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2014年4月20日 (日)

電子楽譜という世界

02_2今月から電子版の楽譜(スコア)をネットで販売して貰うことになった。さしあたりオーケストラ作品から邦楽曲まで12点。最終的には100点近くになる予定である。

もともとは楽譜を売ると言うより「どこも出版してくれない楽譜を(棚から出して)公開する」というのが目的で、どちらかというと「身辺整理(遺品整理?)」に近い。実際、商品として並んでいるスコア自体はすべて(電子版も手書き版スコアも含めて)自作の「手工芸作品」・・・作家で言えば、本人が書いたそのままの手書き自筆原稿やワープロ原稿・・・である。

ちなみに電子版はPDFという規格のデータで、これは10年ほど前から普及し始めた(書類も画像も楽譜も読み込める)〈汎用ドキュメントFormat〉。私個人が作曲作業に使っているFinaleというソフトも楽譜をこの規格で保存できるようになったので、ここ10年ほどの作品は簡単に電子版が作れ、メールで送付したりネット上で公開することができるようになった。

この電子版があれば、印刷出版したり楽器店に並べたり在庫や絶版に悩んだりすることなく(当然そう言ったコストもかからず)、1冊しか売れない楽譜でも(100万部売れる本と同じ顔をして)供給できる。ある意味、出版の大革命?のような気もしないでもない。

Scoreg

とは言え、それも「電子版にしさえすれば」というカッコ付きであり、そうなっていない楽譜は・・・1ページ1ページSCANして取り込みその画像を1枚1枚処理してゆく膨大な手作業が必要。これが簡単ではないのがつらいところだ(まあ、作家個人が「手間」さえ厭わなければ出来る…という点が微妙なのだが)。

さらに、楽譜の場合は電子書籍と違って、いかに電子版でも最終的には紙に印刷しなければ演奏などには使えない(そのうち電子版のパート譜でオーケストラが演奏する日も来るかも知れないが)のも問題。

結果、電子版楽譜のSHOPとは言っても、完全無人で自動化というわけにはいかず、印刷製本版やパート譜の手配などに対応する人力が必要(となると当然、維持費や人件費がかかる)。現実は「簡単に」「お安く」とはいかないようだ。

私個人は「手元にあるPDF化された自分のスコア」の(死後の?)保存先として悪くない…とお任せすることにしたが、これから自分の音楽を売り出す若い作曲家諸氏は自作の「楽譜」を世に問う新しい場として大いに活用して欲しい。さらには60〜70年代に膨大に生まれた古い現代音楽のスコアをここで掬い上げられないだろうか…とも思うのだが、難しいか・・・(T_T)

さて、この試みがこれからどう機能してゆくのか・・・未来は(常に)未知数だが、まずは第一歩というところ。

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コメント

西洋音楽の楽譜は今やインターネットを使えば容易に得る事は出来ますが、我が国の興味深い曲を書かれる作家の楽譜は得難い様な気がします。曲だけ聴いても理解出来ない部分はどうしても楽譜に頼るしかないのでこの様なサイトが増えてくれることを願うばかりです。

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