フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

リンク

« デジタルvs手書き | トップページ | ASKS第3回配本 »

2014年6月13日 (金)

続デジタルvs手書き

パソコンでの浄譜が普及したのは、ほんのここ十数年のことにすぎないのだが、もう「それ以前はどうやって書いていたのか?」と聞かれてもさっぱり思い出せなかったりする。時の流れは怖ろしい。

もちろん昔は作曲家の書く楽譜は全て「手書き」だった。そして清書され印刷された出版譜といえども基本的には浄譜屋さんによる手作業のものである。
ちなみに、西欧では「彫金」(銅板に彫刻刀のような道具で彫って金型を作ってゆく方法)、日本では「スタンピング」(記号や音符をスタンプのように紙の上にペタペタ押してゆく方法)で作っていた。90年代制作の下の楽譜(上が手書きオリジナル、下がそれを清書してもらったもの)はその一例。
Birdrhythma
現在のコンピュータ浄譜は、確かに正確でキレイなのだが、この楽譜のように拍子やアンサンブルが自由(テキトー)な現代音楽風の楽譜は「計算サレマセン」(古典的SFに出て来るロボットの決まり文句)とばかりに拒否されてしまうのが難点。
もちろん作ろうと思えばこういう楽譜↓も出来るのだが、これは相当の裏技が必要。
Bpr
21世紀になってからの現代音楽が(わりと)リズムや調性付きで書かれるようになったのは、こんな(自由気ままを許してくれない)コンピュータ側の事情もあるのかも知れない・・・φ(.. )

« デジタルvs手書き | トップページ | ASKS第3回配本 »

仕事&音楽」カテゴリの記事

コメント

納得のいく曲を考え出すことも大事だと思いますが、手書きできちんと楽譜を書けることも同じぐらいに大事なんだなと思いました。何となく写経をすることと似てるなあと感じました。感情が高ぶると音は出せても、楽譜には落とせない理由が解った様な気がしました。音楽(芸術分野)で成功する人の一つの理由も解った気がしました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« デジタルvs手書き | トップページ | ASKS第3回配本 »