理系のための音楽入門
数年前から相談を受けていた「理系のための音楽入門(仮)」本の再々打ち合わせ。
元々は単純に「理系の読者」向けにハーモニーの仕組みを解説するサイエンス系入門本という企画・・・だったのだが、そもそもなんで人は和音を聞くと「気持ちいい」とか「泣ける」とか感じるのか?ということを突き詰めていくと、宇宙人やロボットに音楽は分かるか?という話から、キリスト教や西洋vs東洋のこと、さらに原始人時代の「歌&ことばの誕生」まで遡り、果ては太古の地球の海中に生まれた単細胞生物の繊毛の話から始めなければならないことになり、大風呂敷を広げすぎて話が破綻し「ストップ!」状態に・(>_<)ゞ
一時は「まあ、死ぬまでに《音楽とは何か?》という大著にすればいいか」と開き直ったのだが、人生は短しタスキに長し・(・_・)・。頭が動くうちにまとめられる形でまとめねばと思い直し仕切り直すことに。
ただし、所詮は隠居の手すさび。のんびりじっくりあわてずに・・・・
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コメント
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理系でありながら類まれな文才があり、作曲家でありながら美術の才能もある吉松先生ならではの興味深いお仕事になりそうですね。刊行が今から楽しみです。
投稿: ナナシウム774 | 2013年11月 8日 (金) 14:19
自分はまさに理系で音楽大好きなので、とても興味深い本です。
なぜ心地よい音と騒音があるのか、音と音楽ってヒトはどう区別してるのか、
なぜ聴覚からの信号に対して感情が発生するのか…
ぜひヨシマツ流の仮説や解説を読んでみたいと思う所です。
過去には「音量子論」なるアヤシイものを唱えてた...というのは聞いてますが、
なにしろ本が絶版なので知る機会がありません。
昔と当時では思う所も違ってくるのかもしれませんが、
音楽に対してのヨシマツ理論、みたいなものも書いてあるとワクワクします。
投稿: ゴンベエ | 2013年11月 9日 (土) 18:34
吉松大先生、今晩は。私も理系なので、興味津々です。そもそも、何でドミナント→トニックの進行が落ち着く感じに聞こえるのか、心に残る美しいメロディとそうでないメロディは何がどのように違うのか、雄チンパンジーが葉っぱを囓る音で雌に求愛するのは音楽・楽器のルーツといえる(これがいえると、絵よりも音楽の方が先かも)のか?、などなど、、、考え出したら眠れなくなるようなことがいっぱいあります。
ぜひ、科学的かつ吉松流の(アヤシイ?)解説をお願いします。期待しています!
投稿: ケンケン | 2013年11月22日 (金) 22:02