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2014年12月 2日 (火)

天にひびき@最終巻

Hibiki10丸5年間コラムを担当していた(女性指揮者が主人公のコミックス)「天にひびき」(やまむらはじめ)の単行本最終第10巻が届く。

コミックスの後ろに小さい字でこちゃこちゃと書いていた文章なので、果たして読む人がいたのかどうか心許ないが、一回原稿用紙5枚ほどのものが5年間58回で計300枚弱。およそ本一冊分ということになる。
2009年に書いた「指揮者のお仕事@誕生編」が最初の回で、その後は各巻6章仕立てで…オーケストラ・指揮者・クラシックの豆知識・常識・裏話〜コンサートの舞台裏〜弦楽器の話〜音楽の才能の話〜クラシックの生き残り戦術〜音楽とは何か?…と書いて来て、最終回(第58回)が「音楽は永遠に」。語り始めるとキリが無い広大な世界だが、そこそこは全体を俯瞰できたような気がする。(文章そのものはコミックスの単行本で読むことが出来ます)。

Trp それにしても…クラシック音楽を題材にしたコミックスを「ギャグでなく」描く…というのは大変だとしみじみ思う。(マンガチックでなく)リアルにオーケストラの楽器を描く場合、演奏している曲のパートの数とか楽器の種類、果ては運指(指の形)やボウイングのポーズの描写!まで必要になるわけで、やまむら氏もコンサートに通ったりヴァイオリンのレッスンを受けたりDVDやYouTubeの映像で確認したり相当な研究をされたそうだ(実際、この最終巻でマーラーの「大地の歌」を演奏するシーン→があり、「第一楽章冒頭のトランペットは弱音器を付けていますか?」と聞かれ、スコアを改めて確認したほど)。なかなかに怖ろしい世界である。

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コメント

悲來乎 悲來乎
主人有酒且莫斟
聽我一曲悲來吟
悲來不吟還不笑
天下無人知我心
君有數斗酒
我有三尺琴
琴鳴酒樂兩相得
一杯不啻千鈞金

下馬飲君酒
問君何所之
君言不得意
歸臥南山陲
但去莫復問
候雲無盡時

天にひびき、買わせていただきました。
コラムがオーケストラ入門みたいな雰囲気だったことから、
周りの友人へのクラシック趣味の布教にと思って買っておりました。

後半の巻になるにつれコラムも「人間の聴覚の根源」などの話になりましたが、
自分の周囲は理系が多いためか「こっちの方が個人的に面白い」との反応を頂いています。

やまむら先生も本当にオーケストラ界の事を勉強&取材しているようで、
参考文献の量(楽器の演奏技法の本まで!)も含めその熱意を感じました。
コラム担当の吉松先生も含め、面白い本に出会えた事に感謝しております。

私も理系派なので、どちらかというとそちらの話題にとても興味があります。

トランペットでは、弱音器の材質の歴史的変遷について詳細に書かれた文献などまずお目にかかったことがありませんが、日頃から深く知りたくて堪りません。

また、マーラーが想定していたトランペットは、現在、ウィーンPOや、ベルリンPOをはじめドイツのオケが多く使用するロータリー式だったのかどうか、彼の交響曲で頻繁なミュート指定があるということは、両手で楽器を保持しなければならないロータリー式では煩わしい弱音器の着脱操作を思うと、じつはピストン式を想定していたのではないか(マーラー時代のウィーンPOは ベッソン社製トランペットを使用していたという資料もあります)。そうなると、マーラーをロータリー式で吹くのを有難がる風潮にも疑問符が付きます(ポリフォニーかホモフォニーか、どちらをを重視するかにもつながる)。

やまむらはじめ氏による「天にひびき」最終巻、まだ未読ですから、先生の名コラムと共に、これまで同様、読むのが楽しみです。

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