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2014年10月

2014年10月31日 (金)

ハロウィン雑感

Halloween2若い頃(80年代はじめ)初めてアメリカに行ったとき、おもちゃ屋で不気味なお面(悪魔や魔女やゾンビの類)をたくさん売っていて、(その頃ホラー映画マニアだった私としては)「アメリカはホラーマニアが多いんですね!」と喜んだ?のだが、よく聞くと「ハロウィンの仮装パーティ用」だと言う。

そこで 「こんな怖くてグロテスクなお面は日本では有り得ないですよ」と言ったら、日本通のアメリカ人に「日本でも般若の面とか鬼瓦とか獅子舞とかナマハゲとかあるじゃないですか」と指摘され「なるほど」と納得。怖い顔を「魔除け」にするという発想は万国共通ということか。「でも、ハロウィンだけは日本で流行りませんね?なぜでしょう?」と二人して首をかしげたのを思い出す。

しかし、それも過去の話。今や(クリスマスやバレンタインデーと同じく)なんだか知らないけれどお祭り騒ぎする日…に認定されたようだ。今さら参加する気はさらさらないが、個人的にシンボルの「お化けカボチャ(Jack-o'-Lantern)」の造形デザインは見事だと思う。(ただし、元々はカブだったのが、19世紀にアイルランド移民がアメリカに伝えた際カボチャになったのだそうだが)

2014年10月28日 (火)

タルカスSCORE

TarkussASKS.orchで「タルカス(orch版)」SCORE(B4版/縦/98頁)いよいよ販売開始。→***

もともとサイト・オープン(今年4月)の目玉として考えていたものだったのだが、Keith Emerson & Greg Lakeの作品を管理する出版社とのコンタクトに時間がかかっていた由。しかし、このたびようやく無事に許諾がおり販売できることに。σ(^^)

電子版(PDF)楽譜なので在庫切れや絶版はないが、なにぶん権利関係の難しいアレンジもの。いつでも手に入るという保証はないので入手はお早めに。

ちなみに現在ASKSで販売中のオーケストラ・スコアは・・・
・交響曲第3番
・交響曲第4番
・交響曲第5番
・交響曲第6番〈鳥と天使たち〉
・サイバーバード協奏曲
・ピアノ協奏曲〈メモ・フローラ〉
・チェロ協奏曲〈ケンタウルス・ユニット〉
・ソプラノ・サックス協奏曲〈アルビレオ・モード〉
・左手のためのピアノ協奏曲〈ケフェウス・ノート〉
・マリンバ協奏曲〈バード・リズミクス〉
・チカプ(orch版)
・鳥たちの祝祭への前奏曲
・アメリカRemix
(トロンボーン協奏曲〈オリオン・マシーン〉…準備中

2014年10月27日 (月)

ピアノ動くか動かぬか

Room1410仕事場のマンションでサッシの交換工事をするので「窓の前の家具をどけてください」と言われ、窓際にあったピアノ(ただし電子ピアノ)を動かすことになる。

さあ、困った・・・なにしろ電子ピアノとは言え、100kgはある代物。一瞬・・・もうピアノを使うことはほとんどなくなったので処分しようか・・・という考えも頭をよぎったのだが、 押してみると意外と一人でもフローリングの床を滑らせることが可能と分かり、結局、左右交互に少しずつつるつる滑らせておよそ2mほどの移動を完了。

なるほど「捨てるなどと言わずもうちょっと置いておけ」という天の声か。(なので、罪滅ぼしに鍵盤を久し振りに少し磨いてあげることにした)

2014年10月24日 (金)

ギターが紡ぐスペインの風景

GuitarcatNHK 401スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」11月分残り1本の収録。

今回は11月16日(日)放送分で、「スペインの風景〜ギターで巡る音楽の旅」と題されたコンサートから、グラナドス「ゴイェスカス」から間奏曲、ファリャ「三角帽子」から第2部の3曲。そして、荘村清志、福田進一、鈴木大介、大萩康司という豪華ギタリスト共演で、ロドリーゴ「アンダルシア協奏曲」。演奏は大友直人指揮東京都交響楽団。(6月14日かつしかシンフォニーヒルズでのコンサートより)

