迷人老い易く楽成り難し
イギリスの音楽祭用に頼まれている小さな小さなピアノ曲と、舘野泉さんが出演するコンサートのための語り付きの作品のスケッチをぼそぼそとすすめる。
昨年一年間は頭の中をリセットするためほとんどピアノに触れることすらしなかったので、音符で遊ぶのはひさしぶり。弓道を究めた挙げ句、逆に弓に触れることすらなくなり、果ては弓の射方どころかその存在さえ忘れてしまう境地に達する…というのは中島敦の「名人伝」だが、作曲道も究めるとそのうちピアノも五線譜も「これは何だっけ?」と忘れてしまう境地になるのだろうか?(それは単なる老人ボケ・(=_=)・
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