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2014年7月

2014年7月29日 (火)

再放送のお知らせ

Classicclub

8月4日(月):NHK BSプレミアム
クラシック倶楽部(6:00〜6:55)
「鳥のいる風景〜日本人作曲家の描く魂の飛翔」
・朱鷺によせる哀歌
・鳥は静かに
・鳥が道に降りてきた(武満徹)、鳥たちへの断章(細川俊夫)、光の鳥(西村朗)
 高関健指揮東京フィル(2012年7月収録)
 2012年9月20日放送

2014年7月28日 (月)

敢えて今、交響曲を…

140728先月「交響曲を書くわけ」で受けた取材が記事になる(日本経済新聞28日夕刊)

うっかりピアノの上に置き忘れていた交響曲第7番のスケッチについても書かれてしまったが、これは「作曲中の作品」ではなく「ネタ」(なにしろ「鳥〜曼荼羅」なんて走り書きしてある)。死んだときに未完の交響曲の楽譜が・・・というのが夢なので・・・d(^-^)!

ちなみに、作品のスコアは(仮プリントアウトしない限り)パスワードでロックされたパソコンの中に入っているので、作曲者の死後は誰にも開けない文字通りの「お蔵(HD)入り」。というわけで・・・「この中に未完の交響曲のスコアが入っている筈ですが開けません」というHDだけが残される・・・と想像するとドキドキする(気分はほとんど「いぢわる爺サン」・(∩.∩)・

2014年7月24日 (木)

伊福部昭特番@取材

Ifkb真夏のうだるような熱気の中、NHKのTV特番「伊福部昭の世界(仮)」の取材を受ける。

おりしも明日はハリウッド版「ゴジラ」初日。
ゴジラが世界に誇る日本の伝統(?)として生き残る限り、伊福部さんの音楽も必ず聞かれ続けることだろう。(個人的には「大魔神」も捨てがたいが)。そのスケールの大きさ、存在の怪しさ、怖さ。いずれもよく似ているし・φ(.. )

放送は、8月30日(土)NHK-Eテレ 23時から(1時間枠)の予定。

2014年7月18日 (金)

ブラボー!オーケストラ収録

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午後、NHK504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」8月分1本の収録。

今回は8月3日(日)放送分で、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」。演奏はD.エッティンガー指揮東京フィル(3月5日第84回オペラシティ定期より)

真夏に「悲愴」を聞くというのは不思議な違和感があるが、それもそのはず、東洋ではロ短調(盤沙調)は「冬」の調。初演も初冬(とは言っても確か10月下旬)。特にこの曲は暗くくすんだ鬱っぽい寒空から聞こえてくる感じがする。

でも、それは逆に言えば、作曲は「夏」に行われている…ということになるわけで(私も真夏に狭い三畳一間の仕事場でクーラーがんがんかけて多くの交響曲を書いている)。交響曲作家の頭の中の季節感は複雑だ。

2014年7月15日 (火)

ASKS第4回配本

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ASKS第4回配本(今月下旬)は下記の4曲・・・

◎サイバーバード協奏曲(手書き譜)
◎ピアノ協奏曲〈メモ・フローラ〉(手書き譜)
○鳥ぷりずむ…2 fl & piano(手書き譜)
○星夢の舞(一具)…邦楽アンサンブル

これで36曲。残る大物としては・・・タルカス、トロンボーン協奏曲、ドーリアン(および「平清盛」組曲)あたりか。CD録音があるもの(あったもの)の楽譜は一応整備したいが、その先は未定。

2014年7月10日 (木)

S氏事件取材 from U.S.A

Smrgアメリカの雑誌社からS氏事件についての取材記者氏来る。(何だかこのところ濃いキャラクターの人が次々テレビを賑わせているので、Sクンの件は何年前のことだっけ?と一瞬思ってしまったが、まだあれから半年もたっていないのだった)

もちろん多くの関係者に会って話を聞くそうだが、個人的に、この件は海外にどう伝わっているのだろう?という興味もあって取材を受けることにした。当初は「1時間くらい」という話だったのだが、日本のクラシック界の事情や作曲家の現実から交響曲の作り方なども含めて話すうち「盛り上がって」2時間半ほどに。この件の社会的な側面、情緒的な側面、音楽的な側面、極めて日本的な側面、NGな側面、OKな側面…とそれぞれ割り切って話ができたのは英語での取材(もちろん通訳付きだが)ということもあるのかも知れない。

