いずれも1〜2分と極めて短い。その後、ドラマで使ったり別のピアノ曲になったりフルートやギターの作品になったりと、かなり使い回しているので、作った本人も原曲がどうなっていたのか思い出せないものもあったりする(笑)

 もちろん今聴くと、シンプルきわまりなく幼稚な曲ばかり・・・・・と言いたいところだが、あんまり変わっていない気がするのが悩みどころ。唯一の取り柄は、変拍子がなく易しいので初心者向け(私でも弾ける・(^◇^;)ということだろうか。(もうひとつ、今気が付いたのだが「鳥ッ気」がまったくない!のも特徴かも知れない)

2013年9月16日 (月)

台風パート1

Partcl 来週京都に行くのを楽しみにしながらパート譜作成の最終工程を進めているところへ、台風で京都桂川・鴨川氾濫のニュース。渡月橋が濁流で水浸しになっているライヴ映像には心底驚いた。

 一昨年の今頃、京都に行く途中で台風に直撃されて新幹線に缶詰になったことがあったが、京都に着いたら「何事もなかったかのよう」に平穏な様子で、さすが平安の都…と改めて胸を打たれたのだが。

 皆さん無事でおられますように。

2013年9月14日 (土)

パート譜哀歌

Partfu 短編映画のための…気持ち悪いワルツ&生き霊のパヴァーヌ(?)ほか14曲30分ほどの音楽を書き上げたところで・・・「今回は予算がないので、パート譜も自前でよろしくお願いします」と言われていたのを思い出し、もそもそとパート譜の作成を始める。

 むかしは自分の曲のパート譜をよく書いた(…書かされた)。作曲料すらないのにパート譜の制作費(オーケストラ曲だと数十万〜百万近くする)などあるわけもなく、何週間もかけて自分で全部書いた。
 今のように便利なコピー機もプリンターもない時代なので、もちろん全て手書き。スコアから楽器のパートを「書き写すだけ」と言えば言えるのだが、例えば一冊の本から各ページの「1行目だけ」とか「2行目だけ」を抜き出して数十冊の分冊(オーケストラの場合30冊から50冊くらい)を作る作業を想像して欲しい。初期の作品の楽譜は汗と涙でにじんでいる。

 最近は、楽譜そのものがパソコン入力になったので、各パートを抜き出して譜面にすること自体はほとんどワン・クリック。ただし、そこから先、読みやすいように楽譜を整える(レイアウトする)のは色々なノウハウがあって、すべて助手(Mac)任せにできないのが辛いところ。
 というわけで、連休はその作業(と台風)で潰れる予定。

2013年9月12日 (木)

続・M氏の引退

Kazef  宮崎駿作品を俯瞰するとき興味深いのはジブリの鈴木敏夫プロデューサーの存在だ。最近、彼へのインタビューをまとめた「風に吹かれて」という本を読んだのだが、その舞台裏の話がすこぶる面白い。

 作家気質の人というのは、そもそも「採算度外視」で全力を投入する傾向がある。私の彫刻家の祖父もその典型で、常々「金になる仕事とならない仕事があったら、金にならない仕事の方をやる!」と豪語していた人。仕事を引き受けても代金のことなど口にもしない。お金について話すことすら「恥ずかしい」「下品」と言ってはばからないという文字通りの「なんとかバカ」である。私もその血を濃厚に受け継いでいる。

 そういう人が仕事に全力を傾ければ傾けるほど、経済的にも健康的にも危険水域に入ってゆくのは自明の理。宮崎監督も(どう見ても)その手の職人肌(氏自身「町工場のおやじ」と言っているがまさに言い得て妙)だ。

 しかし、彫刻や作曲なら「貧乏」だけで済むが、制作に何億もかかる劇場用アニメを数百人がかりで作るには「大金」が必要。勢いで一本作れたとしても、それで数億円の借金を抱えたら、人生にもう「次」はない。氏ひとりだったら、おそらく「トトロ」(1988/47歳)あたりで大借金を抱えて作家生命が終わっていただろう。

 あの黒澤明監督ですら61歳(1971年)で自殺を試みているくらいだから、創作者として「更年期」を超え生き残るのは、どんなに「才能」があってもダメ。「運」が1ダースほどと「悪魔との契約」が必要だ。(しかも、願いをすべて聞き届けるかのように見えて、実は運命を手玉に取り破滅すれすれを歩ませる「ファウスト物語」のメフィストフェレスのような悪魔である)

 というわけで、作家にとって極めて重要なのは、才能より運よりお金より「悪魔」と出会えるかどうかだと常々思っていたのだが・・・なるほど。氏はその「悪魔」に出会えたのだ。

(それはファンにとっては極めて幸運なことだったが、さて、当人にとって「幸運」だったのか「不幸」だったのかは・・・知る由もない)。

2013年9月10日 (火)

気持ち悪いワルツ

Mishima

 近代能楽集「卒塔婆小町」&「葵上」の音楽打ち合わせ。

「卒塔婆小町」は鹿鳴館時代の舞踏会の回想などがあるのでワルツ仕立て。「葵上」の方は生き霊が登場する話なので全音階と無調の間を揺れる現代音楽仕立て。

 ごくごく小さな映画なので、音楽もごくごく小さな(クラリネット、チェロ&ピアノくらいの)室内楽編成。舞台とも映画とも違う映像作品なので、音楽の距離感に一工夫。

 回想の舞踏会シーンで流れる増4度を入れた気持ち悪くて暗いウィンナワルツ(青きドナウをゲゲゲの鬼太郎風にしたもの)が気持ちよくて、クセになりそう(笑)。

2013年9月 8日 (日)

