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2014年12月30日 (火)

では、よいお年を

Allemenschen

2014年12月28日 (日)

執筆支援ソフト

Scrivener以前から気になっていた執筆支援ソフト(Scrivener@¥4,500)というのをAppleStoreで購入。

基本言語は独仏英語なのだが、もちろん日本語入力は普通に可能。ウィンドウなどでの英語表記をできる限り日本語化した版(@)もあるとのことで早速使ってみる。

今使っているWordやPagesのようなソフトでも、数ページの短かい文を書くだけなら別に過不足ないが、確かに何章もあり数百ページにおよぶ論文や小説のようなものを執筆するとなると、あちこちに不便なところが出て来る。
そこで、そういった「本を一冊」書くような用途に合わせ、全体の構成を常に把握しながら執筆できる「利便性」を図ったのがこのソフト。まだ、ちょっと使っただけで全貌は把握できていないのだが、あちこちに色々便利な仕掛けが施されていて、なるほどと感心する。

Scr冒頭から物語(論文)の進行順に順序よく原稿のマス目を埋めてゆく…というタイプの執筆者には全く必要ない代物だが、時系列に関係なく興が乗った部分を先に書いてみたり・章の順番を入れ替えたり・最後まで書いたのに途中をすげ替えたり・資料や草稿や脚注が入り乱れて常に机の上(フォルダの中)がゴチャゴチャ…というタイプの執筆者には「極めて有能な編集助手」になりそうだ 。

これがあれば、謎が謎を呼び・伏線が張られまくり・現在と過去が入り乱れ・どんでん返し連続・みたいな複雑な小説も書けそう(?) ……な気がしてくるような気がしないでもない。

2014年12月25日 (木)

Xmasの夜の生き霊とばし

Heartネットには時々、劣等感と嫉妬で生き霊になっているような人がいる。普通の生活をしている普通の人なのだろうが、現実世界では口に出せない不満や憎悪だけが匿名という別人格になってネットに浮遊してしまうものらしい。(その数が余りにも多いと、国同士のいざこざを生んだりもする)

私などは人間が出来ていないので思わず顔をしかめてしまう(というより、自分の中にもそういう人格がいるのを否定できない)けれど、悟った人は「XXX(放送禁止用語)だから無視しなさい」とこともなげに言う。でも、誰だったか「抱きしめてあげたい!」と言ったのが(まるでドストエフスキーの大審問官のシーンを彷彿とさせて)心に残っている。

なるほど、もしかしたらこれからのネット(というよりコンピュータあるいは人工知能)は、人の心を抱きしめてくれる機能こそが必要なのかも知れない。もちろん、そんなものがあったら私も真っ先に欲しい・^_^・

2014年12月23日 (火)

21世紀よ何処へ行く

Davとある新聞に新年のエッセイを頼まれ、人間と音楽の歴史について思うところをざっくばらんに書くことになった。その中で「21世紀の現状については、今のところがっかり感が拭えないのですが…」と口を滑らせたところ、編集氏から、「ちなみに、どんなところががっかりだと思われますか?」と聞かれ、改めてちょっと考えた。

もし50年前の「私」(お茶の水博士のような科学者に憧れていた10歳の少年)がタイムマシンで「今」の世界を見たとしたら・・・・・想像していた「夢の21世紀(人間の叡智と科学の進歩が築く平和な時代)」との落差に驚きがっかりするのは以下の点(回答のまま)だろうか・・・

まだ世界に国境があること。まだ民族や宗教や主義で諍い(戦争の種)があること。まだ貧困があること。まだ不治の病があること。まだ(いわゆるアトムのような人工知能を持った) ロボットが実用化されていないこと。まだエネルギー問題というものが存在すること。まだ自動車が地面を走り交通事故の死者がなくなっていないこと。まだ宇宙旅行・宇宙開発が(一般人が享受出来るレベルで)実用化されていないこと。まだ一般人や子供が巻き込まれる非道な犯罪がなくなっていないこと。まだ人の心に憎しみや蔑みや差別意識の種が消えていないこと。にもかかわらずそれらを食い止める「叡智」が有効に機能していないこと。

逆に、想像以上に進化していて驚喜しそうなのがパソコン&ネット環境と一部のテクノロジー。想像と違って嬉しいのは、21世紀にはとっくに無くなっていると思っていた「オーケストラ」がまだちゃんと立派に存在していること。そして個人的に最も吃驚なのが、自分が作曲家をやっていること・(; ̄O ̄)

2014年12月20日 (土)

記憶は枯れ野を

Har叔父の一周忌。

朝起きるとパソコンを開いてこのブログを見るのが日課だったという叔父は、叔母と共に読者第1号のひとり。もちろん私の作品(音楽の方)も、最初期の頃から聴きに来てくれていた「聴衆」第1号でもある。

とは言え、私としては、もともと作品にしてもブログにしてもある意味で(叔父のような)特定の数人に宛てた「私信」として書いて来たわけで、音楽ホールやネットで公開するという構造上、見ず知らずの人の目(耳)にも止まるものの、ホールに何千人居ようがブログを何万人が読もうが(すみません、大風呂敷広げすぎました・_(_^_)_・)、私が何かを伝えたい相手はいつだってほんの数名(+遠い魂の弟子たち)であり、叔父はそんな数少ない貴重な「聴き手」のひとりだったわけである。

