楽譜発掘
むかしの楽譜の「整理」のはずが、大捜索作業になる。楽譜棚から本棚、整理箱、そして押し入れまで引っ繰り返し掘り起こして(半世紀近く埋もれた)「元の楽譜」を探すのだから……ほとんど遺跡の「発掘」である。
発掘された楽譜は保存状態に応じて分類される。☆…はFinaleのデータとPDFが揃っているもの。◎…はデータあるがPDFになっていないモノ。〇…は一応手書きオリジナル譜があるモノ。ここまでは何とかOK(保存可)の部類。
難アリのうち、△…はコピーはあるがオリジナルの譜面が見当たらないもの、X…はオリジナルもコピーも見当たらないもの。さらに「?」の部類では、??…書いたことをすっかり忘れていたもの、???…書いた記憶がサッパリないもの・(@_@;)・
それに加えて、コンクール落選作、未発表の作品、紛失した作品の断片、途中で破棄した未完の作品、スケッチだけの作品…などなど処分に困るモノも結構多い。(なにしろ最近は「庭で燃やす」ということが出来なくなった。かと言って紙くずとして「燃えるゴミ(資源ゴミ)」の日に出すというのも抵抗があるし…。お祓いしてからシュレッダーに掛けて焼却処分してもらうか…(-_-)…。
というわけで発掘&処理作業はまだ続く・・・
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がんばってください!
投稿: クロちゃん | 2014年3月27日 (木) 09:48
先生は、推敲の痕跡を後世に残したくないタイプなのですね。
どちらかというと、隙だらけの書きかけを多く残したシューベルトよりも、証拠隠滅に徹したブラームスタイプなのでしょうか(笑)。
私は、どんな失敗作であっても陳腐で小さな断片であっても、捨てるのは勿体ないと思いますが・・・。
ブルックナーの交響曲第9番の未完の第4楽章のフラグメントの魅力をアーノンクールは、「月から降ってきた石のような」と形容していましたが、先生のだってファンから見れば、魅力は決して負けていないと想像しますが・・・。
投稿: 虹色LED | 2014年3月27日 (木) 21:27