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2014年6月 9日 (月)

第3番PDF化

Sym3交響曲第3番のスコア電子化に挑戦中。

楽譜制作にFinaleを導入し始めたのが1997年頃だが、オーケストラにまでフルに使い始めたのは21世紀になってから。というわけで、1998年作のこの曲は、ぎりぎり電子化以前=手書き時代の(最後の)作品ということになる。

それにしても、手書きは「怖い」。パソコン入力の「繰り返し音型」はカット&ペーストだが、手書きのそれは「執念」。「書き写し」「貼り付け」「繰り返す」途方もない労力から滲み出てくる「怨念」みたいなものが楽譜にどろどろ渦巻いている。

それでも、この曲の場合は「手書き」と言っても、手元にあるのは鉛筆原稿をコピーしたものなので、オリジナルの「怨念」とは比ぶべくもない。(実は、オリジナル譜の多くは委嘱先や出版社にあるので、作曲家の手元にあるものは意外と少ないのである)。

そもそもコピーすらなかった時代は「手書きのオリジナル」がこの世に一冊しかないわけで、あれは確かに「恐怖」だった・・・(実際、誰かに楽譜を渡したまま行方不明になった作品は数知れず)。自分の生きた証が消滅しないように複製(コピー)を作るというのは、生物の本能なのだろう。例えそれが壮大な「無駄」だとしても・・・

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