飛天の一日
宇治平等院鳳凰堂が修復工事を行っている間に国宝の「雲中供養菩薩像」を東京で初公開するというので、至近距離で見るべく出かけた次第(ちなみに、宇治では5年ほど前にも見ているのだが)
美術的な興味は置いておいて、作曲家としての興味はそれぞれの天人たちがもつ「楽器」。
笛・笙・琵琶・箏・太鼓・鉦の類は分かるのだが、ひとつ不思議なのがこれ←。どうみても蛇腹があるアコーデオン(手風琴)に見える。
あるいは竹製のびんざさらのような打楽器か?としみじみガラス越しに見つめたのだが、表面が三角に波打っている感じといいそのサイズといい(もちろん木製の彫像なので、その材質が皮なのか竹や木なのかまでは分からないが) 、やはりこれは手風琴だろうという結論に。
しかし、両手で持って蛇腹を開いたり閉じたりする以外に音程を変化させるような仕組みは見当たらないので、♪フオ〜…という単音(あるいは押すのと引くのとで2音)を奏でてたことになる。
どういう響きで・どういう音楽を奏でていたのだろう?
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