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2013年12月

2013年12月30日 (月)

良いお年を

Allemenschen

2013年12月28日 (土)

電子書籍LAN読

Bookk このところ電子書籍を乱読している。

 まだまだ好きな作家のものを自由に選べるほど品数はないのだが、最近、「売れ筋」の新刊だけでなく「こんな本、誰が買うんだ?」と言いたくなるような(失礼!)マニアックな専門書(しかも¥5400とか¥7800とか,かなり高価!)もぼちぼち書棚に見かけるようになり、楽しみが増えた。(特に紀伊國屋書店!)

 むかしは、書店に行くとついつい(読みもしない本まで)ごっそり買い込んでしまい、結果、部屋を埋め尽くす本の増殖に押し潰される惨状に至るのが「活字中毒者」の宿命だった。

 しかし、電子書籍は何千冊買おうがiPad一枚の中に収まる(正確には、電子書籍のサイトからダウンロードするのでiPadの中に所蔵するわけではないのだが)。しかも、 絶版や品切れがなく「すぐ」読めるというのは(むしろ売れない本にとって)福音。ベストセラー本などどうでもいいから、学術本とか専門書とか「売れない本」を売れない本の順に電子化してくれないか…とさえ思う・φ(.. )。

 というわけで、毎日あちこちのWEB書店を回っては買い込んでしまった電子書籍(コミックス、雑誌なども含む)はもうかれこれ2千冊・・・。これが「(紙の)リアル書籍」として部屋にドンと実体化したら偉いことだが、ありがたいことに影も形もない。これが「色すなわち空」・・・の世界か・・・ちょっと違うか・・・

2013年12月25日 (水)

年末の指環(リング)

Ringn 年々「年の瀬」を感じる感覚は薄れて来て、クリスマスにも第九にも不感症の度は深まるばかりなのだが、ワーグナーの「ニーベルングの指環」を聞くと「ああ、今年も年末なんだな」としみじみ感じる。(というクラシックマニアは少なくないのでは?)

 なにしろ70年代(私にとってはクラシックを本格的に聴き始めてから作曲家デビューするまでの10年間)毎年暮れになるとNHK-FMでその年の「バイロイト音楽祭」が放送されるのを(午後から夜にかけての数時間、外にも出ず部屋に籠もりっきりでオープンリールテープに録音しながら)みっちり聴くのが年末の風物詩。

 もちろんワーグナーのほかのオペラも放送されるのだが、大トリは4日連続の「ニーベルングの指環」(当然、大晦日が「神々の黄昏」)。おかげで今でも年末になるとワーグナーが聴きたくなる。・・・と同時に、ワーグナーを聴くと「年の暮れ」の気分になる。ほとんどパブロフの犬である。

2013年12月21日 (土)

黒いゴミ箱・・・もとい、宝石箱

Macpro おおッ!AppleStoreで新しいMac pro遂に発売(注文受付)開始!

 と思ったら・・・出荷予定日は「2月」
 そうか。自分へのXmasプレゼント・・とはいかないか。

 それにしても、高い。でも欲しい。・・・というこの感じ、女性が宝石を欲しがるのと同じなのかも知れない・(^○^)・

2013年12月19日 (木)

花は咲く@オムニバスCD

Hana 花は咲く@オムニバス版のサンプル盤届く。

 元々「花」というのは、短い生を鮮やかに彩ると共に、一旦枯れても次の春には再び鮮やかな色で蘇る…という再生の象徴。古来、人は色々な思いでそんな「花」を見てきたわけだが、こうして花束仕立ての5つのアレンジ(オーケストラ・吹奏楽・フルート・サクソフォン・ギター)で聴くと、「音楽」も同じだとしみじみ思い至る

 ◎CDは日本コロムビアより12月25日発売(売り上げの一部は東日本大震災の被災地に義援金として届けられます)。

2013年12月17日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

40 NHK504スタジオで FM「ブラボー!オーケストラ」来年1月分1本の収録。

 今回は1月12日(日)放送分で、ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」(p:中村紘子)、指揮:広上淳一(2013年4月12日第831回サントリー定期)。ディーリアス「楽園への道」「春を告げるカッコウ」、尾高忠明指揮(同6月2日第56回午後のコンサート)。演奏:東京フィル。

 ディーリアスというと高校生の時に見たBBCの音楽映画「Song of Summer」(1968/監督:ケン・ラッセル)を思い出す。晩年のディーリアスの処へ作曲の手伝いに行くフェンビーという青年視点の音楽物語なのだが、その頃のディーリアス(おそらく70歳前後)は梅毒で失明し黒眼鏡に車椅子という世捨て人に近い偏屈頑固な怖い老人。それが「夏の歌」というオーケストラ作品を作曲するのに(目が見えないので楽譜が書けないため)助手の手を借りるのだが、「チェロがD!」「クラリネットがB♭からラーラーラーとメロディ!」「対旋律が第2ヴァイオリンでフンフーン」というように矢継ぎ早に繰り出される指示を口述筆記でスコアにしなければならない。当然「書けたか?」「書けません!」「この役立たず!」というような凄まじい修羅場が展開するわけなのだが・・・この偏屈頑固な怖い爺さんの作る音楽の美しいこと美しいこと!!!

