手書きスコアの時代
楽譜棚を整理していて松村禎三師の「管絃楽のための前奏曲」(1968)のスコア(手書きのコピー)を久し振りに見つけ、京都で見た東寺の「曼荼羅」を思い出していた。

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楽譜棚を整理していて松村禎三師の「管絃楽のための前奏曲」(1968)のスコア(手書きのコピー)を久し振りに見つけ、京都で見た東寺の「曼荼羅」を思い出していた。
以前このブログでも「円形のキイボードがあったら」と書いたことがあるが、・・・あるのだそうだ。
続いてトロンボーン協奏曲〈オリオンマシーン〉ピアノ伴奏版のPDF整備。
ピアノパートは、2013年の藤原功次郎氏のリサイタルのために作曲家の坂東祐大氏が作成されたもので、ゴチャゴチャ書き込んだスコアをほどよく整理して頂いた。(大河ドラマ・テーマ曲のピアノ編曲版でもそうだったのだが、力一杯スコアを書き込みすぎて自分ではとてもピアノで弾けなかったりするのである・(v_v)・
元々この曲は、拍子があったりなかったり・半分図形楽譜みたいだったり・完全アドリブだったり…とFinale入力泣かせの代物・(T_T)・。でも、自分が書いたのだから仕方がない。色々四苦八苦しながら整理中。
本家オケ版は、来年の1月に新日本フィル定期(ソロ:箱山芳樹氏)で演奏される予定。
NHK504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」12月分1本の収録。
ASKSで大河ドラマ「平清盛」で書いたスコアも扱えることになったそうなので、組曲「平清盛:(Suite "KIYOMORI" )」として整備を始める。(ちなみにテーマ曲のスコアおよびピアノ編曲譜などは既に〈プリント楽譜〉などから配信されている)
叔父に誘われて日生劇場のオペラ「アイナダマール(涙の泉)」を観に行く。
Fuzzy Bird Sonataの手書き原稿(1991)を、仕事場の段ボールの底から偶然発見する。
京都二日目。ぶらぶら散歩しながら御所に寄ったところ、偶然「一般公開」の最終日ということで中に入れることに。
東寺の両界曼荼羅図(左:金剛界曼荼羅、右:胎蔵界曼荼羅)が10日間だけ特別公開されるというので、京都まで見に行く。
楽譜のようでもあり回路図のようでもあり原子の配列のようでもあり数式のようでもあり、見ていると頭の中で不思議な音楽が鳴り始める。
そもそもの出会いは高校の時に聴いた黛敏郎「曼荼羅交響曲」なので、お堂に入った途端♪ コワーンとその響きがし、しばらくすると師匠の松村禎三「管弦楽のための前奏曲」の旋律が聞こえ始め、やがて絵図の中に仕込まれた「9」とか「5」とか「3」とか様々な数字が入り乱れるミニマルの世界や、雑多な音(雅楽の楽器や声のざわめきや鳥たちの歌)が交響する対位法の世界が広がってゆく。
画像としてはもちろん今まで何度も見ているのだが、こうして実物(縦横およそ4m) を目の前にしてみると全体像の巨大さと細部の緻密さが圧倒的だ。壮大な交響曲を聴いているような充実した感覚とコピーの増殖を見ているような空虚な感覚(これが「色」と「空」か)が同時に襲ってくる。結局、小1時間ほど吸い寄せられるように見入ってしまった。
余談だが、「東寺(とおじ)」という発音は東京者には難しい。標準語風の「とーじ(高低低)」だと「当時」、平たく(低低低) 発音すると「湯治」になってしまうが、 京都では「とオじ(低高低)」と「オ」を高く発音するのだそうだ。しかし、そうと分かっていてもTAXIに乗って「とオじ…まで」と言うのは…なぜか物凄くこそばゆい感じがしてダメである。「冬至」で許して欲しい。
今月配本予定の楽譜6点のPDF化整備中。
iCloudDrive(+iOS8.1)にしてから、Pagesで書いた文章の同期(Mac→iPad)がやたらと遅くなった。おまけにiPad Air(2)で日本語入力していると時々止まる。ネットで調べたら「プチ・フリーズ」というのだそうで、困っているユーザーは少なくないものの、さほど大騒ぎにはなっていない処を見ると、誰にでも起きる現象ではないらしい。そのうちOSがアップデートされれば不具合も消えるのだろう。
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