ライマン「リア」
ライマンの歌劇「リア」の日本初演(@日生劇場)を聴きに行く。
原作はシェークスピアの「リア王」。フィッシャー・ディスカウの主演で初演(1978年)され、その舞台がすぐにレコード化されて、現代オペラとしては珍しく結構話題になった名品である。
ほぼ全編無調のクラスターが鳴り響く現代音楽サウンドではあるが、リア王の物語はお馴染みのものだし、音楽が常に歌唱にぴったり寄り添っているので極めて聞きやすい。(元々作曲者ライマンは、オペラ劇場の稽古ピアニストやディスカウの伴奏ピアノなども務めていた人なので、歌を聴かせるツボや劇場的な効果を実によく心得ているという感じがする)
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吉松さんのグランドオペラを期待する者です。
生身の舞台ではなく、ここはひとつ現代日本的にスクリーンを使ったジャパニメーションのキャラ達が歌いまくるような作品など、如何ですか?
投稿: 月注斎 | 2013年11月10日 (日) 00:24
知り合いも聴きに行き
『いやぁ~良かったぁ~』と、言っていました。
あの複雑な話をオペラの題材にすること自体
私には肉食系のなせる業かと想像しています。
投稿: ぱゆ | 2013年11月11日 (月) 10:45