ギターはスペインの風景に本当によく似合う。なぜか音楽を聴いているだけで、スペインの清々しい風がふわっと頬に当たる感じがする。不思議だ・・・(スペインには行ったこともないのに・・・φ(.. )

2014年10月23日 (木)

iPad Air 2

Ipadair2新しいiPad Air 2が届いた。…のだが、並べてしまうと古いAir 1とほとんど区別が付かない・(-_-)・ほんのちょっと薄くなり、ほんのちょっと軽くなった「気がする」という程度だ。

とは言え、徐々に完成形に近づいている感じはする。今回は特に指紋認証(Touch ID)が付いたことが買い換えの大きな理由。最初の第一世代iPad(2010)の680g/厚さ13.4ミリからすると、5年足らずでほぼ半分(437g/6.1ミリ)の軽さ薄さになったわけだが、もう少し。あと100gは軽くなって欲しい・・・

2014年10月22日 (水)

アドルフに告ぐ@上野耕平

Uenokcd若手サクソフォン奏者:上野耕平氏のデビューCD「アドルフに告ぐ」を聞く。ちょっとドキッとさせるアルバム・タイトルは手塚治虫の有名な社会派長編作品……ではなく、サクソフォンの発明者アドルフ・サックスのこと。

彼は2012年に私の「サイバーバード協奏曲」も演奏している俊英で、アルバム冒頭には「ファジーバード・ソナタ」が収められているのだが、とにかく上手い。1992年生まれと言うからまだ22歳(!!)。ということは、この曲を書いたのが1991年だから作曲当時まだ生まれていなかったわけで…あの時代のつらいことやら須川展也氏との出会いのことやらギリギリ三十代だった当時の自分のことやらに思いを馳せ、思わず遠い目になってしまった・(=_=)・。

ちなみに、ファジーバードは(初演の頃は奏者から「こんな難しい曲、人間には吹けませんよ」と泣かれ、現代音楽&クラシック音楽界からは完全無視を喰らったにもかかわらず)今では世界各国で愛奏され、おそらく私の作品の中では一番CD点数の多い曲になりつつある。音楽とは(そして人生とは)不思議なものである。
All

2014年10月21日 (火)

ロッシーニ・ルネサンス

Rossini1NHK 502スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」11月分2本の収録。

11月2日(日)放送分は、オール・ロッシーニ・プロで、カンタータ「ジャンヌ・ダルク」(MS:テレーザ・イエルヴォリーノ )、歌劇「ウィリアム・テル」から〈パ・ド・シス〉〈兵士の踊り〉、歌劇「セミラミーデ」序曲。アルベルト・ゼッダ指揮東京フィル(5月16日第847回サントリー定期より)

11月9日(日)放送分は、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」ほか。ベルトラン・ド・ビリー指揮東京フィル(6月2日第86回オペラシティ定期より)

Bthvn_2 ロッシーニは、作曲家なら誰しも「こういう音楽家人生を送りたい」と夢見る巨匠だ。かのワーグナーも「ロッシーニみたいになりたい」とオペラ作家を夢見たそうで、少なくとも「作曲家として大成功な人生」というのはロッシーニみたいな生涯のことを言うのだろう。

なにしろ幼少時から音楽の才能を表し、18歳でオペラ作曲家デビューし大ヒットオペラを書きまくり、24歳で傑作「セヴィリアの理髪師」を書き上げ、30歳でパリの劇場の音楽監督に就任、年に3・4曲もの新作オペラを書きおろす超多忙生活を送り、ヨーロッパ一の人気作曲家として超セレブな生活を手にしている。(同じ頃、ベートーヴェンは50代を迎えて安アパートでやもめ暮らし。散歩していたら浮浪者と間違われて牢屋に入れられそうになったという生活である)

