師走の指環
師走に必ず聴く恒例のワーグナー「ニーベルングの指環」、今年もショルティ盤でまず一周(指環なので…)。
LP盤14枚組の頃は(AB面があるので)20〜30分おきに裏返す必要があったが、今はiTunesに全曲入れてあるので、全4作:14時間半まるまるBGMとして連続再生が可能。(その気になればワーグナーの楽劇全曲の連続再生も・・・(v_v)・・・♪
ちなみに、うっかり〈リピート再生〉をONにしておいたので、《神々の黄昏》が終わった途端ふたたび《ラインの黄金》の冒頭が始まりそうになり、これはさすがに寸止めに。
しかし、作曲するのに二十余年、上演するだけで4晩かかる畢生の大作が、未来でこういう聴かれ方をされていることを当のワーグナー先生が知ったらどう言うだろう? 「けしからん!」か「面白い!」か? 恐山で降霊して聞いてみたい・・・
« 何処ともなく | トップページ | 田部京子リサイタル »
録音を繰り返し聴くという行為は、ワーグナーに心酔しバイロイトに「ニーベルングの指環」初演を観に行ったこともあるニーチェが唱えた、「永劫回帰」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%8A%AB%E5%9B%9E%E5%B8%B0
の疑似体験だと思っています。
それがiTunesなどで、どんな大曲でも気軽にできる時代になったということかもしれませんね。
投稿: 虹色LED | 2014年12月13日 (土) 15:17