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2014年7月10日 (木)

S氏事件取材 from U.S.A

Smrgアメリカの雑誌社からS氏事件についての取材記者氏来る。(何だかこのところ濃いキャラクターの人が次々テレビを賑わせているので、Sクンの件は何年前のことだっけ?と一瞬思ってしまったが、まだあれから半年もたっていないのだった)

もちろん多くの関係者に会って話を聞くそうだが、個人的に、この件は海外にどう伝わっているのだろう?という興味もあって取材を受けることにした。当初は「1時間くらい」という話だったのだが、日本のクラシック界の事情や作曲家の現実から交響曲の作り方なども含めて話すうち「盛り上がって」2時間半ほどに。この件の社会的な側面、情緒的な側面、音楽的な側面、極めて日本的な側面、NGな側面、OKな側面…とそれぞれ割り切って話ができたのは英語での取材(もちろん通訳付きだが)ということもあるのかも知れない。

ちなみに、件の〈交響曲第1番〉はスコアを見ながらひさしぶりに聞き直した。その後の怪しい顛末いきさつを知っていてもなお、この曲に宿る(一種異様なまでの)「生真面目さ」と「よく書けている!」感は変わらず。もちろん当時はツッ込めなかった色々なネタも再確認したが、何年か(何十年か)したら「おさわがせしました」と頭を下げて再び社会復帰してくれることを願う。

この曲を善意で紹介したおかげで危うく共犯者扱いされそうになった一人としては、これを書いたときの二人のやりとり(その時点では極めて大まじめに理想を語り合っていたと信じたい)について是非一度当人たちから詳しく話を聞いてみたい気がする……のだけれど、「まずは一発ぶん殴ってからネ♡」というと記者氏大笑い。

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コメント

個人的にはこの交響曲、「作曲家の本心が別にある(裏がある、無理やりな)歓喜のフィナーレを持つ交響曲」として、チャイコフスキーの5番、マーラーの7番、ショスタコの5番などの系譜に加えてもよいと思っています。

だから深層心理学的な興味が尽きません。

S氏よりも、「N氏の物語」としてこの曲の裏側を見てみたい気がします。

N氏は「音楽を勉強してれば誰でも書ける曲」とコメントしてますが、
あのような大編成・長大曲は「気合なしに適当に」書けるものではない。

そしてN氏は表では現代音楽の作曲家として生きる人間であり、
ロマン派的交響曲など間違っても発表できない立場の人である。
それに、通常このような曲は演奏すらされないことも知っているはず。
(実際、ゴーストとして曲を提供した後、初演までに何年も要してる)

その後に二人の間に問題が起き、仲たがいから告発に至ったものの、
この交響曲が書いた時点ではN氏は何を思っていたのか。
得体の知れぬアヤシイ風貌の人間を伝書鳩にしたのはなぜか。
私にはこの曲は、N氏の野心・野望が詰められたもののように思います。

もちろん、本人の心境など知ることができない以上、ただの妄想ですが...
長い文章になり失礼しました。

十分“共犯者”かと…

ハンドルネームを無数に使い分ける「いわしみず」よ、
先生が十分“共犯者”だと? 冗談はハンドルネームだけにしてくれ。

先生が共犯者なわけないだろ。無垢な先生は何もご存じなかったんだぞ。それにSは先生の商売敵で先生はSに内心嫉妬して身悶え苦しんでいたんだぞ。先生のどの交響曲のCDが18万枚超も売れてあれほど多くのコンサートが開けたっていうんだよ!! 先生がそのことに悔しくないわけないだろ。 

百万歩譲って、先生がS達の共犯者だったとしても、先生の作品の偉大な価値は微動だにしないぞ。

ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベーム、クレメンス・クラウス、ウィレム・メンゲルベルク、ヴァルター・ギーゼキング、アルフレッド・コルトー、ヴィルヘルム・バックハウス達はナチの共犯者で、古関裕而は太平洋戦争の共犯者だったというにも指摘にも匹敵するが、それに比べりゃ何と可愛いもんだろう。

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