Delius  そもそも作曲家のリアル実像と音楽とは違うことが多い。モーツァルトの音楽を聞いたサリエリは「あんな下品な男があんな美しい音楽を書くなんて!」と嘆き、タケミツの音楽を聞いたストラヴィンスキーは「こんな厳しい音楽をあんな小男が書くとは」と賞賛し、私の音楽を初めて聞いた某プロデューサー氏は「あんな眼鏡をかけたドラえもんみたいな男がこんなキレイな曲を書くなんて!」(笑)と憮然としていたくらいで、作曲家の実像などは知らない方が幸せなのかも知れない。
 
 というわけで、これで今年の仕事は全て終了・・・・・のはず。

2013年12月16日 (月)

ヤマハ銀座 Web Shop

Yamaha 先月、CD「優しき玩具(仮)」のリハーサルにヤマハ銀座のスタジオをお借りした縁で、下記のようなことになりました。

 今、ヤマハ銀座店 WebShop でCD《アトムハーツクラブ》か《ヴィネット》(いずれもCamerata Tokyo)を購入すると、10名に私とピアニスト河村泰子さんの直筆サイン入りポストカード(写真上/イラスト:吉松隆)をプレゼント。・・・さらに限定1名にはサイン入りCDが当たります。

 それぞれのCDの紹介ページはこちら→。**

2013年12月14日 (土)

ペンギンのような人生

Penpark_2

・・・というのは楽しいのか、辛いのか・・・

2013年12月11日 (水)

ひびき忘年会

Hibiki08 コミックス「天にひびき」第8巻発売記念を兼ねて忘年会。

 クラシック音楽をテーマにしたコミックスと言うことで、解説のコラムを書き始めて早4年、かれこれ50回。
 主人公の少女(ひびき)が指揮者を目指す…という話で始まったのだが、その友人の少年がコンサートマスターを目指すヴァイオリン精進話…にも話が広がり(実際に作者のやまむらはじめ氏は、この連載のためにヴァイオリンのレッスンを受けているのだそうだ)、物語はそろそろ佳境へ。

 クラシック界のエグイ裏話などいろいろネタを提供したものの…カワイイ主人公にその世界はさすがに無理。その一方で、ショスタコーヴィチやピアソラを飛び越えてシュニトケとかウストヴォルスカヤなどの作品も登場する妙にディープな世界も。
 そろそろ「エンディングをどうするか」ということも視野に入ってきたそうで、最後にどんな曲を振らせようか?と思案中…とか。

2013年12月 8日 (日)

イラスト制作

Penpia ヤマハ銀座のためのポストカードのイラスト制作。

 どうしてピアニストの頭の上にペンギンが乗っているのかは、次回のアルバム(優しき玩具(仮)を聴けば分かります。

2013年12月 5日 (木)

田部京子リサイタル

Tabe20 浜離宮朝日ホールで開かれた田部京子さんのピアノリサイタルを聴きに行く。

 プレイアデス舞曲集からの3曲で始まり、グリーグ、カッチー二、シベリウス、ドビュッシー、ブラームス、話題の佐村河内守、そしてシューベルトのピアノソナタ第21番&アンコールの「アヴェマリア」まで、究極の美音で綴られる音楽がひたひたとホールの空間に満ち、異世界に引き込まれるような不思議な快感に酔う。

 私が田部さんの音楽と出会ったそもそものきっかけがシューベルトのこの第21番のソナタのCDなのだが、彼女にとって十八番というべき名曲のこの名盤、なんと20年前(1993年)の録音なのだから驚く。

 というわけで、終演後、楽屋を訪問し、「CDデビュー20周年記念…ということは、デビューは小学生の時?」と聞くと、「そうなんです!(笑)」

2013年12月 4日 (水)

飛天の一日

HitenaHiten4_2  サントリー美術館(赤坂/東京ミッドタウン)の「飛天」展を見に行く。
 宇治平等院鳳凰堂が修復工事を行っている間に国宝の「雲中供養菩薩像」を東京で初公開するというので、至近距離で見るべく出かけた次第(ちなみに、宇治では5年ほど前にも見ているのだが)

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 美術的な興味は置いておいて、作曲家としての興味はそれぞれの天人たちがもつ「楽器」。
 笛・笙・琵琶・箏・太鼓・鉦の類は分かるのだが、ひとつ不思議なのがこれ←。どうみても蛇腹があるアコーデオン(手風琴)に見える。
 あるいは竹製のびんざさらのような打楽器か?としみじみガラス越しに見つめたのだが、表面が三角に波打っている感じといいそのサイズといい(もちろん木製の彫像なので、その材質が皮なのか竹や木なのかまでは分からないが) 、やはりこれは手風琴だろうという結論に。
 しかし、両手で持って蛇腹を開いたり閉じたりする以外に音程を変化させるような仕組みは見当たらないので、♪フオ〜…という単音(あるいは押すのと引くのとで2音)を奏でてたことになる。
 どういう響きで・どういう音楽を奏でていたのだろう?
 …と悶々としながら師走の街に出る。

1311 夜は、銀座で(天ぷらをつまみながら)箏の吉村七重さんから11月に行われた台湾での拙作〈夢あわせ夢たがえ〉演奏の報告話を聞く。

 国立台湾交響楽団(指揮:梶間聡夫)との共演で二十絃箏とオーケストラ版(原曲は室内楽Quatet版、ほかに邦楽アンサンブル版もある)の演奏。

 平安の響きと箏の響きとオーケストラの響きが頭に残る中、街に出るとクリスマスのイルミネーション。あとでニュースで知ったのだが、すぐ近く(交詢ビルのショーウィンドウ)でユーミン(松任谷由実)がサプライズLIVEを行なっていたらしい。惜しい。現代の飛天を見そこなった。

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