叔父は、(父と同じく)通信関係の技術者であり、音楽の話をした記憶はほとんどない。いつも叔母と一緒にニコニコと私のコンサートに現れる。それだけなのだが、私が音楽に関して深い恩義を感じる数少ない大事な人のひとりである。

2014年12月18日 (木)

高校時代

1969

午後、母校(慶應義塾高校)の校誌の取材を受ける。

当然「当時(高校時代)の写真を見せて下さい」という話になったのだが、これが、どこを捜しても一枚もない。何しろ14歳(中学3年)の冬に作曲を志してから何とかデビューする20代後半までの十数年間 (「深海魚時代」と呼んでいる)は、人目を避けて生息するどん底の「暗い青春」時代。写真に映ることを(吸血鬼のように)避けていた節があり、その間の写真はほぼゼロなのだ。

もちろん、学校で撮った修学旅行とか入学式などの集合写真には写っているはずだが、卒業アルバムすら貰わなかったので手元には一枚もない。実家の押入れをひっくり返しても、見つかったのは高校2年頃の旅先での一枚(しかも偶然写り込んだだけのスナップ写真)だけ・orz

後年、指揮の藤岡幸夫氏(彼も同校出身)と会った時も、「そう言えば慶応に行ってた証拠がそもそもないね~」と言ったら唖然。それどころか十代二十代まるまる記憶も証拠写真もないという惨状なので「誰か殺して記憶喪失になってたりしてね」と怖い話も出たほど。どちらにしても、笑顔でVサイン出して写真に写るような、そんな明るい青春時代では微塵もなかったわけなのだ。

2014年12月16日 (火)

冬の日のシューマン

Ame 師走の寒い雨の中、NHK504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」1月分2本の収録。

1月11日(日)放送分は、ショスタコーヴィチ:祝典序曲、ハチャトリアン「仮面舞踏会」よりワルツ、カバレフスキー組曲「道化師」、シチェドリン「チャストゥーシカ」、ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」ほか。外山雄三指揮東京フィル(2014年6月29日第60回午後のコンサートより)

1月18日(日)放送分は、シューマン:交響曲第2番。大植英次指揮東京フィル(2014年7月17日第87回オペラシティ定期より)ほか。

シューマンの第2番は、実を言うと今までちゃんと聴いたことのなかった曲だったのだが(仕事場の楽譜棚にも、1番3番4番のスコアはあるが、この第2番だけ無かった)、第2楽章のスケルツォ、第3楽章のアダージョと、なかなか絶品。バーンスタインがこよなく愛したこの曲を、その愛弟子である大植英次氏の指揮で聴く、という一夜。まだまだ知られざる名曲がある…という心地よい衝撃をもらうことになった。

そして、もう一夜はロシア・ソヴィエト作品集。知られざる名曲と言えば、ソヴィエト連邦当時から西側に知られていた上記の作曲家以外にも膨大な数の〈社会主義リアリズム〉による名曲は生まれていたはず。しかし、ソ連崩壊でゴミ箱に行ったのか燃やされたのか…それらの曲のその後の運命のことを思うと胸が痛む。「名曲は名曲として生まれるのではない。名曲に「成る」のだ」とは、何時だったかどこかで口走った妄言だが、不運なタイミングで生まれたことで名曲になれず歴史の彼方に消えていった作品は数知れない。彼らの復活と冥福を祈って、合掌。

2014年12月13日 (土)

田部京子リサイタル

Tabe2014_2

浜離宮朝日ホールでの田部京子ピアノ・リサイタルを聴きに行く。

シューベルト〜シューマンとロマン派の作曲家に焦点を絞った彼女のリサイタルシリーズ、現在はB&B(ベートーヴェン&ブラームス)ワークスということで、今回はベートヴェンのソナタ3つ(14番「月光」、26番「告別」、30番)とブラームスの6つの小品op.118。

シューベルト・シューマンはともかく、この2人(B&B)はさすがにごつい男のピアニスト向けだろうと失礼ながら思っていたのだが、30番のソナタのあまりの絶品さと美しさを聴いて考えを改めることにした。男の作曲家の晩年の作品(特に哀愁のむこうに虚無感と欠落感が滲むタイプの音楽)は男にしか分からないもの…と長らく勝手に思ってきたが、それをとことん敬愛と慈悲の目で見つめ、美しく優しく包み込む。これは、考えてみれば女性にしか出来ないことなのかも知れない…と怖ろしいことにも気付かされた。まだまだ音楽は奥が深い。

ちなみに、今回アンコールに演奏されたシベリウス「樅の木」と私の「真夜中のノエル」の後で、(死んだ作曲家だけでなく「まだ生きている作曲家」にも敬意を示す意味からか) 客席にいた私を舞台上から紹介されたのには驚いた。拍手を受けて思わずその場で立ち上がって一礼はしたものの、お客さんは「誰?ブラームス?」と思われたのでは?・・・(^_^;

