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2014年10月 3日 (金)

パウル・クレーの忘れっぽい機械

Twitterm

むかしハーモニカのために書いた「忘れっぽい天使」(1978)は、もちろんパウル・クレーの影響(タイトル)からだが、「デジタルバード組曲」(1982)もそうですか?(…と、ベルンの「パウル・クレー美術館」から問い合わせがあったそうだ)と聞かれて 、一瞬「ん?」と考えてしまった。

確かに〈デジタルバード〉そのものはクレーではないものの、3曲目の「さえずり機械(Twitter Machine)」はクレーの絵のタイトルから付けたもの。フルート・カルテットのために書いた「さえずり鳥ブログ」(2007)もそうだが相当あちこち影響を受けている。 (上が本物。下は私が若い頃に真似して描いたニセモノ・(_ _ )/)。

そう言われてよく考えてみれば、私の室内楽版鳥のシリーズ(通称「小鳥のシリーズ」)は、〈ランダムバード変奏曲〉にしろ〈パラレルバードエチュード〉 にしろ〈鳥ぷりずむ〉にしろパウル・クレーが相当入っているのだが、改めて「クレーの影響」と言うまでもないところまで身に染みついてしまっている。

こういう「魂の師匠(先輩)」は本当にたくさん居る。名前を挙げ始めたら両手両足の指全部使っても全然足りないし、彼らに影響を受けたパーツを全部取り除いた「純粋に私だけのモノ」が果たしてどのくらいあるか心許ないくらいだ。当然ながら彼らなしに私の音楽はない。改めて感謝。感謝である。

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#日記&雑感」カテゴリの記事

コメント

>上が本物。下は私が若い頃に真似して描いたニセモノ・(_ _ )/

「この星はお辞儀をさせる」

1滴の海水を25倍に拡大して撮影した写真が、パウル・クレーの絵にそっくりです。

buzzap.jp/news/20140503-seawater-macro/

裏地見る幌櫃様

これには吃驚し、心底感動しました。
素晴らしい発見ができました。

ありがとうございます。

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