ところが、人気絶頂の37歳で「ウィリアムテル」を最後にオペラ断筆宣言し、40歳であっさり音楽界を引退してしまう。あとは悠々自適の隠居生活を送り、グルメとしても名を馳せ(牛フィレ肉にトリュフを乗せる料理を「ロッシーニ風」というのは彼の名から)、50代で愛妻と死別するもすぐに若い妻と再婚し、60代ではサロンやレストランを経営、76歳と長寿にも恵まれた。羨ましいったらない人生である・φ(.. )

唯一の「欠点」は、彼の音楽が軽やかでハッピーすぎて、重くて暗い音楽好みのロマン派の時代以降は評価されなくなったという点だ(実際、どんな悲劇的内容のオペラ・セリアも、彼の音楽を付けると明るく健康的な世界になってしまうので、ベートーヴェンも「キミはオペラ・ブッファ以外書いちゃダメだよ」と忠告していたそうだ)が、最近ふたたび彼の音楽の再評価が「ロッシーニ・ルネサンス」などと呼ばれて囁かれ始めた。これでまた全面復活したら「羨ましいったらないポイント」は限度額を超えそうなので、ほどほどにして頂きたいものである・_(_^_)_。

2014年10月19日 (日)

名前の英文表記

Name

ここ40年分くらいの楽譜を整理していて改めて気になったのは、自分の名前の英文表記(の姓名順)だ。

個人的に、昔からなんとなく好みで「YOSHIMATSU,Takashi」(姓を大文字で、名を小文字で)という表記を使っているのだが、音楽業界では、レコードやCDなどからプログラムまで(今でも)ほとんどが「名・姓」の順番が定着している。気になって調べてみたら、私の作品が入っているアルバムは国内外盤問わずすべて(一枚の例外もなく)「Takashi Yoshimatsu…と「名・姓」の順番だった。(しかし「平清盛」は、Kiyomori TAIRA…とはなっていないようなのだが・φ(.. )

確かに、海外で名乗るときは「名・姓」の順でないと「どっちが名前デスか ?」と改めて聞かれてしまうことが多い(特に、どちらが姓でも名でもあり得るような名前の場合はなおさら)ので、おそらく明治時代に渡欧した先人たちが「外国に合わせて」名・姓の逆順にすることを慣習としたのは分かる気がする。

ただ、最近では国語審議会などでも「姓・名の順(Yamada Tarou)にすることが望ましい」と明言しているように、少なくとも国内発信する分は「姓・名」のスタイルが多くなりそうだ。もっとも、その場合はやはり(相手が混乱しないように)…姓=大文字、名=小文字…のような分かりやすい表記にすべきなのだろう・・・(などと書いていて気付いたのだが、クレジットカードなどはローマ字表記が全て大文字である。…こういうのはサテどうなるべきなのか?

2014年10月17日 (金)

OSX 10.10 Yosemite

YosemiteMac の新OSX 10.10 Yosemite 登場。

最初にサブのMacBook Airに入れて様子を見、特に問題がないようなのでメインのiMacにもインストールする。

ペンタブレット(Wacom)の設定プラグインが「互換性なし」になってしまったが、現状のまま使う分には不具合なし。さしあたり仕事で使っているアプリで動かなくなったものは見当たらないのでひと安心。

画面は(特にアイコンを中心に)ますます平坦化が進んで、「新しい」というより、むしろ昔々のHyperCardの時代を思い出す「懐かしい?」仕様。もうパソコンの画面の中でボタンやダイヤルなど「立体感」を表現しなくてはならない時代は終わった…というより既にそういう「古い機械」の記憶が全くない若い世代が主流になってきた…ということなのだろう。

2014年10月16日 (木)

オリオンは機械の夢を見る

Orionm_2楽譜スコアのPDF化、コンチェルト最後の大物、トロンボーン協奏曲「オリオンマシーン」(1993)に取りかかる。

これを仕上げれば、交響曲〜協奏曲は全曲クリア。

2014年10月13日 (月)