ちなみに、件の〈交響曲第1番〉はスコアを見ながらひさしぶりに聞き直した。その後の怪しい顛末いきさつを知っていてもなお、この曲に宿る(一種異様なまでの)「生真面目さ」と「よく書けている!」感は変わらず。もちろん当時はツッ込めなかった色々なネタも再確認したが、何年か(何十年か)したら「おさわがせしました」と頭を下げて再び社会復帰してくれることを願う。

この曲を善意で紹介したおかげで危うく共犯者扱いされそうになった一人としては、これを書いたときの二人のやりとり(その時点では極めて大まじめに理想を語り合っていたと信じたい)について是非一度当人たちから詳しく話を聞いてみたい気がする……のだけれど、「まずは一発ぶん殴ってからネ♡」というと記者氏大笑い。

2014年7月 7日 (月)

鳥ぷりずむ

Tweet続いて〈鳥ぷりずむ〉(1991)のPDF整備。

2本のフルートとピアノのための3章(Tweet, Elegy, Dance)からなる短編だが、冒頭フルート奏者二人は舞台裏左右(あるいは客席の後ろ)からピピピ…と鳥の鳴き声パッセージを吹きながら登場して舞台上のピアノと合流する・・・という(昔懐かしい)ゲンダイオンガク風の仕掛けがあったりするおかげで、演奏法やアドリブ具合の「説明」がちょっと面倒くさい。

JAZZやROCKでのギグで「B♭でテキトーに合わせて」とか邦楽で「テキトーな処に合いの手を入れて」とはよく言うことだが、その「テキトー」を第三者に改めて言葉で説明するとなるとかなり難しい。それに似ている。

ちなみに原譜には「AがBになったらCを演奏し、DとEがFになったらGを演奏する」などと細かい説明が書いてるのだが、それもくどいので、ひとこと「空気を読め」とでも書いておこうか。(鳥だけに…φ(.. )

2014年7月 4日 (金)

天にひびき会

Hibiki9コラムを担当している「天にひびき」(作:やまむらはじめ)第9巻発売記念打ち上げ飲み会に顔を出す。

ほぼ全員日本酒党で音楽の話よりマンガ業界の話が多いのだが、第一次オタク世代の私としては、そちらの方が面白い。

主人公の女性指揮者ひびきの成長譚は、いよいよ次巻集大成の「大地の歌」演奏で大団円。コラムも「音楽とは何か?」という深淵?へ。

2014年7月 2日 (水)

定年退職〜伊福部師〜タルカス

Tarkuss

午後、NHKでクラシック音楽番組(TV)のコメント収録。クラシック音楽に関する視聴者からの質問にお答えする…ということなのだが、なにぶんにも(そもそもクラシック音楽は20世紀初頭にとっくに「定年退職」して一線から引退し、今は過去の遺産で食い繋ぐ「年金暮らし」の状態…というのが正しい歴史認識だと思っている)怪しい作曲家の言うこと。眉に唾してお聞き下さい。

そのあと伊福部昭生誕100年記念ドキュメンタリー番組企画の打合せ。伊福部さんのベスト曲は?と言われると、(クラシック系作曲家の視点としては)「リトミカ」や「タプカーラ」などのコンサートピースを挙げたいところだが、やはり「ゴジラ」「大魔神」「わんぱく王子の大蛇退治」あたり(個人的には「バラン」も好み)の映画の音楽が最強。ファンとしては1時間半くらいの巨大な交響曲(後半に大合唱付き)を残して欲しかったと思わずには居られないのだが、シューベルトみたいに死後楽譜棚の奥から突然見つからないものだろうか。

夜(19:30〜)NHKFM「ベストオブクラシック」で昨年の還暦展〈鳥の響展〉から第1部(ピアノ&室内楽)と第3部(ドーリアン,平清盛&タルカス)を再放送(何だかNHKがらみの一日である)。しかし、前半の静か&キレイな(ネコをかぶった)小品たちは「世紀末《抒情》主義」で良いとして、後半のドーリアン〜平清盛〜タルカスを聴いたら「どこが〈抒情〉やねん!」とツッ込まれるのは必至。やっぱり(直系ではないにしろ)伊福部さんの血をしっかり受け継いでいるのだな、と改めて実感する。

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