2014年12月10日 (水)

師走の指環 

Ring師走に必ず聴く恒例のワーグナー「ニーベルングの指環」、今年もショルティ盤でまず一周(指環なので…)。

LP盤14枚組の頃は(AB面があるので)20〜30分おきに裏返す必要があったが、今はiTunesに全曲入れてあるので、全4作:14時間半まるまるBGMとして連続再生が可能。(その気になればワーグナーの楽劇全曲の連続再生も・・・(v_v)・・・♪

ちなみに、うっかり〈リピート再生〉をONにしておいたので、《神々の黄昏》が終わった途端ふたたび《ラインの黄金》の冒頭が始まりそうになり、これはさすがに寸止めに。

しかし、作曲するのに二十余年、上演するだけで4晩かかる畢生の大作が、未来でこういう聴かれ方をされていることを当のワーグナー先生が知ったらどう言うだろう? 「けしからん!」か「面白い!」か? 恐山で降霊して聞いてみたい・・・

2014年12月 5日 (金)

何処ともなく

Shane_3夜、都内某所で「天にひびき」打ち上げ会。

この作品、最後は「主人公(ひびき)が何処ともなく姿を消す」という終わり方をすることは最初から聞いていたのだが、最後の曲がマーラーの「大地の歌」なのは、やまむら氏とお酒を飲んでいる中で出たアイデア(最初の構想ではショスタコーヴィチだったらしい…)。

Hoshi このような…「最後に主人公が何処ともなく姿を消す」…という話は、物語としては好きなのだが、現実問題として「当人」自らは消えないわけで、いろいろな現実的ジタバタがそれからも続くのだろうナ…と野暮なことをいつも想像してしまう。(還暦を過ぎたひびきとか、80歳になったシェーン↑とか星飛雄馬→とか…(v_v)…

シベリウス師匠のように「60歳で最後の交響曲(第7番)を書いた後は作曲のペンを取らず隠居生活」という生き方は理想の晩年とも思えるが、当の師匠もまさかそれから30年以上(享年91)長生きするとは全く想定していなかったに違いない。(私も、まさか作曲家をやっていて40の坂を越えられるとは全く想定していなかった)良くも悪くも人生はままならない。

人間もパソコンのように…最低限のデータだけネット(Cloud)上に残して本体はいつでもShut Down(システム終了)できる…そんな存在だったらどんなによかっただろう。

2014年12月 2日 (火)

天にひびき@最終巻

Hibiki10丸5年間コラムを担当していた(女性指揮者が主人公のコミックス)「天にひびき」(やまむらはじめ)の単行本最終第10巻が届く。

コミックスの後ろに小さい字でこちゃこちゃと書いていた文章なので、果たして読む人がいたのかどうか心許ないが、一回原稿用紙5枚ほどのものが5年間58回で計300枚弱。およそ本一冊分ということになる。
2009年に書いた「指揮者のお仕事@誕生編」が最初の回で、その後は各巻6章仕立てで…オーケストラ・指揮者・クラシックの豆知識・常識・裏話〜コンサートの舞台裏〜弦楽器の話〜音楽の才能の話〜クラシックの生き残り戦術〜音楽とは何か?…と書いて来て、最終回(第58回)が「音楽は永遠に」。語り始めるとキリが無い広大な世界だが、そこそこは全体を俯瞰できたような気がする。(文章そのものはコミックスの単行本で読むことが出来ます)。

Trp それにしても…クラシック音楽を題材にしたコミックスを「ギャグでなく」描く…というのは大変だとしみじみ思う。(マンガチックでなく)リアルにオーケストラの楽器を描く場合、演奏している曲のパートの数とか楽器の種類、果ては運指(指の形)やボウイングのポーズの描写!まで必要になるわけで、やまむら氏もコンサートに通ったりヴァイオリンのレッスンを受けたりDVDやYouTubeの映像で確認したり相当な研究をされたそうだ(実際、この最終巻でマーラーの「大地の歌」を演奏するシーン→があり、「第一楽章冒頭のトランペットは弱音器を付けていますか?」と聞かれ、スコアを改めて確認したほど)。なかなかに怖ろしい世界である。

2014年12月 1日 (月)

ASKS12月配本

AskslogoASKS@12月配本分のスコア・・・今回は以下の4点になる予定。

・組曲「平清盛」…orchestra
・トロンボーン協奏曲〈オリオンマシン〉ピアノ伴奏版
・サジタリウス牧歌…bassoon & harp(手書き譜
・水幻譜…尺八&十三絃箏(手書き譜

Cd_kiyomori1
スコアには基本的に英文表記も添えるのだが、清盛の「屹立」とか「情歌」とか「勇み歌」というひねたタイトル(自分で付けたのだが)の英訳に悶え苦しむ・(◎-◎;)。
大河ドラマ…も、日本語のまま「Taiga Drama」だと「虎のドラマ(Tiger Drama)に聞こえるそうで・(○_○)・ Period Drama, Historical Drama Seriesなどなど色々な英訳があるらしい。(サントラ盤を調べてみても、肝心の処は日本語Onlyだった)サテ困った。

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