クラシック名曲メドレー

ASKS 次回配本用「名曲メドレー(コンガラガリアン狂詩曲)」のスコアとパート譜の整備をようやく終える。上がPART1、下がPART2。

この曲、元々はとあるクラシック・コンサートの企画会議で「とにかく有名な曲をプログラムに入れないと客が来ませんから!」とプロデューサー氏があんまり言うので、「じゃあ、全部入れちゃえばいいじゃないですか!」と作曲家が暴走。ベートーヴェンからホルストまで10分間に20曲をねじ込んだもの。

というわけで原曲はオーケストラ版だが、これは宝塚でのクラシック入門コンサートのために作った室内楽版(フルート、ヴァイオリン、チェロ & ピアノ)。普通のコンサートでシレッと演奏してくれたら嬉しい。

演奏DATA
ピアノ:河村泰子、フルート:中務晴之、ヴァイオリン:友永健二、チェロ:黒田育世。
2008年10月13日@宝塚ベガホール。

2014年10月10日 (金)

天使は虹の色を数えながら

Rprism天使のシリーズに続いて「虹」のシリーズの楽譜発掘。2台ピアノを核にした〈虹色プリズムⅠ〉(1983)と〈虹色プリズムⅡ〉(1984)。+ピアノ四重奏曲「アルリシャ」(1987)。いずれも手書き譜なのでSCANして修復&PDF化作業を進める 。

タイトルの「虹」は(もちろん旋法の虹=調性の復権という意味もあるが)ピンクフロイド「狂気」(1973)のジャケットの影響が大きい。同じ頃にNHK電子音楽スタジオで制作した(幻の)「マーマレード回路」(1984)と同じく、片方から「音(の素材)」を入れると、もう片方の側から虹色の音楽になって出てくる回路(プリズム)…というイメージだった(…のだが、そう説明したら「キミの発想は理工科系なのかロマンチックなのか良くわからんね」と笑われたことがある。たぶん両方なのだろう)

Floyd
この「虹色ぷりずむ」、日本語でも充分ヘンな(現在では「@色」という言い方はあちこちで見かけるが、なにぶん30年前のこと。すごく…特にクラシック&現代音楽界では場違いな)タイトルだったので、英語訳をどうするかについてかなり悩んだ記憶がある。しかし、「Rainbow colored なんとか」という言い回し?を覚えてからは「風色ベクトル」「空色テンソル」「水色スカラー」「夢色モビール」「虹色機関」などなどタイトルに付けまくることになった。〈色シリーズ〉?と言ってもいいのかも知れない。
(ちなみに「虹色」というのは、現在では「人種や性の多様性」という意味合いでも使われるらしい。虹は「7色」などと言われるが実は色の間に境界線などなく、すべての色が平等に連続し共存しているからだ。それもなかなか美しい…理系でもロマンでもない…発想だと思う)

2014年10月 9日 (木)

留守番はホラーで

Horrorrr実家で留守番することになったので、夜はビデオで「ものすご〜く怖いホラー映画」をハシゴしようと思っていたのだが・・・

・・・どうもダメである。むかしはB級C級のホラー映画(と前衛音楽)を見まくり聴きまくっていたものだが・・・最近「映画」にしろ「音楽」にしろ若い頃のようなアンテナにビンビン来る(何でも面白がれる)感じがなくなった。確かに「経験値」は年取ることで高まるかも知れないが、感覚器官(目や耳そして心)の感度の良さは若い頃に敵うはずもない。怖い映画と新しい音楽(と激辛料理)を楽しむのは…それなりに若さと体力がいるのである。
♪命短し恋せよ乙女。若さと空腹は最高のスパイスである。

2014年10月 7日 (火)

天使は忘れっぽいにしても

Fangelクレーからの天啓なのか、幾ら探しても見つからなかった「忘れっぽい天使Ⅱ」(ハーモニカとギター)および「Ⅰa」(ヴァイオリンとピアノ)の手書き楽譜を段ボール箱の底からようやく発見(発掘?)する。