東京オリンピック再び

Olympic1964 2020年のオリンピック開催地が東京に決定した。1964年(昭和39年)に次いで、もう一回あの「お祭り騒ぎ」を(その頃まで元気でいれば)体験できるのらしい。

 ただ個人的には、東京よりイスタンブールでイスラム圏初のオリンピックを開催して欲しかった気も少し。安全安心を謳う地ではなく、政情不安を抱える地域だからこそ7年先の平和を目指してオリンピックを開く意義があったような気がする。

 それだけオリンピックが開催地にもたらす物は大きい。49年前の東京オリンピックは(私の家のすぐ近くで行われたこともあり)東京大改造とでも言うべき凄まじい変貌の様を目の前で目撃してしまったわけだが、さて、7年後に東京は(そして日本は)どう変わるのだろう。

2013年9月 6日 (金)

M氏の引退

Nausica  宮崎駿監督(72)の引退が話題になっている。

 私も「未来少年コナン」(1978/37歳)「ルパン三世カリオストロの城」(1979/38歳)あたりの最初期からのファンで、アニメのビデオ(もちろんテープ!しかもベータ!)がまだ一本2万円近くする頃に氏の作品を買い揃え、「ナウシカ」(1984/43歳)制作の際にはカンパ(まだ出来ていない作品の前売券を買って資金援助する)し、「宅急便」(1989/48歳)までの作品はほとんど公開初日に見ている。
(余談だが、白髪でメガネの似た風貌のせいか、氏と間違えられて「サイン下さい」と声をかけられたことが2度ほどある・(^_^;

 しかし、創作する者にとって72歳というのがある種の限界を越えているのは確か。男の場合も女性と同じく、20代30代が出産(創作)適齢期。10代では早すぎ、40代を迎えると更年期となり50歳で子を産む役割はほぼ終了する(…と以前、後輩の女性からしみじみ諭されたことがある)

 もちろん人生50年の昔と違って、現代では70代でもまだ「若い」。しかし、映画とか交響曲のような「大の男が数年がかりで気力・体力・技術力を総動員して作る創作物」は、やはり《子供》を生むのと同じ。60歳70歳を超えて「次のお子さんは?」と言われるのは(作家として期待されるのは嬉しいにしても)かなりしんどいものがある。

 音楽を志した時、クラシックの作曲家たちの年齢と創作の関係について調べたことがあるが、どんな作曲家も創作適齢期は(上記のように)20代後半からせいぜい50歳前半まで。気力・体力・技術力が一体となった「傑作の森」期は30代半ばまでのほんの数年であり、作家として時流に乗れる活動期はせいぜい10年。社会的に成功して順調に生き延びて最大限25年といったところだ。なので、巨匠の「最晩年」の作品と言っても50代から60代前半であり、モーツァルトやショパンに至っては30代ですでに「晩年」である。

 ちなみに、私が私淑するシベリウス師匠は、交響曲第6番と第7番を発表した後、60歳でぱたりと筆を折り、91歳で亡くなるまで(ほんのわずかな小品の作曲を除いては)沈黙を貫き通している。気力と体力が衰えた以上「自分が許せるレベルの作品」はもう創れないと自覚したということらしい。

 もっとも、「気力・体力・技術力」の「力」が全部抜けてしまった先に「無力の力」に満ちた作品が生まれることもあるので、「引退した」と言い張る作家の老練の創作も楽しみではある。衰えたから見たくない駄作だから評価しないというのはファンではない。作る側としては嫌かも知れないが(私も実は嫌だけれど)、「駄作でも未完でも欠片でもいいから見たい(聴きたい)!」と思うのが真のファンである。

 というわけで監督、「引退第一作」を期待しています(笑)

2013年9月 4日 (水)

映像と音楽

Superdrive_2 映像に音楽を付ける仕事をやるには、むかしはとにかく撮影所に行って(映写室を借りて)フィルムを廻してもらって映像を見るしかなかった。(なので、作曲家になると撮影所や放送局の近くに引っ越す人が多かった)

 それが、最近では撮影された絵の入ったDVDをもらって、自分の家で(プレイヤーなりパソコンなりで)それを見ながら「ここにこんな音楽を…」と構想(&試行錯誤)することが出来るようになった。いつでも何度でも繰り返し見ることが出来るのだから、便利になったモノである。

 ただし、その裏で「一度しか見られないからこその(一コマも見逃すまいとするような)緊張感」というのは掻き消えてしまうわけで・・・便利なのが即ベストだとは言い切れないのがつらいところではあるのだが。

2013年9月 2日 (月)

眼鏡新調

2013a_2 パソコン作業用の眼鏡を(たぶん十数年ぶりに)新調した。

 最近は「パソコン用」と言っても、iPadのように目の前ほんの十数センチで見るものも多くなり、「目」の方も適応するのに大変。

 それに、私のような仕事では、外出用の眼鏡より何倍(何十倍?)もかけている時間が長い訳で、とにかく長時間かけていて疲れないモノ、目に優しいモノをと、ちょっぴり奮発することに。

2013年9月 1日 (日)

Photo 近代能楽集「葵上」と「卒塔婆小町」の音楽の作曲を進める。

 純文学作品(戯曲)とは言え、「葵上」の方は、夜な夜な病院に現れる生き霊の話。「卒塔婆小町」の方は、老婆に魂を吸い取られて死んでしまう男の話。かなりホラーな世界である。

 というわけで「気持ちの悪〜い暗いワルツ」とか「無調仕立ての欝っぽいアダージョ」とかを作曲中。

 外はまだ真夏の猛暑と青い空だが、頭の中には暗い鬱の世界が広がる・・・

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