この時代の作品(まだ二十代!)は今聴くとまだまだ「現代音楽っぽい」響きが残っていて、調性と無調の狭間でもがいている感じが初々しい。特に(実質的なデビュー作でもある)「Ⅰ」の方は、1978年の初演のあと82年に改訂版(CD録音したもの)を試み、さらにヴァイオリン版(Ⅰa)を作り、それをまた96年に改訂したりと、結構ジタバタしている。しかも、その楽譜にさらに鉛筆で修正の書き込みがあり、その改訂稿の多さ(諦めの悪さ)に思わず…「ブルックナーか!」とツッコミを入れつつ・・・どれをPDF化して残すか…ただ今思案中。

2014年10月 3日 (金)

パウル・クレーの忘れっぽい機械

Twitterm

むかしハーモニカのために書いた「忘れっぽい天使」(1978)は、もちろんパウル・クレーの影響(タイトル)からだが、「デジタルバード組曲」(1982)もそうですか?(…と、ベルンの「パウル・クレー美術館」から問い合わせがあったそうだ)と聞かれて 、一瞬「ん?」と考えてしまった。

確かに〈デジタルバード〉そのものはクレーではないものの、3曲目の「さえずり機械(Twitter Machine)」はクレーの絵のタイトルから付けたもの。フルート・カルテットのために書いた「さえずり鳥ブログ」(2007)もそうだが相当あちこち影響を受けている。 (上が本物。下は私が若い頃に真似して描いたニセモノ・(_ _ )/)。

そう言われてよく考えてみれば、私の室内楽版鳥のシリーズ(通称「小鳥のシリーズ」)は、〈ランダムバード変奏曲〉にしろ〈パラレルバードエチュード〉 にしろ〈鳥ぷりずむ〉にしろパウル・クレーが相当入っているのだが、改めて「クレーの影響」と言うまでもないところまで身に染みついてしまっている。

こういう「魂の師匠(先輩)」は本当にたくさん居る。名前を挙げ始めたら両手両足の指全部使っても全然足りないし、彼らに影響を受けたパーツを全部取り除いた「純粋に私だけのモノ」が果たしてどのくらいあるか心許ないくらいだ。当然ながら彼らなしに私の音楽はない。改めて感謝。感謝である。

2014年10月 1日 (水)

スコアPDF化@秋

FugakuaスコアのPDF化作業@今回は・・・

・FUGAKU…尺八,二十絃箏とオーケストラのための
・クラシック名曲メドレー(コンガラガリアン狂詩曲)
・オニオンバレエ組曲(アコーデオン独奏のための)
…の3作品。

いずれもちょっと珍しい作品で、FUGAKUは2001年に毎日新聞の「富士山再生コンサート」のために書かれた邦楽器とオーケストラのための交響詩。尺八:三橋貴風、二十絃箏:吉村七重、藤岡幸夫指揮日本フィルの演奏により富士山の映像(昼〜夕方〜夜〜夜明け)と共に初披露されたが、その後のイギリスでの録音はスケジュールが合わず流れてしまい、以後再演はされておらず未録音。

名曲メドレー(コンガラガリアン狂詩曲)は、2007年子供たち向けクラシック・コンサートの「クラシックの名曲20曲を10分で聴く!」という妙な企画のために編曲したモノ(ヘンテコな副題はそのせい)。原曲はオーケストラで、以後何回か再演もされているが、今回は室内楽(fl, vn, vc,pf)版。宝塚でのコンサートで披露した時の音がこちら(Part1/Part2)で聴ける。

最後の〈オニオンバレエ組曲〉は、2008年にアコーデオンの御喜美江さんのリサイタルのために書かれたもの。全部で7曲。〈鳥〉でも〈星〉でもない「野菜」シリーズ?始動(玉ねぎ(オニオン)だけに)…とも思ったが、これ一曲で挫折。これも未録音。
もうひとつ〈タルカス〉orchetra版もPDF整備したのだが、こちらはまだ出版の認可が下りていないそうでペンディング(保留)中。気長にお待ち下さい。_(_^_)_

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